親が気づきにくい子どもの行動の本当の理由

こんばんは。伸学会代表の菊池です。

以前オンラインサロンの相談会で、ある保護者さんから「勉強中に子どもがプスプス言う」というご相談がありました。

とても比喩的な表現で状況がよくわからなかったので(笑)、詳しく聞いてみると、自分はキッチンで仕事をしていると、リビングで勉強をしている子どもから「ここわからなーい」「こっち来てー」と頻繁に呼ばれるとのことでした。

なるほど。
確かに焦げ付いてプスプスいってるという表現がしっくりくる状況です(笑)

わからないところを教えてみると、十分解けるレベルの問題で、なぜプスプスいうのかわからない。
どうしたものか、というご相談でした。

本来だったら解けるはずの問題なので、解き方を教えることとか、やらせる問題のレベルを下げることは、解決策としてはあまり意味がありません。

どうすれば良いのでしょうか?

あなただったら、お子さんがこういう状況のときどうしますか?

  
こういうときには、ありがちな理由をいくつか想定して、解決策を試してみる必要があります。

例えば、「睡眠不足になっていないか?」「お腹がすいていないか?」といったことも意外と盲点になりがちです。

勉強時間を増やそうと早起きをするようにしてみたら、眠くてぐずぐずになって勉強が手につかず、逆に勉強時間が減ってしまうとかってありがちです。

このパターンの怖いところは、2~3日なら頑張れてしまうことです。

「睡眠負債」が徐々にたまっていって、徐々に頑張れなくなっていくんですね。

徐々にそうなっていくので、本人も保護者さんも気づかなかったりするので要注意です。

  
でも、今回の場合はそれらはあてはまりませんでした。

一番の理由は「さみしい」でした。

なおさら気づかなそうな理由ですよね。

話を伺ってうちになんとなくそんな気配を感じたので、

「わからないから『わからない』と言っているのではなく、甘えたくて『わからない』と言っているだけなのかもしれませんよ~。プスプス言い出したら『頑張ってて偉いねー』って応援してみては?」

そんな感じに提案してみて、実践してもらったところプスプスが収まったそうです。

子どもの言葉を、その言葉通りに受け取ってはいけないということですね。

そして、そばで応援している方が子どもは頑張ると気付いたので、最近ではキッチンの中に勉強スペースを作って、料理を作りながら子どもの勉強を見守っているそうです。

「もっと早くこうしておけばよかった!」というくらいうまくはまったそうで、子どもの勉強もはかどり、料理中に呼ばれて手を放して料理が焦げることも無くなったとお喜びでした。

  
人間は大人でも子どもでも、環境から大きな影響を受けています。

頑張りにくい環境で無理に頑張るよりも、環境を整えることに力を注いだ方がうまくいきます。

もし今うまくいっていないことがあるとしたら、環境を変えることであっさり解決できるかもしれません。

何が原因でうまくいっていないんだろう?

何を変えたらうまくいくんだろう?

あなたも試行錯誤して、効果的な解決策を見つけてあげてくださいね。

そうすれば、お子さんも無理なく自然に頑張れるようになりますよ。

それでは。

 

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