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こんばんは。伸学会代表の菊池です。
あなたは、お子さんが宿題にすぐに取りかからず先延ばしにすることにイライラすることはありませんか?
あるいは、あなた自身も、トイレのお掃除・排水溝のお掃除・食事の後の洗い物などなど、先延ばしにして追い込まれてから本気を出すってタイプだったりしないでしょうか?
私は確定申告をギリギリまで先延ばしして、先日ようやく終えました…
こうした先延ばしをしてしまうことは誰にでもあることで、早くやっておけば良かったと後悔することもしばしばあります。
結局いつやっても手間は同じなんだから早くやれば良いのに。
なんて、他人に対しては冷静に思ったりするんですけど、自分自身も先延ばしをやっちゃうんですもんね。
困ったもんです。
そこで今回は、人はどうしてやらなきゃいけないとわかっていても先延ばしにしちゃうのか、その原因と対処法についてお話ししようと思います。
お子さんの、あるいはご自身の先延ばしにお困りでしたら、ぜひ最後までご覧ください。
さて、先延ばしの理由ですが、様々ある中で最近最も有力なのが「先延ばしはネガティブな感情のせい」という説です。
例えば私の場合だと、「Youtubeを収録しなきゃ」とか「メルマガも書かなきゃ」とか「授業の準備をしなきゃ」とか「税理士さんに連絡しなきゃ」とか様々なタスクを抱えていて、それらに優先順位をつけながら時間のやりくりをするのはけっこう疲れる作業です。
もしこれらのタスクから目を背ければ、少なくとも短期的に今この瞬間はしんどい気持ちから解放されます。
こうしたネガティブな感情の回避が、先延ばしの原因というわけです。
先日出版した「習慣が9割」https://amzn.to/3prQIzmの中でも、第5章4節のところで失敗をした時のネガティブ感情による行動へ影響について書きましたが、まさにあれなんかも同じメカニズムなんじゃないかと思います。
要するに、人は「ネガティブな感情だから、気分を良くしようとして先延ばしをする」のですね。
となると、より重要になるのは、自己コントロール力とか時間管理力よりも感情のコントロール力だということになります。
自分の中のネガティブな感情を切り替えてポジティブな状態に持っていくことが上手になれば先延ばし癖は解決しやすくなります。
また、子どもがまだ未熟さゆえに自分のネガティブな感情をコントロールすることが苦手であれば、大人が手伝ってあげて感情を切り替えさせてあげることも効果的でしょう。
ただし、多くの子がやりがち(大人がさせがち)な「我慢する」という方法は効果が低いことが分かっていますのでご注意を!
より効果的なのは「とらえ方を変える」という方法です。
例えば伸学会の中では「問題が解けないつらさ」というネガティブ感情を乗り越えさせるために、「できない問題に対して試行錯誤しながら取り組むのは成長につながるすばらしいことだ」と繰り返し伝えています。
子どもたちにも「できなくても考えた分だけ賢くなる」と魔法の呪文を唱えさせて、心に刷り込んでもらっています。
勉強法もそうですが、感情のコントロールの方法も、正しい効果的なやり方を学んで教えることが大事ですね。
いつも子どもにイライラして怒鳴ってしまったりしている方は、そうした怒りの感情をコントロールする方法も「我慢する」よりも「とらえ方を変える」方が効果的なので、あわせて意識してみてくださいね。
人の能力も性格も、習慣によって作られています。
良い習慣を作ることは、能力と性格を良いものに変えることに繋がりますから、つまり人生が良いものに変わるということです。
先延ばしの習慣を無くし、良い行動の習慣を作りましょう。
習慣作りのためには様々なテクニックがありますが、その中でも特に感情をコントロールするテクニックは大事かもしれないですよというお話でした。
参考にしていただければ幸いです。
それでは。