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こんにちは。後藤です!
もう夏休みですねー!お子さんは勉強に燃えていますか?
私は指導に燃えています!この夏で担当している生徒たちの成績を一気に上げるぞー!!
さて、私は小学生の授業も担当していますが、実は中高生の個別指導もけっこうたくさん担当しています。
中高生の彼らの成績も上げてやりたいのですが、小学生とはまた違った難しさがあるんです。
彼らが希望を胸いっぱいに抱いて迎えた4月。
中学受験を終えたばかりの新中学1年生も含めて、新学年に進級して、大きな成長への期待で胸をわくわくさせていました。
そして、数検があった4月中旬、定期考査があった5月下旬、英検のあった6月~7月、各時期で彼らはこんな葛藤と戦ってきました。
「やるべきvsやりたい」
数検に受かるために、毎日50問Qubenaを解くと決めたのに、いつの間にかYoutubeを見たり、iPadのゲームアプリを使って遊んでしまう、、、
定期考査は科目が多いので、長期的な予定を立てた!けれど、部活動で疲れて家に帰ってきたら、ペンなんて握れないよ、ベッドでごろごろしたい、、、
そして、そんな葛藤に対処する術を多くの子は持ちません。
やるべきことを続けられない、やっちゃいけないことをやめられない、そんな子供を見た保護者は不安な気持ちになってしまいます。
実際6月ごろからは、中高生の保護者の方から以下のようなご相談を受けるようになりました。
「学校で学習記録表の課題が毎日出されているが、提出日前日に1週間の架空の記録をまとめて書いて出している、毎日書き続けられないことに対して心配です」(中1男子の母)
「家で明らかに勉強できる時間があるのに、テレビを見てしまうので、出来れば毎日塾に行かせたい!もう、ゲームは塾に預けようかと思います」(中2男子の母)
「部活動から帰ってきて、もうバタンキューを毎日繰り返しています。部活動が忙しいのは学生の特権でもあるのですが、毎日こつこつ個別指導の宿題をやることも続けてほしいです」(中3男子の母)
「模試や学校行事が続いていて、目の前の課題が多い様子。計画を立てて振り返ることを続けることで成績が上がる、というステップから個別指導で習うのはどうかと思っていましたが、むしろ忙しい中高生には復習の管理のほうが必要なんですね、、、」(高3女子の母)
保護者の方が、「なぜ続かないのだろう?なぜやめられないのだろう?」と疑問に思うのは当然のことです。
ただ、続けた方がよい理由・やめた方がよい理由を理解しているからといって、行動を続けられる・やめられるというわけではないのです。
英会話、日記、手帳術、禁煙、ランニング(←私です)、筋トレ(←私です)…
世の中、どういう方法が一番効果を発揮するか、そのノウハウはずいぶんと研究されて普及もしていますが、継続しなければ意味の無いものばかり。
継続する方法を身につけさせなければすべてムダ!
そこで、勉強も部活動も目いっぱい出来る夏期講習の直前の時期に、ゼミ形式で「続ける技術・やめる技術」のお話をしようと思い、今回の中高生ゼミを開催いたしました!
このお話は、2016年の第5回親ゼミでもお話した内容なのですが、今回は少し趣旨が違います。
「続ける技術・やめる技術」は、いわゆる「行動のマネジメント」です。
2016年第5回親ゼミでは「子供の」行動をマネジメントするという視点で保護者の方にお話をさせていただきましたが、今回の第2回中高生ゼミでは、「自分の」行動をマネジメントするという視点で中高生にお話しました。
もちろん、自分だけではなく他人にも使える技術なので、部活動の後輩を指導する際や、幼い弟妹をしつける際にもどんどん使っていって欲しいですね。
夏期講習は小学生だけがヒーヒー言って頑張るときではありません!!
「中高生のキミたちも、一緒にアツイ夏をつくろうではないか!!」という講師たちの熱い想いで、今回の中高生ゼミは企画しました。
今回は、前回親ゼミを運営した先生を抜きで、秦・楠原・後藤・荒見の4名で運営をしました。
では、当日の様子を振り返ってみましょう(^^)
ゼミ開始まで、待機室で待っている生徒たちです。
私が、教室を開けてクーラーをつけるのが遅れてしまったので、開始前後は少々暑かったですね(**)
すみません、都会の夏をナメていました。
個別指導・Qubenaクラス・速読クラスと、曜日・担当講師がそれぞれの生徒で異なっているため、本日初対面と言う人がだいぶ多いですね。
自由が丘第2教場に来るのも初めてという子も多かったです。
はじまりました!
今回の「続ける技術・やめる技術」
技術を教えるのが主な目的ですが、実はもう1つ目的がありました。
それが目標や疑問を共有することです。
中高生自身が、同世代の子達と目標を公表しあったり、なかなか解決しないことを相談したりする機会を設けたいと思い、今回はワーク形式にしました。
これは、秦先生からのアドバイスです。
小学生のHR内でのワークや中高生へのゼミもこれから増やしていければよいなと、現在、伸学会の先生同士で模索中です。
ゼミ中に、1つだけ口すっぱく伝えたことがあります。
技術は「使えるようになることが大事」です。
「分かっている=他人に説明できる」を個別指導で言われている生徒は多いと思います。
それは知識だけではなく技術にも当てはまることです。
後輩でも、弟でも、妹でもかまいません。
他人に説明してみて、自分が本当に分かっているかを確認し、その技術を使えるようにステップアップしていきましょう。
この夏に試してみること自体に価値があるので、伸学会の担当の先生と一緒に頑張ろうね!
ということで、お互いに説明してもらうわけですが、初対面の人に自分の現状を0から組み立てて話するのって難しいですよね。
そこで、ウォーミングアップとして
「現在続けたいけど続けられないこと」
「続けられないとどんな気持ちになるか」
を考えてグループ内で順番に発表してもらいました。
カメラ目線、ありがとう笑
ワークをしていて、私も学ばせてもらったことがたくさんありました。
そのうちの1つが「質問力」です。
グループ内の発表の中で、相手の行動だけを聞くのではなく、そこから相手の考え方・信念まで推察してあげられるような質問力もワークのためには必要だと気づかされました。
これは、進行を任されている私たち講師の課題ですので、誘導の方法を研修内で学んでいきます。次回の中高生ゼミでは、学んだことを実践したいです。
ワークを通して、「自分だけじゃなかったんだ!」と気づいてもらえることも多かったですね!
「寝るときに音楽を聞くのをやめたいけれど、やめれらない」という意見に賛同した人が4人中3人のグループがありました。
モーツァルトの落ち着ける曲を聴きながら寝ようとしているのならまだしも、3人とも結構ハードな音楽らしく、、、
「スマホをいじってばかりいると勉強に手がつかないのは分かっているけど、Youtubeを見てしまう」という意見の生徒も3人いました。
スマホが普及しているこの時代だからこそ生まれる意見ですね。
私たち講師が中高生だったときには、ガラケーだったので、これは現代の中高生同士だからこそ共有できます。
「自分だけじゃなかったんだ!」と言うことに気づいてもらったことをきっかけとして、ぜひ「自分を責めすぎないこと」「ヒトは生まれつき欲望を持つ動物なんだ」と考えるようになってくださいね。
「欲望を持つ自分」に「スリーピー後藤」なんて名前をつけると少し楽になりますよ!
そして、最後には、全員で1分の瞑想を行いました!
今回のゼミで説明できなかった「意志力」に関して、瞑想の効果についてだけ説明をしました。
みんなは、1分間に4,5回以内の呼吸数に抑えられたかな?
アンケートに、夏休みには瞑想を行いたいと書いてくれた生徒もいました。
「意志力」の関しては、次回以降の中高生ゼミでお話できればと考えております。
以上で無事終了となりました!
今回大変暑い中、参加してくれた生徒たちから、たくさんの熱い感想を頂きました!
「夏休みに入るにあたって“行動を続ける・やめること”に対するしっかりとした知識を手に入れたくて参加しました。昔は抽象的な目標が多かったり、あいまいな目標のせいでそれを達成するためのはっきりとした方法を見つけて実行することが出来ていないことがありましたが、ゼミを通して具体的な目標とそれを達成するためにやるべきこと(先行条件を整理すること)をきちんと考えることができるようになりました。最後のお話で、自己コントロールを上げる方法として瞑想を紹介していたので、これからは勉強をする前に必ず瞑想を3~5分やってみます!」(高2・高橋諒)
「中学受験のときにHRで習ったことはありましたが、忘れたので参加して学び直そうと思いました。中学校に入って、目の前の課題をこなすだけだったけど、自分の行動を振り返って、環境が決まっていれば行動も決まるのだなあと思いました。夏休みは長いですが、もし行動が続かなかったときには、どうして続かないのかということを振り返る時間を設けていきます。」(中1・汐崎有香)
「夏休みの目標や計画を立てる上で、どんなことを一番に考えて、目標や計画を立てるべきなのか、知りたかったので、ゼミに参加しました。自分がする行動を主観的にしか捉えることができていなかったけれど、ゼミに参加してみて客観的に観察する方法と大切さを知ることが出来ました。夏休みは学校の宿題と塾の宿題をこなすだけではなく、今日の話を生かして入試を見据えた勉強を続けたいと思います。」(高2・青木優奈)
「中学2年生になって成績が低下し、これは危ないと思ったので、夏休みの過ごし方を改めて考えるために参加しました。以前は、家に帰ってからネットを見るという行動を選んでいましたが、これからはすぐに勉強できるような環境を準備することが大事だなあと思いました。友達と遊ぶのは悪いことではなく、むしろ普通だと知れたことも良かったです。」(中2・匿名女子)
「物事をずっと続けるのがあまり得意ではなかったので、何をすれば続けられるのか気になって参加を決めました。以前は、自分の力だけで何とかしようとしていましたが、自分の力不足ではないことを知りました。行動には、周りの人の意見や自分のおかれている環境も影響することを知りました。今日習ったことを使って、夏休みには毎日2時間勉強して、最後にお話していた瞑想を毎日1分やってみようかと思います。」(中3・匿名女子)
ということで、参加してくれた子達からも参加して良かったと言ってもらえました。
普段の個別指導の時間にはできないグループワークを通じて、自分のコントロールのやり方をより深く理解できたようです。
開催した甲斐がありました。
これまでたくさんの生徒を見てきて思うことですが、ダメな子なんていません。
ただ、みんな自分の能力の引き出し方を知らないだけです。
英語や数学の問題の解き方だけではなく、伸学会の理念である「自ら伸びる力を育てる」ための指導をこれからも行っていきたいと思います。
今回でだいたい中高生ゼミも形が作れたので、次回から外部生の一般参加も募集してみようかと思います。
おそらく11月頃の開催になると思いますので、興味がある方は告知を楽しみにしていてくださいね。
文責:後藤 明人
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