人生で成功するための4つの秘訣

こんばんは。伸学会の菊池です。
3月も今日で終わりですね。
私の家の近所でも桜が咲いて、卒業と進級・進学の時期を感じさせます。

だいぶ時間が経ってしまったんですが、伸学会でも3月には自由が丘・目黒・中野の各校で卒業パーティーを開催しました。
私も各校を回って、最後のメッセージを伝えてきました。

我ながら割と良いこと言った気がするので、今回はあなたにもそのメッセージをシェアしようと思います。

私が伝えたのは、「人生で成功する秘訣」です。

何をもって成功とするかの具体的な条件は人によって異なると思いますが、抽象化すれば、毎日「自分は幸せだな」と思って生きていたら、それは人生に成功していると言えるのではないでしょうか。

そして、私はまさに仕事が楽しくて仕方ないですし、夫婦関係も円満ですし、毎日幸せです。

生徒たちにも私のように幸せな生き方をしてほしいので、私が考える幸せに生きるための秘訣の中で、特に大事なものを4つ、最後に教えることにしたのです。

1つ目の秘訣は「チャレンジをすること」です。

失敗をして落ち込みたくなければ、チャレンジしないのが一番確実な手段です。

でも、それだと成功する喜びや達成感も絶対に手に入りません。

中学受験はまさにそのことを実感する機会になったのではないかと思います。

可能性が低いチャレンジした結果、不合格になった子もいる一方で、合格できた子もいます。

しかも、何度も不合格になりながら、3回目4回目5回目のチャレンジで合格を勝ち取ったという子たちもいます。

まさに、チャレンジをしたことで得られた成果です。

そして、この中学受験では合格を掴めなかった子も、まだ次のチャンスがあります。

例えば、これまでの教え子でも、中学受験で2月は全落ちして、高校受験でリベンジして開成に進学した子がいました。

伸学会の卒業生でも、中学受験では合格をした学校はあったけど公立に進学し、高校受験では早慶をいくつか受けてすべて合格したという子がいました。

あきらめずにチャレンジし続ければ、いつか成功を掴めます。

これって大人になっても一生続くことです。

私も自分がやりたい教育をするために、塾を作るというチャレンジをしました。

もちろん始めるときには怖さもありましたが、その怖さを乗り越えてチャレンジしたから、今毎日楽しく働くことができています。

今のところ伸学会は順調に成長していますが、もしかしたら今後経営が苦しくなり、倒産することもあるかもしれません。

それでも、何度でも再チャレンジをしようと思います。

怖さよりも楽しさの方がずっと大きいことを知っているから。

生徒たちにも、君たちもぜひチャレンジする人生を送ってほしいと伝えました。

2つ目の秘訣は、「準備をすること」です。

世の中には、失敗を恐れて何もチャレンジをしない人がいる一方で、十分な準備をせずにチャレンジをして失敗をする人もまたいます。

先ほど自分の起業を例に出しましたが、国税庁の数字によると、会社を起業して10年存続する確率は6%ほどだそうです。

生き残れる会社は16社に1社くらいしかいなく、残りの15社は倒産します。

生き残るためには徹底した準備・勉強・練習が必要です。

これはビジネスを立ち上げる場合に限らず、大企業で出世を目指す場合でも、なんならスポーツ選手を目指すとか、芸能界で売れるとかいったことを目指す場合でも同じです。

これまでの受験生活で、勉強不足でテストを受け、悪い点を取って後悔した経験は誰しもあるはず。

その教訓をよく覚えておきましょう。

本番まで十分に勉強をせずに受験をして、不合格になった子もいると思います。

そういう子たちは、より一層強く、準備をしなければ失敗するということに気付けたと思います。

その気付きには、不合格という代償を払う価値が十分にあります。

必ず次のステージで生きてきます。

徹底的に準備をして、チャレンジに成功できるようになりましょう。

3つ目は、「ポ発と次戦をすること」です。

「ポ発」というのはポイント発見という伸学会用語、「次戦」は次回への戦略という伸学会用語の略です。

その意味は、「ポ発」の方は、「失敗の要因」を分析したり、「正しい知識や解法」を確認したりすることです。

「次戦」の方は、次回の模試や本番に向けて、どんな準備をしたらいいかを考えて決めることです。

こうした枠組みももちろん、受験に限った話ではなく、中高時代の部活や学校行事の運営でも生きることですし、大人になった時の仕事でも生きることです。

私たち伸学会経営陣も、常に実践しています。

生徒たちに説明した例をここでも共有すると、例えば今年自由が丘校を卒業する6年生は10人ちょっとしかいませんでした。

昨年の卒業生が30人以上いたので、3分の1近くに激減しています。

当然のように、経営はめちゃくちゃ苦しく、恥ずかしながらこの1年は自由が丘校単独だと大赤字でした^^;

その原因はもちろんいろいろあるんですが、致命的だったのが、小3の時に速読・パズルをやっていた子がとても少なかったことです。

伸学会だと、小3までの間に速読・パズルの習い事に入会して、その中から本科コースに入会してくれる子たちがけっこういます。(もちろんSAPIXなどの大手に行ってしまう子もいますT_T)

ところがこの学年は、小3の時に速読・パズルで通ってくれる子がとても少なかったのです。

原因は当時まだ教室拡張前で、教室数が足りず、速読パズルの枠が少なかったことです。

満席になってしまっていて、かなりの人数が空席待ちになっていました。

そして、速読・パズルは無学年でそれぞれが自分の課題に取り組むので、完全に先着順で入会を受け付けていったところ、たまたまこの学年の3年生が前後の学年に比べて極端に少なくなってしまったのです。

その世代が新4年生になり、「今年の4年生やけに少なくない!?」と驚いて数字を確認してみたところ、例年に比べて速読・パズルから本科にくる子が激減していることに気付き、経営陣みんなで頭を抱えました。

そこで、「次回への戦略」として、学年ごとの人数がある程度均等になるように、学年ごとの定員を決めることにしました。

「先生たちも日々失敗し、その失敗の原因を考えて、次に生かすために作戦を考えるってことを繰り返してるんだよ。特に、校舎長とか、管理職とか、いわゆる偉い人になるためには、『ポ発と次戦』が絶対にできなきゃいけないんだ。だから、先生たちみんなにできるようになろうって言ってるんだよ。
君たちも、部活で全国大会を目指すのでも、大人になって出世することを目指すのでも、ポ発と次戦は必ず役に立つから、中学受験で身に着けたものを生かしていこう」

そう教えました。

4つ目は、「自分の好きなことを見つけること」です。

これが最も重要かもしれません。

自分のやりたいことをやれるのは、人生の幸福感のうち、大きな割合を占めるのではないでしょうか。

やりたいことをやって生きていけたら最高ですよね。

でもそれって「やりたいこと」があるのが大前提ですよね。

自分が何が好きで、何をやりたいのかわからなかったら、やりたいことをやって良いと言われてもできなくないですか?

だから、まずは自分のやりたいことは何か、自分は何を楽しいと感じるのか、自分が好きなことはどんなことなのか、そんな自己理解を深めることから始める必要があります。

多くの大人がやってしまいがちな、「やりたいことを我慢して、やりたくないこと(宿題とか)を素直にやりなさい」という教育では、やりたいことの発見はできません。

自分のやりたいことを発見するためには、日々小さなやりたいことをいろいろやってみて、その中からグッとくるものを見つけて、それをさらにやりこんでみなければいけません。

中高6年間という長い時間は、ぜひそのための時間にしてほしいと思っています。

部活でも、文化祭や運動会のような学校行事でも、アルバイトでも、日々の遊びでも、何でもやりこんでみることです。

かくいう私の経験について話をすると、私は中高生のころ、けっこういろいろなゲームをやりこみました。

「ドラゴンクエスト」というゲームでモンスターを仲間にして最強に育てました。
「パワフルプロ野球」「ウィニングイレブン」といったゲームで最強のプロ野球選手・プロサッカー選手を育成しました。
「ダービースタリオン」というゲームで、最強の競走馬を育てました。

ジャンルは違えど共通するのは「育てる」という要素。
どうやら自分は「強く育てる」ことが好きな人間だったようです。

そんな自分だったので、大学生になって塾講師の仕事を始めたときに、生徒を育てることにはまりこんだのは必然だったのだろうと思います。

中高時代、様々なゲームで攻略本を読み込んで、勝つための方法を研究しました。
それと同じ感覚で、教育心理学の本を読み込んで、生徒たちを強い子に育てるための方法を研究しました。

当初は「受験に勝つ子」に育てるために、「賢くする方法」を研究したんですが、だんだんと「人生で成功する子」に育てるために、「本当の意味で強い子に育てる方法」に興味が移っていきました。
それは余談ですが、私にとって「仕事」は「趣味」と同じで、暇さえあればやりたくなってしまうことなんですね。
中高生のころはゲームをやりすぎると怒られましたが、今はたくさん仕事をすると多くの人が喜んでくれたり褒めてくれたりします。
最高です。

仕事って、多くの大人にとって、1日の起きてる時間のうちの半分以上を持っていかれるものだと思います。
その時間が、「やりたくないけどお金を稼ぐためにしかたなくやる時間」ではなく、「大好きで、楽しくて、やりたくて仕方ない時間」だとしたら、これって幸せなことなんじゃないでしょうか。

だから、君たちも私のように、自分の好きなことの中から人の役に立って人が喜んでくれるものを見つけて、それを仕事にするようになってほしい、と伝えました。

以上が、私から伝えた最後のメッセージでした。

まとめると
・チャレンジをしよう
・事前に準備を徹底しよう
・終わった後にはポ発と次戦をしよう
・中高時代にいろいろとやりたいことをやって、自分の好きなことを見つけよう
でした。

中学受験の経験も生かしながらこれらのことをやれば、きっと幸せに生きられるはず。
私が保証します。

ぜひあなたのお子さんにもお伝えください。

それでは。



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