低学年の子の学習習慣の作り方

こんばんは!伸学会の菊池です。

先週の土曜日に、
月に1度のオンラインサロンのお悩み相談会がありました。

その会の中で、
小学校1年生のお子さんの保護者さんから、
漢字を勉強があまり面白くない&覚えられないのでどうしたら良いかというご相談がありました。

お通いの塾からは、
「漢字を書いて、読みを書いて、熟語を書くという手順で練習するといいよ」
と指導されているそうなのですが、つまらなさそうだし、覚えてないし、これで良いのか…?と悩んでいるとのことでした。

これってちょっと間違えると危険な状況です。

低学年のうちから学習習慣をつけさせるのは大事なことですが、目的意識もなくつまらないやり方で勉強をさせると、勉強に対して嫌なイメージを持ってしまうかもしれません。

そうなると、せっかくやらせてもちゃんとした学習習慣はつきません。


そこで、「漢字で楽しく遊びましょう」とお話しし、いくつか事例をお見せしました。

例えば、小6の保護者さんからいただいた、こちらのお子さんとのゲームとか。

ここにあるのは
「四字熟語を交互に書いていく」
「歴史人物の名前を交互に書いていく」
というシンプルなルールですが、たったこれだけでけっこう盛り上がって楽しめているそうです。

「4文字熟語を交互に書いていくのをしていて脳が痛かったですが、子供達の成長をみられて楽しかったです。
歴史人物や漢字のヘンをテーマに、出て来なくなるまで出していくゲームも大人には辛いですが、子供にはおとなが苦しむのをみられるのが楽しいみたいです。」

とのこと。

もちろん1年生だと四字熟語も歴史人物名もきついので、じゃあどんなことだったらできそうか?をお話しして、実際にやってみてもらいました。

その結果、こんな感想がいただけました。

===
昨日のお悩み相談会では、先生お二人にたくさん質問をさせていただき、楽しい贅沢な時間でした。本当にありがとうございました。
今朝は、新聞を見て「草冠がつく漢字を、3分間でどちらが多く見つけられるか」息子と競争しました。
たくさんの文字の中から、草冠漢字を探すのは辛気臭かったようで「ない~ない~」言うてましたが、ホワイトボートに見つけた漢字を書き「他に草冠が付く漢字はどれがあるのかな?」「花、草、茶、芋は親戚やな~」と楽しんでいました。
「草冠漢字を交互に書いて、ビンゴにした方が勝ち!」「3分間で漢字をたくさん書いた方が勝ち!」「漢字カード(4等分にした折り紙に漢字を書いたもの・HP付き)で、熟語を作って、強い方が勝ち!」と、息子のアイデアで2時間ほど漢字で遊びました。
入り口をゲームにすると、子ども自身が色々アイデアを出して発展させることができるのか!と新たな発見でした。
素晴らしいアイデアをありがとうございました。私自身もとても楽しかったです。
===

ということで、お子さんもアイデアを出しながら楽しんでやってくれたようです(^^)

こんな風に「漢字は遊びで使う楽しい道具」というイメージを持っていると、日ごろ見かけた漢字を覚えようと脳が働くようになりますし、漢字の練習に対しても前向きに取り組めるようになると思います。

こうした「楽しさ」を取り入れることって、習慣化のためにはとても重要な要素です。

先日からメルマガで少しずつ習慣化のヒケツをお伝えしていますが、つまらないことを続けていくことはとても困難です。

大人でも困難なのですから、子どもであればなおさら。

無理やりやらせていればそのうちその苦行に慣れて習慣になるか、といえばそんなことはありません。

成長するにつれて自我が強くなり、いずれ親の言うことを聞かなくなり、勉強しなくなります。

良い学習習慣をつけさせてあげるためには、習慣にするために必要な要素をしっかり知った上で、順にステップアップしていくことが大切です。

ときどき勝手に頑張ってくれる子もいますけど、大半の子はそうではないので、
「うちの子は勉強に対してあまりノリノリではなさそうだな」
と思ったら、習慣化の技術を学んで、
「ただやらせるだけ」を変えていきましょうね。

まずは楽しくする工夫から!

親子で一緒に楽しみましょう(^^)

それでは。


p.s.
「小学生の勉強は習慣が9割」
の発売がいよいよ来週の木曜日に迫ってきました。

発売を記念して、今度は本屋さん応援キャンペーンとして、
書店で購入してくださった方にプレゼントを準備しています。

教育家の小川大介先生をお招きして、
子どもの学習習慣の作り方について対談した動画をプレゼントします。

小川大介先生と言えば、
個別指導SS-1の代表としての経験はもちろん、
父親としてもお子さんの中学受験を支え、開成・筑駒・灘全勝に導いたことでも有名です。
(プレジデントファミリーにも体験記が載ってました)

今回の動画では、お子さんの幼児期・小学校低学年・4~5年生・6年生とそれぞれの時期に、学習習慣をつけさせるためにどんなことを意識してやらせたか、うまくいったこと・うまくいかなかったことは何かなど、詳しくお話をうかがいます。

お子さんが何歳の方でも役に立つコンテンツになっていますので期待してくださいね(^^)

応募条件は、「私の本か小川先生の本を合計2冊購入」を予定しています。

私と小川先生の本を1冊ずつでもいいですし、私の本を2冊または小川先生の本を2冊購入でも大丈夫です。

最新刊はすでにAmazonで購入してしまった方は、既刊を購入するか、小川先生の本をご購入ください(^^)

もちろん、最新刊を買っていても、お友達へのプレゼント用にもう1冊買うのも大歓迎です!

詳細はまたご連絡しますね。

p.s.が長くなってすみません(笑)

それでは!

■成績アップの秘訣をメルマガで無料で配信しています。

→登録はこちらから←