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- 今を生きる。そして、未来へ。~東京都市大付属中学校・高等学校~(2016年05月18日)
鷗友学園の説明会に行ってきました。
小田急線経堂駅から徒歩8分、東急世田谷線宮の坂駅から徒歩4分の閑静な住宅街の中にある女子校です。
1学年220名程で、中規模な学校です。
学校からのおすすめポイント1:「学ぶための環境づくり」
校長先生が特に強調されていたのが、学ぶ土台である「環境づくり」という点でした。
女子ならではのグループ行動がやがてグループ同士のいがみあいになって、陰口を叩く、、、。
そんな雰囲気にならないように「隣の子と一緒にどんどん輪を広げて、クラス全体が親近感で包まれる」環境を目指して、3日に1回席替えを行うなど特に配慮しているそうです。
説明会場に向かう途中、すれちがう生徒のみなさんから品よく「おはようございます」と挨拶されました。この辺りはさすがだなあととても感心しました。校門前も校舎の中も掃除が行き届いていて、非常にすがすがしい様子でした。
学校からのおすすめポイント2:園芸授業
鷗友学園では中1と高1で園芸の授業があります。校舎裏の畑で土をいじって農作業をして、虫が現れてはキャー、なにはともあれキャーキャー盛り上がりながら楽しく授業が行われていました。自然とふれあう体験の少ない都会暮らしの子に、命の尊さを学んでほしいという意図があるそうです。
学校からのおすすめポイント3:図書室
女子校ということもあってやはり図書室が充実していました!
1階が自習室とPC部屋、2階が図書室となっていて、蔵書は驚きの50000冊!市や区の図書館と変わらない規模ですね。
鷗友学園の園芸はYahoo!ニュースでも取り上げられていたのでご覧になった方も多いかと思います。
実際に見て写真を撮ってこられたのは良かったです。
今回の説明会は塾対象で入試問題に関する解説メインでしたので、部活紹介などはなかったのですが、随時ご紹介していきたいと思います。
文責:目黒校 高橋史人
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昨年の更新はこちら↓
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鷗友学園は2016年から入試日程を3回→2回に変更しました。
鷗友の併願校は、桜蔭、女子学院、雙葉、フェリス、豊島岡、SFC、渋々、浦和明の星等、最難関校になります。
そんな中で、2月1日の募集定員を160人→180人とし、第一志望の受験生のチャンスを広げました。
また、従来2月1日、2日、4日と連続日程になっていたところを、2月1日と3日だけにすることで、受験生が力を発揮しやすいようにとの配慮、さらには「記述問題できめ細やかな採点をし、部分点もつけることで、受験生の力を多角的にはかりたい」との学校側の思いがあったそうです。
(結果として、これは受験生の他の中学校との併願パターンにも大きな影響を与え、各学校の合格の難易度にも変化を与える大きなできごととなりました。
特に洗足学園や吉祥女子などは受験生が多く流れ、入試の結果偏差値が上がる(合格するのが難しくなる)こととなりました。)
また、全日程で今年からインターネット出願ができるようになり、よく考えて決断した上で受験することができるようになりました。
この結果、昨年のサンデーショックの揺り戻しの影響はあって受験者数は昨年よりも減ったものの、2月1日の合格者の手続き率も高く、「第一志望の受験生に来てもらいたいという意図が伝わった」と学校側は評価していました。
学校の指導の特徴としては、英語の授業が「日本語なし英語のみ」という点があげられます。
最初は当然戸惑いもありますが、オールイングリッシュで学ぶことで、英語的な発想や思考方法が段々身に付いていき、言語感覚を養うことができます。
また、各教科オリジナルテキストを使用しているのも大きな特徴です。
先生方で大学入試の問題を研究され、最適化された教材を使用することで、生徒には効率の良い授業を提供しています。
文化祭・体育祭などのイベントを、ほとんど生徒の企画・運営で行っているのも特徴ですね。
入試問題についてですが、特に鍵となる国語に関して書いておきます。
国語は素材文の文字数が大体8000文字になるよう計算して出題しています。
解答は文字数の指定がない問題であっても、一行25~30文字程度として書くとよいとのことです。
「客観的、論理的な力を上げましょう」と国語担当の先生はおっしゃっていました。
そしてその力を測るための採点ポイントとして、
●まとまった文章を読み、情報の整理をしたり、相手のメッセージを読み取ったりする力
●理解したものを再構成し、自分で表現する力
の2つを特に重視しているようです。
この2つの指針に基づき、明確な採点基準が設けられています。
塾対象説明会では、こちらの学校が公表している解答にあるような模範解答だけでなく、部分点の基準となる採点基準が配られ、それに基づいて出題意図を説明してもらいました。
保護者対象説明会でも配られるかもしれませんが、もしもらえないようでしたらお通いの塾の先生に塾対象説明会に足を運んでもらって下さい。
もし受験するのであれば、その採点基準から「なぜこの答えになるのか」を読み取り、学校の出題意図を捉える練習をすることが必要です。
解答は必ず文章中にあるので、それを見つけるための読解のルール=論理的思考法を身につけましょう。
2017年度の入試は、今のところ大きな変更点はなさそうです。
4教科とも記述力が重視され、思考力・総合力を問う問題が出題されます。
受験生は相応の準備をせねばなりません。
完全な○がつかなくても、部分点を積み重ねていけば、受験者平均点や合格者平均点を超えることが十分にあります。
ですから、採点基準となるパーツの探し方を意識して、日々の勉強にあたってもらえるとよいと思います。
会の最後に、教頭先生と直接お話する機会がありました。
「近年、女子校の人気が下がっているように言われることもあるが、中・高6年間を女子のための教育にじっくりあてられるのは大きい。共学ではなく女子校の魅力を是非多くの方に知ってもらいたい」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
文責:自由が丘校 校舎長 江藤直人
学校紹介一覧
能動的に人生を創る~品川女子学院2017~
今を生きる。そして、未来へ。~東京都市大付属中学校・高等学校2017~
慈愛(あい)と誠実(まこと)と創造~鷗友学園2017~
捨我精進(自分を生かすために我を捨てる)~田園調布学園2017~
学習塾が勧める中高一貫男子校~京華中学校~
Only One for Others 他者のために生きる個人 ~聖学院~
28project~品川女子学院2016~/a>
今を生きる。そして、未来へ。~東京都市大付属中学校・高等学校2016~
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