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こんばんは。伸学会代表の菊池です。
一昨日の日曜日、第52回親ゼミを無事に開催することができました。
参加者の皆様からは5段階評価で平均4.9という高評価をいただけました。
「知っているつもりだったけど間違っていた」
「目からウロコだった」
といった感想をたくさんいただき、ちゃんと参加者の皆さんに学びを届けることができて良かったと思います。
今回は自由が丘校そばの目黒区の会議室を会場に借りたのですが、まだ区の会議室は席をフルに使っちゃダメとかで、けっこう大きな部屋の割には定員が少なくてもったいないなと感じました。
コロナが5類になっても区のルールはまだ変わっていないようで…
キャンセル待ちの方が30名くらいいらっしゃったので、「この席を使えたらなぁ」と正直思いました(^^;
これ以上大きな会場はなかなか無いので、次に開催するときにはルールが変わって座席がフルに使えるようになっていることを願います。
さて、今回の記事では、親ゼミに参加したくても参加できなかった方たちのために、当日お話しした内容を1つだけシェアしようと思います。
それは「約束」と「押しつけ」の違いについてです。
最初↑に載せたアンケートの写真を見ると、多くの方が
「約束のフリをした押しつけだったと気づきました」
「間違った『約束」の仕方をしてしまっていました」
といったことを書いてくださっているのがおわかりいただけると思います。
この違いは、言われてみれば当たり前のことなんですが、意外と盲点になりがちなんですね。
何が違うかというと、本人が心から同意しているかどうかの違いです。
話し合いの中で歩み寄ったり妥協したり、あるいは相手の言い分に納得したりしてした約束であれば、当事者意識を持って守ろうとします。
しかし、怒られたくなくて嫌々「ハイ」と言っただけなのであれば、それは本当の意味での「約束」ではありません。
ご存知ですか?
民法96条には「詐欺又は強迫による意思表示は、取り消すことができる。」と定められています。
「子どもが約束を守らない」
とお悩みの親御さんは多いですが、そうした場合には
「あの約束は私の強迫に屈して約束させられただけだから、この子の心の中で取り消しがされていたのか?」
と考えてみることから始めましょう(笑)
もちろん、本人も守ろうと思っていても、「ゲームの誘惑に負けて…」とかで約束を守れないこともあります。
そうした場合のサポートは、それはそれで大事になってくるのですが、子どもが約束を守らない場合の9割は、そもそも本人は守りたいと思っていないことの方が原因です。
まずは本人が「成績を上げたい」とか「受験に合格したい」とか目的を持ち、「その目的を達成するためにこうした方が良いと自分でも思う」という納得感を作っていくことから始めましょう。
多くの親御さんが押しつけをしたくなってしまうのは仕方のないことだと思います。
なぜなら、私たちのほとんどは、自分たちがそういう育てられ方をしてきたからです。
ちゃんと勉強して、意識的に変えていかないと、ついつい自分が受けたのと同じ教育を子どもにもしてしまいますよね。
私も小学生の頃は先生から何発もビンタをもらいました(笑)
だから悪さをする子には反射的にゲンコツを落としたくなる瞬間があります。
でも、体罰は教育上よくない、子どもの問題行動を改善するどころか悪化させるということが研究の結果ハッキリわかっています。
ですから、自分が受けた教育をそのままするわけにはいきません。
一緒に学び、子育てを令和のやり方にアップデートしていきましょう^^
それでは。
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