脳が『限界だ』と嘘をつく

こんばんは。伸学会の菊池です。

言わずと知れたベストセラーの名著「スタンフォードの自分を変える教室」に
こんな一節があります。

「限界を感じるのは脳にダマされているだけ」

曰く、運動にしろ、仕事や勉強にしろ、
「疲れてもうこれ以上できない」
と思っていても、本当の限界などでは全くないそうです。

人類の脳は20万年ほど前からほとんど変わっておらず、
野生の環境で生きていくのに最適化されているということは、
このメルマガで繰り返しお伝えしていることですね。

そのサバイバル環境においては、
本当にもうこれ以上動けなくなるまで獲物を追いかけて疲れてしまっては、
そのタイミングで危険な肉食動物に出会って
逆に自分が追われる立場になると死が確定します。

だから、脳は早め早めに
「もう疲れた!限界だからやめよう!」
という指令を出すようにできているそうです。

その証拠に実験でも、
疲労困憊な学生たちにお金をご褒美として提示すると、
意志力を取り戻してまだまだ頑張ることができたそうです。

私たちは、
厳しい野生の環境で生き残るために、
手抜きをして日々過ごすようにできているのですね。

決してあなたが、
あるいはあなたのお子さんが特別な怠け者だということではありません。

私たちは全員怠け者にできているのです。


これは良い知らせでもあります。

私たちは、
本当はそれぞれもっともっと高い能力を隠し持っているということでもあるからです。

ちょっとしたきっかけを作るだけで、
ご褒美を提示されたことで意志力が高まった学生たちのように、
本当の力を発揮できるようになるかもしれません。


昨日の13時~18時の間、
特別企画として「ライブ配信自習室」を開催しました。

参加者の方からは終わった後でこんな感想をいただきました。

「本日は、貴重な機会をありがとうございました。
コンクール後でぐったりしていて無理だと思いましたが、びっくりするほど集中し、目標以上に出来ました。
公文と学校の英語教材のCDで1時間予定でしたが、すっかりヤル気を出して、進研ゼミ教材にも取り組んでおりました。
貴重な機会をいただき、お礼を申し上げたく、メールしました。
本当にありがとうございました。」
「きくち先生へ
こんばんは。
きょうはおべんきょうにつきあってくれてありがとうございました(^^)。
ぼく、いつもなかなかすすまないけれど、すいすいできて、びっくりしてたのしくなりました。
ほんとうは、コンクールのごほうびをかいに、池袋にいくつもりでしたが、もっとおべんきょうしたくて、あしたのがっこうのかえりにいくことにして、おべんきょうしました。
たのしかったです!」
「2セット目からの参加でしたが、
『こんなにも集中力って続くものだったんだ^^;』
と思うほど、娘の書く音を聞きながら思っていました。
きっと、初めてです。」
「本日のオンライン自習室、YouTubeで参加させていただきました。
6年生の息子は、同じように勉強している子たちがいっぱいいることに刺激を受けたようで、
最後まで一緒に勉強していました。
また、休憩時間でも勉強を続けている子をみて「すげえ!」と言っていました。
こちらもいい刺激になったようです。」
「公開模試が終わってすぐに、やり直しが出来、また夕方ダラダラする時間も
気を引き締めて勉強でき、かなり有意義な日曜日を過ごす事ができました。
最後に声もかけてくださり、大変嬉しく思いました!
また、このような機会があればぜひ参加させていただきたいと思います。」


ご覧いただくとわかりますが、
ただただ一緒に自習しているだけなんですけどね。

https://youtu.be/H6HcKriuOIM

でも、感想にあるように、
子どもたちはいつも以上の力が発揮できたようです。


うちの子は集中力が無いから長時間勉強できなくて…
1つ1つの作業が遅くて勉強の時間がかかってしまって…

そんな風にお悩みの親御さんも多いですよね。

あなたも
「うちの子なんてこんなもの」
と思ってしまっていませんか?

それは間違いです。

あなたのお子さんの脳は
勝手に「自分はこんなもの」というところで
ブレーキをかけています。

お金をちらつかされたらまだ頑張ることができた学生たちのように、
そして今回ライブ配信でみんなと頑張るという状況でいつも以上に頑張れた子どもたちのように、
ちょっとしたきっかけを作るだけでそのブレーキを外せたりします。

正しいブレーキの外し方を学んで、
お子さんを導いてあげてくださいね。

頑張ることを強要するパワハラ上司的なアプローチでは、
子どものパフォーマンスを引き出すことはできませんのでご注意を!


今回のライブ配信自習室をきっかけに、
参加した子たちが「私ってこんなにできたんだ!」と自信をもって、
これからは自分ひとりでもそれができるようになると良いなと期待しています。

まぁとはいえ、
それがなかなか難しいんですけどね。

私もそれができないから、
「一緒に勉強する子を募集!」
って企画をしたわけです(笑)

おかげで集中できて執筆がだいぶはかどりました。

頑張れる環境を作ることも広い意味では能力のうちです(笑)

環境を整えたりとか、
様々な角度からお子さんのパフォーマンスを引き出すアプローチをしていきましょう!


好評だったのでまた企画しようと思っています。

参加をご希望でしたら、伸学会のメルマガに登録しておいてくださいね。

それでは!


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