はじめの一歩をふみだすきっかけに 

こんにちは。伸学会の町野です。

以前、リングフィットアドベンチャーという
自宅で運動できるゲームに取り組んでいました。

一時期は「やってから寝ないと気持ち悪い」
と思うくらい習慣づいていたのですが
引っ越しなどもあり、生活リズムが変わると
いつのまにかやらなくなってしまいました…。

夏の合宿に向けて、体をひきしめよう!と
改めて取り組もうと思ってはいたのですが
なかなか体が動かず…。

そこで、1週間で3日以上取り組めたら
いつもよりも高いアイスを買う!と決めました。

ご褒美を設定したことで、やる気が出てきて
始めの(再開の?)一歩を踏み出すことができました。

再び、やってから寝ないと気持ち悪くなるくらい
習慣づいてくれば、ご褒美のアイスも必要なくなるんだろうな
と自分で考えています。


きっかけがあるとスタートがきりやすい
これは子供たちも同じです。

今、普段以上のがんばりをみせてくれた生徒たちに
ご褒美として、こんなものを渡しています。

私が旅に行って撮影した写真をカードにしたものです。

一番上が石川県の兼六園
左下が兵庫県の姫路城、右下が奈良県の興福寺です。

中学受験に出てくるような場所を多く選んでおり、
記憶に残ってくれるといいな、という期待もこめています。

撮った写真を印刷しただけのものなのですが
「カードがほしい!カードがほしい!」
と盛り上がってくれています。

先日も、保護者様から
「子供が帰宅したら嬉しそうにカードを見せてくれた」
とご報告いただきました。

ご褒美としての効果が出ているようで嬉しいです。

宿題を指定されたこと以上にやってきたり
追加課題に取り組んだりしてくれた生徒に
このカードを渡しています。

取り組む生徒が多い課題が
休み時間に配っている入試問題です。

知識を必要とせず、試行錯誤しながら
考えてもらうような問題を渡しているのですが
熱心に取り組んでくれています。

以前、ご褒美なしで同様の取り組みをしたのですが
生徒からの提出率は
ご褒美がある今の方が圧倒的に高いです。

ポイントとして、カードをあげる条件を、
「正解すること」ではなく
「問題に取り組んで解答すること」にしています。

入試問題にとりくむわけですから
正解するのは難しいです。

「正解したら、カードをあげる」にしていると
「私には無理だ」とあきらめてしまう生徒がでてきます。

結果に対するご褒美ではなく
行動することに対するご褒美にすることで
多くの生徒が「私にもできる」
と取り組んでくれています。

そして、諦めずに取り組む経験を通し
過去問に挑戦したときにも
諦めることなく、試行錯誤しながら
取り組めるようになってほしいとも考えています。

もし、子供に
「やってほしいことがあるけどなかなかやってくれない」
と悩んでいることがあれば
ご褒美制度を活用してみてください。


ポイントは
・簡単に準備できること
・行動を条件にすること

そして、どうなったらご褒美をやめていくか
見通しを立てておくことです。

そうすれば、ご褒美をやめるタイミングにも悩まなくてすみます。

やってみれば簡単なことなのに
なかなかやる気になれないということは
大人もふくめてよくあることですよね。

子供が一歩すすんでみるきっかけづくりに
ご褒美制度をぜひ使ってみてください。

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