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伸学会では、問題の解き方だけではなく、正しい勉強のやり方も教えています。
むしろそちらの方こそこだわってやっている部分かもしれません。
正しいやり方で復習して、教えた内容をきっちり定着させてくれなければ、どんなに良いことを教えても意味がないからです。
これらはそのやり方を身につけるためのサポートツール。
左は復習NAVIと言います。
家に帰ったらまずはこれに従ってその日にあった授業を振り返るように指導しています。
右は裏面にセットで印刷している演習NAVIです。
宿題となっている問題の演習をするときにはその手順に則って行うことになっています。
盲目的にこれに従ってくれれば十分結果は出るのですが、なぜそれで結果が出るのかをわかっておいてくれないと、自分でアレンジができません。
卒業後も自分で良い勉強を続けていってもらうために、私達はこのやり方で成績が上がる仕組みについてもタイミングを見て教えています。
先日ホームルームの時間にも、伸学会の宿題の手順が記憶に残りやすい仕組みについて話をしました。
これらの手順の特長として、インプットとアウトプットが交互にくるように作業が配置されていることがあります。
授業を受ける(インプット)
↓
思い出しながらノートをまとめる(アウトプット)
↓
忘れていたところを覚えなおす(インプット)
↓
問題を解く(アウトプット)
↓
見直しをしてわかっていなかった解き方を覚えなおす(インプット)
↓
間違えた問題を解き直す(アウトプット)
↓
以下繰り返し
という流れです。これが学習効率をあげるための公式です。
人の記憶のメカニズムとして、頻繁に使う記憶は大切なものだから長期保存しようとする性質があります。
だからアウトプットを交えながら、よく使う大切な知識なんだと脳に認識させつつインプットを行っていくのが効率の良い学習なのです。
もしノートをまとめるときに、何も見ずに思い出しながらではなく何かを見ながら書き写しているようだと、それはアウトプットではなくインプットになってしまいます。
するとインプットが連続することになり、途端に学習効率がガタ落ちします。
ノートはやたら綺麗にまとまっているのにまるで頭に残っていないという子はそういうパターンが多いです。
また、できるようになったと自信を持てるまでは問題に手を出さず、参考書を読んだりしてインプットの勉強を続けようとする子がよくいますが、やはり大変学習効率が悪いです。
間違えるのを恐れ、初めから一発で正解しようとすると時間を無駄にすることになってしまうのです。
間違えてもいいから問題を解いてみるというのは大事なことなのです。
このことがちゃんとわかっていれば、例えば卒業して中学生になって、英単語を覚えようとするときにも応用できます。
長時間ジーっと見ていたり、あるいは闇雲に書いたりしてインプットの練習を続けるよりも、自分で小テストを交えながらできなかったものを簡単に覚えなおすといった形でインプットとアウトプットを交互に行った方が短時間で記憶に残せるとわかるのです。
同じような時間で同じような勉強をしていても、学習効率には大きな差が出ます。
その違いをもたらす違い、原理原則を知ることはとても大切なことです。
効率よく学習するためにはインプットとアウトプットを交互に!
覚えておいてくださいね。
文責:伸学会代表 菊池洋匡
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