ひまわ~り、花が咲い~た~ら~♪(パプリカ風)

こんにちは。自由が丘校舎長の江藤です。

5月末に久々にブログを書いています。
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、日常を取り戻すにはまだまだ長い時間がかかりそうですね。

新型コロナウイルスのことを振り返ると、
2月27日→休校要請
4月7日→緊急事態宣言発出
5月4日→緊急事態宣言延長
5月25日→緊急事態宣言解除
という流れでしたね。
この中で、特に3月の間は、
・ニュースを見る
・ネットを見る
・それらを踏まえて社内で毎夜協議
という日々を送っていました。
また、保護者の方々から電話やメールのお問合せも増えて、いっぱいいっぱいになって仕事をこなしていました。
その当時は「あー、まずい。忙しい。心に余裕がないわぁ。眉間に皺を寄せている時間、長いわ~。どうしよ…(>_<)」と思っていたことを思い出します。
私は、心に余裕がないといっぱいいっぱいになってしまう性質で、膨大な情報とメールの山を必死に裁いていました。

そんな中で、教室にあるもの置いたままにしていたのに気付きました。

【缶で育てる植物】

ある私学の中学校の学校説明会に足を運んだ時に、そのお礼としてもらったものでした。
「何が育つでしょう?」
とラベルに書いてあります。
しかし、中の説明を見たら「ひまわりの育て方」と書いてあります。
「何が育つかって書いてあるじゃん!そもそもこんな小さな缶で本当に育つんかい?」
などと内心悪態をついていたものの、
「心に余裕を持つ必要があるな。うん、試しにちょっと植えてみるか」
と軽い気持ちで、缶に土を入れ、種を植え、水をあげて教室のベランダに置いておきました。

立教新座中学校の元校長先生で渡辺憲司先生という方がいらっしゃいます。
この方の著書『時に海を見よ』の中に、こんな言葉があります。

『「忙しい」と「忘れる」は同義の言葉で、「心を亡くすること」である』

この言葉はいつも何かの時に思い出しては自分の行動を振り返るようにしています。
ついつい「忙しい、忙しい」と口をついてしまうこともしばしばですが、この言葉に出合ったおかげ、ネガティブな言葉を発しないように心がけるようになりました。
蛇足ですが、あの2011年の東日本大震災時の時の卒業生に向けた渡辺先生のお言葉がWEBにありますので、お時間がある時にぜひご覧くださいね。
https://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/20110311.html

さてさて、10日くらい経った時でしょうか。
水をあげるために缶を手に取ると、何と芽が出てるじゃないですか!

か、か、かわいい!!
よーし!もっともっと成長しろ~(^^)/

それからも、日々水をあげ、太陽に当て、雨が降ったら教室の中に入れ、大事に大事に育てていきました。
雪の中でもめげずに成長!

3つの種から発芽し、途中で1つは成長が遅いので間引きましたが、残り2本が順調に成長!
(GW中にやや放置してしまったのは、内緒の話です)

そんなこんなあり、ちょくちょく生徒にも見せていた中で、遂にその日が訪れました!
5月25日(月)、出勤後PCに電源を入れるより前にいつも通り水をあげようとベランダに行ったところ、何と花が咲きました!

イエーイ!!ヽ(^o^)丿
もうテンションが爆上がりで、この週に授業を担当した全クラスの生徒たちに報告してしまいました(笑)
中には興味を持ってくれず「早く授業をやりましょうよ、先生…」みたいな生徒もいましたが(もうちょっと江藤に優しくして!笑)、拍手して一緒に喜んでくれる生徒が多くて、さらにテンションが上がってしまいました。
金曜日の自由が丘校の6年生に報告した時には、
「みんなも勉強で忙しい!、我々だったら仕事で忙しい!となりがちなところもあるよね。でも、たまにはこうやってわき道にそれて、心の余裕を持つこともいいじゃないか!みんなも心に余裕が持てる何かがあるといいね」
と話をしました。

「忙しい」のは、勉強や仕事が充実していることの裏返しでもあると思いますが、「心を亡くす」ことでもあります。
そうならないように、自分の心に余裕が持てる何かがあるとよいですね。
私は、家では娘と黒猫ノア(with奥さん)、そして教室ではひまわりちゃんです(笑)
皆さんのそういったものを、ぜひお電話やご面談の際など、教えてくださいね(^^)

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