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中学受験といえば勉強の中心は算数。
国語・理科・社会はどうしても後回しにしてしまいがちですよね?
確かに受験本番で差がつくのは算数です。
ここで点数が稼げなければ合格はできません。
算数が「できる」ようになるために時間を割くのは、戦略として間違ってはいません。
ですが、算数で稼げても、他の科目で悪い点数を取って貯金を吐き出してしまっては、やはり不合格になってしまいます。
他の科目が少なくとも「普通」であることもまた、合格を掴むためには必須の条件です。
できる限り勉強に時間を割きたくない。
でも「普通」の成績はとりたい。あわよくば「得意」に・・・
そこで必要になるのが種まきです。
先日の親ゼミでもお話したことですので、参加した方は思い出してみてください。
記憶は「既に知っていることと繋げると覚えやすい」のでした。
記憶は基本的に連想ゲーム、雪だるま式に増えていきます。
つまり既に知っていることが多いほど記憶もしやすいのです。
同じ授業を受けていても、内容をすぐに覚えてしまいテストで点数を取れる子と、何度も問題を解いてもなかなか覚えられず点数が伸びない子がいます。
それはその子の頭のできの良し悪しが主な原因ではありません。
だって、同じ子なのに、社会はやたら覚えるのが早くて点数が良いけど理科はてんでダメだったりしますよね?
あなた自身もそんな経験は無いですか?
頭のできが原因なら説明がつきません。
雪だるまの核となる種があったかどうかの違いが原因として大きいのです。
ですから、お母さん方には、日常生活の中から知識の種を植え付けることをお願いしています。
旅行には地図帳を持って行って下さいねといつも言っています。
そういえば中学生の生徒で、旅行で関が原に行ってお父さんと合戦ごっこをしたと言っていた子がいました(笑)
そこまでダイナミックでなくとも、お買い物で野菜や果物などの産地はどこかにちょっと注目するだけで十分社会の勉強の種になります。
でも難しいのが理科です。
日常で種まきの機会って少ないです。
今どきは洗濯物も乾燥機で乾かしちゃうから、洗濯物乾しで力のつり合いを体感したことが無いって子もいますし。
入試にも出てるんですけどね。こんな風に。
やったことが無い子は、入試本番はもちろん、授業で習うときだって不利になってしまうわけです。
あるいは、身の回りの理科の種に子供たちが気付かないということもあります。
例えば組体操も立派な力学の勉強になります。こんな風に。
でもこんなのって、意識している子はほとんどいません。
同じように、身の回りに理科に関係していることってコッソリあるんですけど、お父さん・お母さんも意識できていないから、学びの種にできないことが多いわけです。
繰り返しになりますが、既に知っていることが多いほど知識は覚えやすくなる。
つまり、同じ勉強をしていると、放っておけば知識の差は開く一方だということです。
だったら、初めからいろいろ知っていて、放っておいても勝手に覚えてくれる子にした方が、親も子も楽で良いですよね?
だから種まきをしておきたい!
でもそれが自分では難しい。。。
そこで役立つのが「博物館」の類です!
プロの視点で日常の中にある科学の不思議を、専門的な設備まで活用して、子供たちの興味を引くように面白く演出しながら見せてくれます。
博物館めぐりをするだけで、勝手に子供は理科好きになり、放っておいても伸びる子になっていきます。
遊びに連れて行く場所として、映画館や遊園地も魅力的ですが、この夏はぜひ博物館などにも連れて行ってあげてくださいね♪
ちなみに私が今まで生徒を連れて行って良かったなと思ったのが、
・国立科学博物館(http://www.kahaku.go.jp/)
・科学未来館(https://www.miraikan.jst.go.jp/)
です。
そして、この夏の伸学会のおでかけイベントは九段下駅のそば(皇居のあたり)にある「科学技術館」に行きます。
(http://www.jsf.or.jp/exhibit/recommend/gandp/)
スタッフの秦先生も6年生のときに行ってきて、帰ってきてからたいそう面白かったと語ってくれました。
(開成中学校出身秦先生)
体ごとシャボン玉の中に入った体験は今も覚えているそうですよ。
それだけ楽しい体験だったんですね(^^)
ちなみにそのときに秦先生がお土産コーナーで買ってきてくれた立体パズルを菊池はまだ持っています(^^)
そういった経験をいろいろしていたからか、小学生の頃の秦先生は理科がとても得意で、私は教えるのがとっても楽でした(笑)
あなたのお子様もきっとそうなりますよ。
これらの1日がかりで見て回る大きな施設ではなく、空いた時間にちょっと行けるような小さな施設もたくさんあります
私は、目黒校のすぐそばの五反田文化センタープラネタリウムを狙っています。
そういった場所もご近所で探してみて下さいね(^^)
文責:伸学会代表 菊池洋匡
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参考文献
ピーター・ブラウン 『使える脳の鍛え方 成功する学習の科学』エヌティティ出版 (2016/4/14)
ベネディクト・キャリー『脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!』ダイヤモンド社 (2015/12/11)