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伸学会コンテンツ開発部長の秦です。こんにちは。
「伸学会の人材育成」について、第4回目です。
第1回はこちら→
「公開!伸学会式マル秘スタッフ研修法」
第2回はこちら→
「PDCA勉強会@伸学会研修広場」
第3回はこちら→
「指導法研修@伸学会研修広場」
伸学会の人材育成は、3 つの柱から出来ています。
・「指導法研修」
・「PDCA 勉強会」
・「教科内容研修」
今まで、このうち上2つについて説明してきました。
今回は、「教科内容研修」について説明します。
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伸学会で働く時間講師は、菊池・尾本・江藤の元教え子が多いです。
私含め、中学受験を3 人の指導のもとで経験してきたため、
どの講師も解き方は概ね分かっています。
ただし、「解ける」と「説明できる」は当然違います。
プレーヤーとして優秀でも、指導者として優秀とは限りません。
そこで、研修は「良い説明をできるようになる」
につながるよう常に意識しています。
・昔になってしまった中学受験の解法を思い出すことで、まずは解けるようにする
・わかりやすい説明の仕方・複数の解法・説明法を学ぶ
・生徒がどこでつまずくかの知識を共有することで、
生徒の頭のなかで何が起きているかわかるようにする
・単元同士のつながりを理解し、適切な類題の提示をできるようにする
ことを目的に、私が各講師を指導しています。
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算数の研修も、伸学会設立当初は
伸学会代表の菊池先生が担当していました。
6 年生が今受けている授業に応じて、
その単元の重要ポイントを講義形式で説明してくれていました。
この研修も、私にバトンタッチしてから様変わりします。
初年は、
・数人グループで、解き方を確認して解法をノートにまとめる
・理解が甘い講師に、すでに知っている講師が説明することで、指導の訓練とする
という形式になりました。
「説明できるかどうか」を重視する方向に大きく舵を切ったのです。
これらは当時のノートです。
各講師がグループを作って相談しながら書き上げていきました。
この形式で進めることで、
講師に対してかけている負荷が一段階上がったことを感じました。
もっと負荷をかけよう。
ということで、現在はさらにスパルタな指導にしています。
6 年生に取り組ませている、「下剋上算数」というテキストがあります。
・どれを解くかは、当日サイコロで決める
・講師は、これを生徒の半分の制限時間で解く
・その上で、私が指定した問題を、ホワイトボードを使って解説する
時間はどんどん短くし、
「不意に出された質問に対して、即座に生徒のつまずきを特定し、十分な説明ができるよう になる」
ことを目指しています。
これらは研修でのホワイトボードです。
各講師の解説に、私がアドバイスをつけています。
こちらの動画↓で菊池先生も言っていますが、
数学に近い説明は、
抽象的すぎて小学生には理解しにくいことが多いです。
・どうやって具体的に説明するか
・生徒の頭の中ではどういうことが起こりがちか
・生徒の実力に応じた、説明方法の使い分け
これらを毎回、それぞれの問題に対して説明しています。
ご家庭でも、お父さんお母さんが算数を教えるときには、
数学的な抽象的な教え方をしてしまわないように気を付けてくださいね。
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さて、先月の問題の解答も公開します。
①「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」とは、それぞれ何か。
②「内発的動機づけ」を高めるには、どのような関与が望ましいか。
③生徒の学習に対する主体性を高めるにはどのような関与が望ましいか。
でしたね。
ちなみに、最近出版した
『「やる気」を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法』
では、第2章の最初で取り上げています!
今回は、4年生の集団授業を担当している岸先生の回答を紹介します。
「動機づけの2要因分類」にも関連付けてくれていますね!
他の知識と関連付ける(つまり、理解する)ことが、記憶法の王道です。
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では、今月も問題を紹介します!
次回解説する問題はこちらです!
①動機づけ2要因分類とは何か。
②動機づけ2要因分類を知っておくことに、どのような意味があるか。
実は、4月に実施した親ゼミの内容です。
親ゼミの内容は、「研修の内容の一般公開」として出来ています。
もちろん『「やる気」を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法』にも説明が載っていますよ!
第2章の中にあります!ぜひ目を通してみてください。
では、またお会いしましょう!
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