賢い親はやっている、優秀な子が育つ「賢明な子育て」

こんにちは。伸学会の菊池です。

先日オンラインサロンのメンバーさんから
「子どもは厳しく育てた方がいいのか、優しく育てた方がいいのか?」
といったご相談をいただきました。

今回はそれに対しての回答を動画で作成しました。
ご覧ください。


動画の中でもお話ししていますが、
一言で厳しさといっても、
「子供の努力に対して厳しい水準を要求するかどうか」という観点と、
「子供の勉強のサポートに関して厳しく突き放すのか優しくサポートするのか」という観点と、
2つの軸で考える必要があります。

そして、様々な研究により、
最も良いのは厳しくも優しい
「賢明な子育て」
であるということが分かっています。
(毅然とした子育てとも言われます)

詳しくは動画をご覧ください。

アメリカのティーンエイジャー1万人を対象にした調査では、
こうした育て方をされた子どもたちは、
他の子どもたちよりも学校の成績が良く、
自主性が強く、
不安症やうつ病などになる確率が低く、
非行に走る確率も低いことが分かりました。

また、同様の研究が実施された他の国々でも、
そして子どものどの発達段階においても、
ほぼ例外なくこの法則はあてはまりました。

追跡調査の結果でも、
このような子育ての効果は10年以上に及ぶことが示されています。

では、あなたは「心理学的に賢明な子育て」ができているでしょうか?

以下は動画の中でお話しした、
子育て研究が専門の心理学者ナンシー・ダーリングが開発した
「育て方診断テスト」です。

次のうち、あなたのお子さんが迷わずに
「当てはまる」と答えるであろうコメントはいくつありますか?

寛容度(温かさ)
A困ったときは親を頼りにできる
A親は私との会話の時間を作ってくれる
A私は親と一緒に楽しいことをして過ごす
B親は私の悩み事を聞いてくれない
B私が頑張っても親はほとんどほめてくれない

寛容度(子どもの自主性を尊重)
A私の親は私にも自分の意見を持つ権利があると信じている
B私の親は「自分たちのいう事が正しく、子どもは文句を言わずに親に従うべきだ」と思っている
A親は私のプライバシーを尊重してくれる
A親は私にたくさんの自由を与えてくれる
B私が何をしてよいかは、ほとんど親が決める

厳格さ
A親は私に家族のルールに従うことを求めている
B親は私が悪いことをしても叱らない
A親は「こうすればもっとうまくできるはずだ」という方法を教えてくれる
B間違ったことをしても、親から罰を与えられることは無い
A親は、たとえ大変な時でも、私がベストを尽くすのを期待している

Bのコメントは、Aのコメントとは逆の方向性を示しているので、
子どもが「当てはまる」と答えたらその育て方は
心理学的には賢明ではない育て方ということになります。

この診断テストを生かして、
あなたの子育てを賢明な子育てに変えていってくださいね。

(出典:『GRIT やり抜く力』アンジェラ・ダックワース著)

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