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こんばんは。伸学会の菊池です。
もうすぐ11月も終わります。
入試本番まであとわずかですね。
過去問に一生懸命取り組んでいる時期ではないでしょうか。
きっとどこの塾でも
「ちゃんと時間を計ってやれ」
と指示していますよね。
で、言われた通りやってみたら、
「時間が足りない」
という問題にぶち当たる。
時間を延長すれば解ける問題がいくつかあるのに間に合わない…
もったいない…
そんな悔しい思いをすることが多いです。
これは過去問だけではなく、
日ごろの模試でも同じことですね。
テスト時間が足りない問題は、
中高生になっても付きまといます。
先日もメルマガ読者の中学生の保護者さんから、
こんなお悩み相談をいただきました。
—
つい先日、定期テストが終わり、採点されたのが返却されてきているのですが、ほぼどの教科も時間が足りず、後半(ひどいときは半分くらい)は白紙の状態です。
おそらく答えを導くのに時間がかかるのと、書くスピードもやや遅めということもあるのか、テストを時間以内に全部解くことができないようです。(もちろん、本人が回答できない(難しい)問題もあるのかもしれませんが、時間があれば、解ける問題もあるようです。理解力がとても悪いというわけではないようです)
小学校のときもそのような傾向があり、少し訓練(たとえば百ます計算を時間をはかってやってみるなど)をしたことがありましたが、小学校は、おそらくテスト問題なども問題数がさほど多くないので、なんとか時間以内に回答できていたようですが、中学生になり、問題数も増え、時間以内に解くことができなくなってしまったようです。今日も返却された社会の回答用紙に最後の方の地理の回答用紙のところに、先生から「地理はもったいなかったなぁ、、、」と書かれてありました。
こういう場合は、どのような勉強法をすればよいのか教えていただくことはできますでしょうか。
すでにyou tubeなどで取り上げられているという場合、URLまたはタイトルなどを教えていただいてもよろしいでしょうか。(すみません、動画がたくさんありますので、検索しきれませんでした)
やはり物理的に解く問題数を多くして(問題を解く練習)、ある程度慣れるということも必要なのでしょうか。(あまり勉強は好きではないようで、必要最小限しかしません。宿題程度です)これまで勉強好きにうまく誘導(?)できなかったのですが、これからでも勉強に意欲的になっていけるものでしょうか。
お忙しいところ、ほんとうに申し訳ございません。
もし何かヒントをいただけるようでしたら、大変助かります。
もし似たような状況の生徒さんをご指導されたことがあり、なにか成果があった、ということがありましたら、教えていただけるとありがたく存じます。
—
こうしたお悩み相談が日々多く寄せられるので個別の回答はできませんが、
多くの方に共通しそうなお悩みなので、
今回のブログでは公開でアドバイスさせていただこうとおもいます。
あなたのお子さんも
同じような悩みを抱えていたら参考にしてみてください。
さて、全科目にわたって解くのが遅いということでしたら、
こうした問題を解決する方法はシンプルに1つだけ。
「反復練習を積むこと」
そんな正攻法しかありません。
個別に科目ごとに見れば、
例えば算数だったら
・3.14のかけ算は3.14、6.28、9.42、12.56…、28.26と1~9までは暗記する
・11×11~19×19の平方数は121、144…、361まで暗記する
・分配法則・結合法則をうまく活用する
など、計算時間を短縮するコツなどはあります。
ですが、本質的な解決策ではありません。
もたもた考えているから時間が足りなくなるのです。
反復練習を繰り返し、
問題を見ただけで反射的に解法・答えがわかるようにすること。
これが本質的な解決策です。
かく言う私自身が、
小学生の頃から高校生までずっと、
解くのが遅い子でした。
算数の公開模試では解いたところは全問正解で、
後ろの方の空欄の数次第で120~140点くらいをふらふら。
時間さえあればだいたい140点取れる。
大学受験のときのセンター試験も、
時間さえあれば数学ⅠAⅡBは満点取れる。
間に合うかどうかが勝負。
国語も大体似たようなものでした。
「自分は解くのが遅いからしょうがない。」
そんな風に考えていました。
塾の先生の仕事を始めたばかりの頃も、
解くのは遅いままでした。
大学生になっていましたが、
教材研究のために難関校の入試問題を解くと、
やはり結構時間がかかる。
そんなもんなんだなと思っていました。
それが、
算数の先生を何年かするうちに、
解くのがめちゃくちゃ速くなりました。
そのときになってようやく、
自分が解くのが遅いのは能力の問題ではなく、
演習不足・努力不足が原因だったのだと受け入れられました。
「反復練習をすれば早くできるようになる」
「時間内に解けないのはただの能力不足」
「速く解く力と難しい問題を解く力は別もの」
このあたりを子供に理解させましょう。
速く解くことができるようになるためには、
反復練習が不可欠です。
車の運転や料理など、
何事も同じですね。
運転に不慣れだと、
車線変更1つも慎重にやらざるを得なくてたどたどしくなりますよね。
料理も不慣れだと、
レシピを見ながらそこそこ美味しい料理を作ることはできても、
手早く料理を完成させることはできません。
勉強も同じなのです。
無意識に頭や体が動くまで、
反復練習を積むことが必要。
それはつまり、
勉強好きにするしかないということです。
嫌いだったらそこまでやりこめませんから。
結局のところそこに行きつくことになるので、
保護者の皆様におかれましては、
「勉強好きに育てればだいたいの問題は解決できる」
と思って、
お子様の勉強に関わってあげていただければと思います。
それでは!
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