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第一希望に合格できたことが未だに信じられず、本当に良く頑張ったね、という会話が夫婦で繰り返されています。
子供が伸学会にお世話になったのは、5年の夏からでした。それまでは大手の塾に通って「予習シリーズ」を使っていましたが、正直なところ我が子にとっては難易度が高くかつスピード感のある授業についていくのが難しく、基礎的なレベルを適切な進度でしっかりと学ぶことができる塾を探していました。面談で塾の方針をご案内いただき、特に「学習の記録」や「ポイント発見」などきちんと学習の習慣がつくることができる方針に共感し伸学会に転塾しました。
ただ本人も受験へのモチベーションが高いわけではなく、塾があるからなんとか勉強をしているという状態。5年生の冬頃まで首都模試の偏差値が35から40くらいでどこなら進学できるんだろう、いっそのこと受験はやめようかと思い悩んでおりましたが、少し背伸びをした学校を何校か見学し、ぜひここに行きたいという志望校が本人なりに決まりました。
肝心の成績は、なかなか伸びません。本人はマイペース、親だけが焦る日々。このままではどこにも受からない、、何度も思いました。
一方で、自分自身を振り返っても小学生なんか勉強しないのが当たりまえ、毎日勉強することが特別で、自主的に机に向かうことなどほぼ不可能というマインドに切り替えました。それからは勉強しないことをチェックするのではなく、子供が少しでもやる気になっていたり成績が少しでも上がることなどポジティブな面をできるだけ見るようにしたことで、親のストレスも大分軽減されたと思います。
受験直前には、これだけ頑張ったこと自体が大切なことで合否はその結果だということを本人にも伝え、親としてもそう考えることができていました。
とはいえそのペースでは膨大な学習範囲を網羅的に勉強することが難しいと感じておりました。そうした相談をしたところ、6年の冬の面談で2科目に絞ってみるのも良いのではとアドバイスいただき、2科目受験に変更しました。この先生のアドバイスが正しかったと思っています。本人の負担が減り、2科目の勉強に集中できたことが合格につながりました。
また、それまで辛抱強く計算問題を含めて基礎的な学習を積み重ねたことが形に出てきて、年明けには基本問題の正答率が安定してきました。
受験生は最後まで伸びるという言葉を良く聞きますが、受験間近のオンライン自習室では、最後まで先生が入ってくださったりお友達と一緒に勉強したことが刺激になり、6年の12月になってようやく少しづつ勉強の意欲も湧いてきました。また日曜特訓も本人の弱点や試験問題の傾向、時間配分を自分で把握するのに役に立ちました。
先生方は、親からの細かい質問も丁寧に回答いただき、不安を解消いただきました。
それでも、もしかしたら合格できるかもというレベル。1日目の午前で合格できたことに本人も親もびっくりしました。
合格の決め手はなんだったのか、答えは分かりませんが、ただ、伸学会で学ばなければ合格は出来なかったと思っています。
辛抱強くご指導いただいた自由が丘校、その他の校舎の先生方本当にありがとうございました。
最後に余談ですが、我が家では12月から受験用の筆箱を用意し、書きやすい鉛筆や消しやすい消しゴムを準備しました。受験当日を特別なものにするのではなく、普段からそうした筆記用具に慣れるようにしました。
また、受験1ヶ月くらい前から朝方に変えた方がよいということがよく言われますが、我が子は明らかに夜型でしたので、何回か朝型にする予行練習をしつつ、受験本番前は割り切って夜型を続けました。受験当日の数日前から起床時間を早めましたが、当日も6時50分起床として睡眠時間の確保を優先しました。全員に当てはまることではないと思いますが、とにかく睡眠時間を優先して、無理ない生活リズムにしたことは結果として受験直前の学習の生産性を上げることができて今回の結果につながったと思います。