また菊池のADHDの発作が… 

こんばんは。
アラフォーになっても忘れ物が無くならない菊池です。

先週も久しぶりにやってしまいました。



自由が丘校にノートPCを置いて帰宅…

おかげで数日間仕事をする上で不自由でした(苦笑)


ちなみに伸学会には同類がもう一人。



開成卒菊池&秦コンビは、
仕事力の高さだけでなくポンコツぶりでも
日々デッドヒートを繰り広げております。


塾にお弁当箱を忘れてきたりするお子さんにお困りのお母さん方は多いと思いますが、
あきらめてくだされ。

忘れ物をして困っても反省しても後悔しても、
無くならないものは無くならないのです。

でも大丈夫ですよ!
ちゃんと生きていけますから!
なんくるないさー(>_<)



さて、忘れ物をする原因は意志や意欲の問題ではなく、
注意力の低さという能力(脳力)の問題なので、
解決はなかなか難しいのですが、
最近ちょっと気になる論文を見つけました。

ADHDの子供に亜鉛が効くかも?みたいな研究です。

昔から亜鉛は脳の注意機能に関わってることが知られていた上に、
ADHDの子供は体内の亜鉛のレベルが低い傾向も確認されていました。

そこで、イランのタブリーズ医科大学の研究チームが
6週間の二重盲検ランダム化比較試験(信頼度割と高めな研究法)を行いまして、
メチルフェニデート(リタリン)の治療を受けているADHDの子供60人に、
亜鉛の効果を確かめる実験を行ったんですね。

半分の30人には亜鉛入りシロップ、
残りの30人にプラセボのシロップを与えて比較したところ、
亜鉛を飲んだ子たちは有意に注意力がアップしてたんだそうです。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31841818/

多動性・衝動性に関しては変化は無かったそうですが、
注意力の改善にはなるんですね。

たぶん大人でも効くだろうから試してみようかな。


と思ったのですが、
ふと日ごろから飲んでいるサプリメントを見てみたところ、
ガッツリ亜鉛入っておりました。



なーんだ。
亜鉛飲んでても私はこのザマなのですね(T_T)

むしろ亜鉛を飲んでいるおかげでこの程度で済んでいる
と思えば良いのでしょうか。

秦先生にも飲ませて変化を観察してみようかな…


まぁとりあえず、
あなたがもしお子さんの忘れ物とか、
テストのときのうっかりミスにお悩みでしたら、
食事のときに亜鉛が多めのものを意識的に食べさせてあげると良いかもしれません。

注意力の改善が見られる可能性があります。

免疫機能が働くためにも亜鉛は欠かせないので、
健康にもなって一石二鳥です。

亜鉛が抜群に含まれている食材と言えば牡蠣ですが、
子どもはあんまり好きじゃない子が多いですね(笑)

ちなみに私も苦手な味です。

「子どもが天才になる食事」でも
「子どもの能力をアップする10の栄養素」の中で亜鉛は紹介してありますから、
どんな食材に含まれているかチェックしてみてくださいね。

https://amzn.to/2Gdc2Fc


ちなみにADHD(注意欠陥多動症)の攻撃性や衝動性などに関しては、
7歳から15歳の子供にあるものを毎日摂取させたところ
4週間で明らかな改善が見られたとの研究が台湾でありました。

12歳までの子の方は効果が大きかったけれど、
13~15歳の子の方の効果は限定的だったようで、
やはり小学生のうちの改善が大事になるっぽいです。


ASD(自閉症スペクトラム)に関しても、
腸内環境を整えるアプローチで
被験者の83%が重度の衝動だったのが2年後には17%に減ったという研究があります。


このあたりの話は
来週10/5月曜日のKADOKAWAでのセミナーで話す内容の延長線上ですね。
https://studywalker.jp/seminar/detail/174/

興味がありましたらぜひ話を聞きに来てくださいね。

子どもの成績アップのための食事も
大人のパフォーマンスアップのための食事も
発達障害を改善するための食事も、
なにげに根っこの部分が全部同じでおもしろいですよ。


うちの子不注意がひどくて…とか、
集中力が無くて…とか、
いつもイライラしていて攻撃的で…とか、
当てはまるところがありましたらお役に立つと思います。

発達障害ってほどじゃないけど当てはまることろがあってちょっと困ってる
という感じでしたら、
なおさらお薬による治療とかじゃなく、
日ごろの食事にちょっと気を使うだけであっさり改善が見られるかも。

お楽しみに(^^)

それでは。