あり?なし?宿題でお絵かき


はじめまして。ブログ初投稿の町野弘幸です。

2月から伸学会で授業を担当にすることになりました。

最近の授業で発見したことをお伝えできればと思います。

まずは、こちらをご覧ください。
宿題として生徒から提出されたノートの写真です。



あなたは、
このノートをみてどのような感想をいだくでしょうか。

答だけでなく、例文なども書いてあってすばらしい!でしょうか?

ノートに落書きがしてあるなんて、けしからん!でしょうか?

この絵は「まな板の上のこい」「ふくろのねずみ」という慣用句を絵にしたようですが。


伸学会に入る前の私は、絵をかくのは悪くないけど、時間ばっかりかかってしまって非効率なので、かかなくても習得できるよう問題を解いていこうとアドバイスしていました。

そもそも、以前の塾にはノートに絵をかいてくる生徒はいませんでした。

解き直しの指導自体は、以前の塾でも行っていましたが、伸学会ほどのバリエーションにとんだノートには出会っていません。
指導の際に、大人が書いたお手本を見せていましたが、それに近いノートが多くありました。

しかし、伸学会に入り、様々な方法で授業をふり返るノートワークや、間違えたポイントをまとめ、次にできるようにするためのポイント発見をしてくる生徒に出会うことができました。

ことわざ・慣用句などは、「文字だけで考えるのではなく、映像にすると定着しやすい」「マンガで書かれていることわざ・慣用句辞典を読むと覚えやすいよ」といった話は授業でもしています。
上のノートを書いた生徒は、それを意識してくれているかどうかはわかりませんが、絵をかいてみることで意味を考えようとしてくれたんだと思います。

上のノート以外にも、こんなノートと出会えました。



絵を書いたり、語呂合わせも書いたりしていますね。



こちらは社会のテストのポイント発見です。
問題をコピーして、ノートに貼ることで、振り返るときに画像も確認できるようにしています。



国語でも、テキストのコピーを貼って、ポイント発見をする生徒もいます。


生徒が自発的に、工夫して書き上げたものは、受け身ではなく自分の頭をフル回転させながら書き上げているものなので、記憶の定着には大きく差がつきます。受け身で言われたことをこなしていくよりも、効率的です。

また、楽しみながらノートを作ったり、いろいろ工夫したことを楽しそうに話してくれたりする生徒もいます。
楽しく勉強しないとつまらない!と思って授業を行っていますが、授業以外にも楽しみながら勉強できるんだな、と思えたのは、新しい発見でした。

そして、生徒がいろいろ考えたことを否定から入らずに、認めてあげる環境があるからこそ、生徒たちも自発的にいろんなことに取り組めるんだな、と感じました。

勉強する「内容」の楽しさを意識して指導してきましたが、勉強の「方法」を楽しむことも子供たちに伝えていきたいと思いました。
今、やっていることは、宿題をチェックしながらいろいろな工夫をしているノートを撮影して、モニターや、プロジェクターで投影しています。
これをすることで、人が工夫をしたノートを真似て自分なりに工夫したノートを見せてくれる生徒も増えています。

もし、子供の様子をみながら、勉強中に絵を書いているなんて!と思ったり、勉強しているはずなのに、はさみとノリで工作を始めて、何をしているんだ!とイライラしたりしている方がいたら、ぜひ子供たちに目的を聞いてあげてください。
子供たちは、無目的に作業しているわけではなく、本人の創意工夫のもと、成長しようとしています。

勉強のやり方は人それぞれ。漢字を何回も書いて覚える子もいれば、見ることによって覚える子もいます。
各自にあった勉強法をするのが一番効率的です。

ぜひ、勉強とはこういうふうにやるべきだ!といった固定観念を捨てて、子供たちの工夫を聞いてみてください。
思いもよらなかった考えを聞いて感心したり、子供の成長を実感したりできると思いますよ。

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