子どもたちが勝手に再テストにチャレンジするようになりました

こんばんは。
伸学会の菊池です。

先日の中野校での授業のときのことです。

新しく体験生の子が来たのですが、
最近入会したばかりの男の子がその体験生の子に
「いろいろ塾に行ったけどここが一番楽しいよ!」
ってオススメしてくれました。

こういうのってほんとに嬉しいですね(^o^)


実際その子は塾を大変楽しんでくれているようで、
授業そのものもそうなのですが、
宿題や漢字・語句の再テストもめちゃめちゃ頑張ってくれています。

今日も授業が終わった後に、
「合格できなかった漢字の再テストがしたい!」
と言ってプリントをもらっていき、
合格したら今度は
「満点取るまで帰れまテン!」
と言い出して再々テストをしていきました。

授業後に再テスト頑張ってた子たち

その子も初めからそんな感じだったわけではなく、
体験のときに「毎週漢字テストを授業でするよ」と伝えたときには
「合格できなかったら居残りですか?」
と嫌そうに聞いてきました。

そんな子が今は自分から残って頑張っていってます。

さぁ、私はどんな魔法をかけたのでしょうか?

ちょっと考えてみてください。







答えはわかりましたか?

その子がノリノリで勉強するようになった理由は2つです。

1つは自己選択を大事にしたこと。

「再テストはやってもやらなくてもいい。
やるときは休み時間でも授業後でもOK。
自分で決めて良いよ。」

こんな風に伝えました。

人って強制されることが嫌いで、
やれと言われるとやりたくなくなる性質があるんですよね。

これは心理的リアクタンスと呼ばれます。

逆に自分で決めたことに対しては当事者意識がわいて、
やりたい・楽しいと思うようにできています。

万人が必ずそうということではないですが、
多くの人に当てはまる性質です。


そしてもう1つは、楽しいご褒美を用意したことです。

「テストに合格したらサイコロがふれて、出た目に応じてポイントがもらえるよ。
ポイントをためると文房具やお菓子に交換できるよ。」

と言ったら、サイコロを振るのが楽しく気に入ったようですね。


こうした「自己選択の尊重」や「ご褒美の活用」の話は、
それぞれ「やる気を科学」の中にも書いたことなので、
このメルマガを長く読んでくださっている方たちには
わりとおなじみなことですね。

しっかり活用すると、
けっこうな確率で子どもが勉強にハマります。

失敗体験を積み重ねて
すっかり勉強嫌いになってしまってたりすると、
そこから立て直すのは難しかったりもするのですが…

「勉強はつまらないもの」
みたいなネガティブなイメージを持っていなければ
うまくいく確率は高いでしょう。

ぜひ低学年・未就学児のうちから、
楽しく勉強する習慣を作ってくださいね。

それでは。




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