スコアをつけると人は動く 

こんばんは。
燃える男、菊池です。
  
仕事も勉強も、
「楽しい」
以上にモチベーションとパフォーマンスを高めるものはありません。

楽しくするためには、
ゲーム化するのが一番です。

ではゲーム化するために必要不可欠なものは何か?





それは、
ルールとスコアです。

勝敗があったり、クリア条件があったり、
ルールとスコアがあれば何でも楽しくゲームにすることができます。

このあたりは
「やる気を科学」
にも書いたので、詳しくはそちらをご覧ください。

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2学期になってから、
担当している中野校で、
漢字テスト・語句テストでスコアをつけ始めました。

レベルが上がるにつれて、
モンスターのアイコンが強そうになっていく仕組みです。

男子数名が1学期よりも明らかにやる気を出しました。

わかりやすい(笑)

やっぱり男の子を動かすには、
こういう遊び心が大事ですね。


これができるようになるまでに、
下準備にずいぶん時間がかかりました。

こういう風に「結果」にフォーカスするやり方はもろ刃の剣でもあるのです。

なぜなら、「どうすればよい結果を出せるのか?」を示さずにこれをやっても、
ただできない子がさらし者になるだけで終わるからです。

宿題になっている漢字の練習を、
正しいやり方で必要な回数(平均2~3回)やれば合格できる。

このことを教えるのに1学期を費やしたと言っても良いくらいです。

超長期戦(笑)


こうすれば良い結果が出せると知っている+良い結果を出したいと思わせる

この2点をそろえてあげることが大事なんですね。


2月の新年度スタートの段階でいた子たちには
ある程度仕込みができましたけど、
最近入ってきた子たちには「結果の出し方」がまだ仕込めていません。

これからあらためて伝えていこうと思います。


ところで、
スコアは結果だけではなく、
家庭学習への取り組みに対してもつけています。

宿題を
「問題を解いた」
「正解するためのポイントを確認した」
「解き直しをした」
といった感じで項目を作って評定をつけてるんですが…

1人ぶっちぎりで家庭学習をする子が…

累積ポイントの差よ…

もちろん成績的にも一番できます。

こういう子がいると、
「ああすればできるようになるのか」と他の子も気付いて、
他の子も真似するようになっていってくれます。

だいたいの場合は。

ただ、このクラスの場合には、
あまりに差がありすぎて「自分には無理…」ってなっちゃってて
どうしようって感じです(笑)

「こういう行動をすれば成果が出る」という結果期待は持てても
「その行動を自分はできる」という効力期待は持てないようで。

※結果期待と効力期待の解説はこちら


良い勉強のやり方を身につけさせるとか
勉強の楽しさを教えるとかは
一朝一夕にはいかないですなぁ。

毎年性格も能力も違う子たちで同じようにはいかないから
大変でもあり飽きなくもあります。

人間そんなにすぐには変わらないし、
2年半先の受験に向けて
気長に頑張っていこうと思います。

あなたも、焦らず気長に取り組んでくださいね。

それでは。



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