点数に表れない成長に気づいてあげたい 

こんばんは。伸学会の菊池です。

昨日インターエデュの企画で、
小川大介先生・安浪京子先生とのトークセッションの収録を行いました。


テーマは
1.中学受験あるある!子育ての不安あれこれ
2.悩みや不安はどこから生まれるのかを知り、親が悩みと不安に向き合っていくコツを探る ~中学受験のプロの先生たちのノウハウとは~
3.より広く、子どもの成長段階に応じた関わり方で不安を安心に変えて、より良い親子関係を築いていくすべとは?
といった内容です。

小川先生・安浪先生ともに、
厳しい経験をされてらっしゃるなぁと感じました。
聞いていて胸が締め付けられました。
2月の勝者の世界そのまんまです。
島津家みたいな感じ。

伸学会はメルマガやYoutubeでの情報発信をキャッチし、
我々の中学受験への取り組みに共感してくださる方たちが集まるので、
最近まったくそういった親御さんの面談とかしていなかったですから、
すっかり忘れていた感覚です。

子育ての不安・受験の不安、
そしてこうじゃないといけないといった思い込み・強迫観念、、、

親子で追い込まれてしまう要素が中学受験にはたくさんありますね。

不安を安心に変えて、
親子で幸せになれる中学受験のヒケツを
お届けしたいと思います。

動画の配信スケジュールですが、
9月9日(予定)に事前告知ページ公開
9月16日、インターエデュ公式youtubeチャンネルにて全公開
となっています。

楽しみにしていてくださいね。


ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、
今日の本題です。

昨日の目黒校での授業のときのこと。

授業で算数・国語のテストをそれぞれ行いました。

この夏、人が変わったようによく頑張っていた子が、
算数でとても良い成績を取っていました。

その一方で、
本人がこの夏一番の課題に自分で挙げていた苦手な国語は惨敗でした。

大喜びした後にしょんぼりして、感情の起伏が忙しい(笑)


で、こういったときに、
「頑張ったんだからしょうがないよ」
といった慰め方をしてはいけません。

「頑張りに問題が無かった」
のであれば、
「じゃあダメなのは才能だ」「頑張っても意味無いんだ」
となってしまうからですね。

慰めるつもりが、
かえって無力感を与えることになってしまいます。

ですから、結果が悪かったときにはどんなときも、
「反省会」をして改善点を探さなければいけません。

こういったところを改善すれば、
次こそは成果が出るはず!

そう思わせてあげることが大事なのです。

このあたりは動画でも解説しているので、
詳しくはそちらで。

「頑張ったのに成果が出なかったときに絶対にやってはいけない慰め方」


ということで、
その子とも反省会をすることにしました。

「そもそも本文はどんな内容だった?」
「どんなできごとがあった?」
「なぜそういうことをこの子はしたんだろう?」

口頭で聞いてみました。

すると、
こちらの予想に反してけっこう答えられるのです!

夏前の段階では、
テストが終わった後にこうしたことを聞いてみても、
「テスト中寝てたの??」
ってくらい答えられなかったのに大きな進歩!

設問に関しても、
「自分の言葉で説明してごらん」
て言ったところ、
それなりに正しいことが言えるのです。

記述だったら十分△もらえるね、って感じ。

ただ、抜き出し問題でそれに当てはまる言葉が
傍線部と離れたところにあったから探しきれなかったり、
選択肢の問題も2択で迷ってことごとく外したりといった感じでした。

点数的には伸びが見られなかった結果でしたが、
よくよく分析してみれば十分成長が感じられる内容。

そのことを本人にも伝え、
具体的な問題の解き方のポイントをいくつか教え、
芽が出始めてるからあきらめずに頑張ろう!
と決意を新たにして話を終えました。


このお話しからあなたに伝えたいことは何かというと、
テストの点数だけでは子どもの成長は計れないということです。

まったくわかっていなくても、
あと一歩までたどり着いていても、
×は×ですから、点数は変わらないんですよね。

これは他の科目でも同じです。
算数などは「2択まで絞った後はカンで当った」といったことがない分
いっそう顕著かもしれません。

なんだかんだ言って、
頑張ったときに成果があるとやる気になるのが人間です。

反省会をしてモチベーションを維持しようと言ったって、
成果が出ること以上にモチベーションを上げられることは無いのです。

数字には表れていない、表面的には見えていない、
子どもの成長・努力の成果を探して見つけてあげたいものですね。


あなたのお子さんは、
この夏は勉強をどれくらい頑張りましたか?

きっといっぱい頑張ってくれていると思います。

でも、その成果が点数には表れないかもしれません。

そんなときこそ、
点数になっていない本人の成長を探してあげてください。

その成長を認め、
一緒に喜んであげてください。


そうすれば、
きっと「やって良かった」という気持ちが生まれ、
勉強を好きになっていってくれますよ。

それでは!


9月27日(日)に第23回親ゼミを開催します。
テーマは「子供を勉強好きにする方法」です。
参加者の募集は9月6日(日)20時のメルマガで行います。
よろしくお願いします(^^)

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