【受験体験記】十文字学園女子中進学Eさんの保護者様より

娘の受験生活は4年生の後半11月から、

「塾ってどんなところ?」からのスタートでした。

3月生まれで幼い上、比較的おっとりマイペースな性格で、お勉強も得意ではなく、

大手の塾ではすぐに取り残され、大勢の中でただ埋もれて終わるだろうと考え、

どこか別の塾をと探していたところ、友人の紹介で伸学会を知りました。

本科を体験後入塾、先生からのアドバイスですぐに2教科に絞り、個別指導へと切り替えました。

当初はもう少し4教科で続けてもいいのではと迷いはありましたが、

結果、早く決断して2教科で進めた事は本人の負担も減り良かったと思います。

 

 

塾生活は、ポイント制度であったり、頑張ると小さな賞状をいただけたり、

伸学会ならではの小さな仕掛けに本人も嫌がる事なく通えましたが、

何より娘は担当の先生が大好きで、受験が終わった今も「先生と勉強するのが楽しかった」と話しています。

個別指導に関しては、

一緒に勉強をする仲間・ライバルがいない、先生の変更が起こりうるというデメリットはあるものの、

先生との距離が近い点、授業の進め方をいつでも見直し、細かく修正出来る点、

娘にとってはライバルがいないからこそ自分のペースで続けられた点が、

本人には合っていたと感じます。

ただ、あまりに呑気でマイペースで危機感がなく、保護者としては内心イライラ、ストレスのたまる日々ではありました。

 

 

本人は楽しく塾へ通っているのは良いけど、

受験で”合格”を目指すのに、このままのペースではとてもじゃないけど間に合わないから、と

家庭では夜主人が勉強を見ることになると、何度やっても出来ない娘に主人もストレスをため、

終いには「学習障害があるのでは」と疑う始末、、

本人もイラ立つ父親の空気を感じてストレスをため、

結局、6年生の夏頃から家庭学習は私が一緒にやるスタイルに変更しました。

 

 

その頃になると、私の中では諦めも手伝って受験で合格をする事よりも、

本人が毎日勉強をコツコツと続けていて習慣となっていて、塾へ通う事も”楽しみ”にしていたので、

このまま勉強が嫌にならないよう、少しでも楽しく、最後までやり切る事を大事にしました。

一度自分でやると決めた事は最後までやり切ること、

苦しくなっても、嫌になっても踏ん張ってやって欲しかったので、やり遂げるサポートをするよう心掛けました。

とは言え、受験勉強。

本人は”合格したい”気持ちはあるものの、考えも甘く、

スイッチは一向に入らず、

毎日心穏やかだったわけではありません。

 

 

受験候補校はどの学校も娘と一緒に見に行き、

娘の気に入った学校、良いと思った学校には、

説明会だけではなく体験授業や部活体験、文化祭と何度も足を運びました。

その上で2校に絞り、ダメだったら公立で、と決めて本番に臨みました。

1日午前午後、2日の午前の試験を終え、不合格。

娘には終わってからまとめて発表を見ようと話していたのですが、

実は私は予めこっそり合否を確認はしていて、

1日目の第一希望が不合格だったので、「この後にある試験日程もチャレンジしてみない?」と提案。

「あと数回チャンスがあるって事だし、この際だからとことんやってみようよ」と話すと意外と本人「やる」という答え。

急遽予定はしていなかった日程もチャレンジしてみる事にしました。

結果、4回目のチャレンジでまさかの合格。

本人もまさか合格するとは思わず「行っていいの??」が第一声でした。

 

 

何度も試験を繰り返し、よく粘ったなと、

我が子ながら感心しました。

勉強時間・量としては正直少なかったのですが、

毎日続けた事、続ける努力をした事は沢山褒め、

本人も「やって良かった」と口にしていました。

「努力は必ず、合格という形ではなかったとしても、必ず貴方に返ってくるから」と常々話していたので、

今回は合格という形で本人に返ってきたこの経験は今後も娘の人生にいきてくると信じています。

 

ここまで娘が続けられた事、

楽しく勉強が出来た事は担当の先生方なくしてはありません。

娘の進捗状況を見ながら面談を重ね、

頭を悩ませながらもいつも温かく見守って下さり、寄り添い、

娘の目線でいて下さった事、感謝しかありません。

 

ありがとうございました。