現役東大生講師に聞いてみた中学受験成功の秘訣

こんばんは。伸学会の菊池です。

3月中に、YouTubeの企画で伸学会の東大生講師2名にインタビューをしてみました。

それぞれ出身中学校は麻布・聖光で、小学生の頃は日能研に通っていたそうです。

一番上のクラスからスタートできたそうなのですが、小4~5の頃はそのクラスの中では底辺の方にいたそうで、そこから徐々に成績を上げていき、小6になったときには上位の成績になっていたとのこと。

とてもよく似たストーリーでした。

一番上のクラスからスタートできた理由として受験勉強スタート前にどんなことをしていたかとか、成績を上げていくためにやったことは何かとか、具体的な成功の秘訣についてはバラバラだったので、成功の秘訣は1つでは無くいろいろあるんだなということが確認できて面白かったです。

今回は2人の話してくれた「小学校低学年の頃の過ごし方」と「高学年になって塾に通い始めてからの成績アップの秘訣」を、メールマガジン用に簡単にまとめようと思います。

家事をしながら耳で聞きたい場合にはこちら▼
・麻布出身東大生長谷川大和先生の話:https://youtu.be/xNO7zliwmk4
・聖光出身東大生高島健先生の話:https://youtu.be/9V_RHtQQFNo

まず、「低学年の過ごし方」ですが、2人の家庭に共通していたのが、「小さい頃からゴリゴリに塾通い」なんてことはしていなかったということです。

習い事もそれほどやっておらず、伸び伸びと遊んで育っていたようですね。

そして、勉強に関しても、基本的に本人任せだったそうです。

じゃあなんで勉強が得意になったかと言ったら、やはり押さえるべき点は押さえていたようですね。

例えば、長谷川先生は小さい頃から読み聞かせをかなりしてもらっていたそうで、読書がとても好きになったとのこと。

好きな遊びと言えば「読書」だったそうなので、かなりの読書好きですね。

その結果、国語がとても得意になったそうです。

あとは、けっこう長期間囲碁をやっていたそうです。

囲碁はIQも高まるし、自己コントロール力も高まるので、とても良い遊びですね。

習い事ではなく、日常の中の遊びを通じて地頭を鍛えたことがうかがえますね。

一方、高島先生の方は、小学校入学前後にピンポイントで先取り学習をお母さんがさせてくれたそうです。

おかげで勉強分かる!得意!好き!という状態になったそうで、気持ちよく勉強できたそうです。

動画の中ではカットしましたが、実は中学校入学時にも、英語の先取り学習をお母さんがさせてくれたそうで、中学校入学のときにも良いスタートが切れたとのこと。

また、高島先生も、チェスなどのボードゲームを親御さんとやって遊ぶことが多かったそうで、長谷川先生と同じく、遊びを通じて地頭作りができていたことがうかがえました。

ちなみに、ポケモンもガチでやり込んでいて、600種類くらい名前や特徴や技を覚えていたそうです(笑)

どちらのご家庭でも、地頭作りと、勉強に対してポジティブな気持ちを持てるようなサポートがとても上手にできていますね。

なお、2人とも身体を動かすことは好きだった一方で、長続きせずにやめてしまった習い事があったそうです。

「習い事をすぐにやめたらやめグセがついて良くないんじゃないか?」というご心配をされる方が多いですが、大丈夫!という安心感が得られて良かったです。

そして、「高学年の塾に通い始めた後」の対応にも似た部分がありました。

長谷川先生の家では、勉強に対してあまり干渉せず、見守るスタンスだったそうです。

小4のうちは成績が低いままだったそうですが、わからないところは先生に質問に行くように促しつつ、質問に行かなくても焦らず見守っていたようですね。

そして、小5になったときに、長谷川先生が何かのきっかけで気が向いて質問に行ってみたところ、それがテストに出て良い点が取れるという成功体験をしたそうです。

そこから良い意味で味をしめて、積極的に質問に行くようになり、徐々に成績が上がっていったんだそうです。

こうした成功体験を子どもがするのを待つのは、とても勇気がいりますよね。

放っておいたらこのままやらないんじゃないかと不安になる方が多いと思います。

でも、無理にやらせてもそれは長続きしません。

本人が自分から気づくまで待つ方が、長い目で見ると良い行動が続いて成長が速くなります。

きっかけづくりをしながら待ったことが上手くいった要因ですね。

高島先生の方も、親御さんは「勉強に関しては放任だった」と言っていました。

ですが、完全に何もせずに放置していたわけではなく、ちゃんと最初にやり方を教えてから手放したようです。

4・5年生の間は、毎週日曜日の朝にその週のテストの振り返りを親御さんが一緒にやっていたんだそうです。

そして、徐々に手放していき、6年生になったら「あとは自分でやれ」と言われて任されたようです。

とても良い形ですね。

小学校入学時・中学校入学時の先取り学習の話とも通じますが、最初にしっかりサポートをして、軌道に乗ったら手放すということが上手にできてらっしゃるなと感じました。

伸学会でも、生徒達が中学生になってから自走できるように、中学受験の間にしっかり勉強のやり方を身に付けさせたいと思って指導をしています。

ですから、高島家の方針にはとても共感できますね。

以上、現役東大生講師に聞いた幼少期の過ごし方でした。

最後にあらためて箇条書きにすると

【低学年の頃】
・読み聞かせと読書で地頭作り
・囲碁やチェスなどのボードゲームで地頭作り
・体を動かして地頭作り
・先取り学習で自信をつける

【高学年になって】
・勉強は自主性を尊重
・自走できるように必要に応じてサポート

といった点が成功の要因としてうかがえました。

あなたのご家庭でも参考にしてみてくださいね。

ちなみにですが、、、

収録を終えた後の雑談をしていたところに、同じく中学受験で最難関校に進学した別の先生がいたんですよ。

「次は○○先生出演する?」

と聞いてみたところ

「良いんですか?うちの家の方針は伸学会とは真逆ですよ…」

と言いまして。

「はっきり言って教育虐待」だったそうです。

その先生曰く
・中学受験を終えて一切勉強する気が無くなった
・親を恨んでいた
・なんなら中高生の頃は殺意まであった
・中学生の頃は家出もした
・今は少し落ち着いたが、いまだに関係性はギクシャクしている
とのこと。

そして、「伸学会でバイトをしていて、こういう教育良いなと思います。自分もこういう教育を受けたかった」としみじみ言うのですよ。

教育虐待サバイバー本人の話って、その先生の親御さんからすると公開されたく無い話だろうし、どこまで公開して良いものか難しいなと思っているんですが、この話聞きたい人ってどれくらいいますかね?

もしニーズが多ければ顔出し無しとか、何かしら方法を考えてやってみようかと思っています。

話が聞きたければリクエストよろしくお願いします。

それでは!





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