- 受験で親子関係に亀裂が入ったご家庭の末路とは(2024年02月22日)
- 学習能力が高い人と低い人の違いがうかがえる研究(2024年02月21日)
- 過干渉な親に育てられた子の末路とは(2024年02月11日)
- セルフハンディキャッピングに陥らない育て方とは? (2024年02月07日)
- 本気を出すことができない心のブレーキ『セルフハンディキャッピング』とは?(2024年02月06日)
- ミスへの執着心を持たせる方法(2024年01月25日)
- 要注意!何度練習しても上達しない人の特徴(2024年01月24日)
- 伸学会的「新年の抱負」達成法(2024年01月13日)
- チャリティー親ゼミを開催します(2024年01月07日)
- 成長力診断テスト~あなたのお子さんはコレになんて答えますか?~(2023年12月08日)
こんばんは。伸学会の菊池です。
今日は月1の伸学会の取締役会議でした。
いつもだったら今後伸学会のビジネスをどう伸ばしていくか、
つまりは理念をどう広げていくかとか、
勉強に困っている親子にどう価値を届けていくとか、
そんなワクワクすることを話す会議の場なのですが、
今回はコロナの対応について協議というあまり面白くない話が多くなってしまいました。
仕方がないことだし、誰も悪くないのですが、
無価値だけどやらなければいけない仕事がものすごく多いのです。
それは例えば、
休会に伴う授業料の返金の処理をどうするか?とかです。
何十人分の振り込みの処理とか、次月の授業料との相殺の処理とか、
けっこうな手間と時間が持っていかれます。
子供の成績アップにつながるわけでもなく、
伸学会の売り上げにつながるわけでもない、
本来だったら必要無かったはずの無価値な仕事です。
こいつのおかげで経理担当兼給与計算担当の吉田さんはパンクしており、
今月の給与計算が間に合わず、
給与が遅配となりました。
スタッフのみんなごめんなさい!
なんとか処理を少なくするためにどうしたら良いかを模索して話し合っていたのですが、
もちろんそんな話し合いはワクワクするはずがありません。
飲食店やホテルをはじめ、
このコロナのせいで売り上げが激減していて、
倒産の危機にある会社がたくさんあります。
給与は遅れてもそういった倒産の心配は無いだけ幸せなことではあるのですが、
早くワクワクする仕事に集中できる環境に戻ってほしいなと思っています。
ただ、あと1ヶ月が過ぎ、GWを過ぎて緊急事態宣言が解除されても、
私たちが完全に元通りになることは無いでしょう。
ニュースなどでよく解説されていますが、
新型コロナウィルスを完全に封じ込めるワクチンが開発されるまでには、
相当に時間がかかるはずです。
とすると、新型コロナは、
一時的に収まったところで、
またしばらく経てば流行する、
インフルエンザのような病気になるのではないでしょうか。
だとすると、私たちは新型コロナがあることを前提に、
新型コロナと共存していかなければいけません。
新型コロナがあることを前提に、
ワクワクする仕事をする方法を考える今日この頃です。
この「新型コロナを前提とする」のは
子供の教育の在り方も同様だと思っています。
私たち大人はこの外出自粛の中で、
テレワークやビデオ会議に強制的にシフトをさせられました。
子供たちもオンライン授業に強制的にシフトさせられています。
こういった状況下で成果を出せるようにしていくことが求められます。
環境が変われば勝ち方・勝ちパターンも変わります。
ほとんどの人にとって、
手探りで勝ち方を模索することになります。
誰かが考えて作ってくれた勝ちパターンに受動的に乗っているだけの人は、
勝ちパターンができあがるまでは負け続けることになるでしょう。
残酷なことを言えば、
5・6年生の子たちは、
「新たなオンライン学習時代の勝ちパターン」
ができあがる前に受験が終わります。
もっともこれは「ピンチ」ではありません。
なぜなら、ほとんどの子供も親も、能動的には動けないからです。
のちに「負けパターン」と言われることになる行動をみんながし、
みんな一斉に伸び悩んだ結果、
学力の相対的な位置関係は変わらず、
成績もクラスも変わらないでしょう。
「ピンチ」ではまったくありません。
しかし「チャンス」ではあります。
学校と塾の休校で多くの子が時間を持て余している中で、
勉強時間を伸ばせた子は他の子をどんどん追い抜いていくでしょう。
オンライン授業に適応できず、
多くの子が学びを吸収できない中で、
正しい学び方ができた子は他の子をどんどん追い抜いていくでしょう。
「ピンチ」ではなく、ただ「チャンス」があるだけです。
では、新しい環境にいち早く順応し、
自分の力で勝ちパターンを作るにはどうしたら良いか?
それは原理原則をきちんと押さえることです。
解法や勝ちパターンを丸暗記しているだけで、
なぜそうなるのかを考えないと、
応用することができなくなります。
これは何ごとも同じです。
子供のやる気を引き出すためにはどうしたら良いのか?
成績アップにつながる効率の良い学習法はどういったものか?
原理原則が理解できていれば、
環境が変わっても応用して適応することができます。
例えば、
「学んだことを習得するためには実践が必要」
ということ。
私たちは自転車の乗り方を習っただけでは自転車に乗れるようになりませんし、
泳ぎかたを習っただけでは泳げるようにはなりません。
テレビでプロスポーツ選手のすごいプレイを見てもそれは再現できませんし、
クックパッドやクラシルで手際よく料理をする動画を見てもそれを再現できません。
これらは手続き記憶と言われるもので、習得には実践が必要です。
そして、算数や国語の問題を解き方も「手続き記憶」であることがわかっています。
習っただけではできるようにはならないのです。
多くの指導者はそれを経験的に知っているので、
教室での授業では授業時間の中に演習の時間が含まれています。
教室での授業ができなくなり、
多くの塾では授業の映像を配信する形で対応するでしょう。
しかしその映像授業の中には、「演習の時間」はおそらくありません。
(5分10分と先生が何も言わずに待っている映像授業とかがあったらシュールですよね笑)
60分ぶんの授業の内容が30分の映像で送られてきて、
それを見ただけで勉強した気になる子が続出するでしょう。
そういった子たちをしり目に、
「演習こそが習得には重要」とわかっている子は、
しっかりと演習時間を確保して力を伸ばしていくことができます。
受動的に教室で「やらされていた」だけの子にはできないことです。
大きな環境の変化が起こったときには、
その変化に適応できた人は大きな成果をあげられます。
菊池さんのお子さんにもそのチャンスがあります。
お子さんの最適な学びを引き出せるように、
学びの原理原則を学んでいきましょう。
この困難な状況を一緒に乗り越えていきましょうね。
p.s.
そういえば、4月25日(土)に親ゼミを予定していたのですが、
この状況下ではオフラインでは実施できないだろうなと思っていたところ、
案の定目黒区から会場の予約のキャンセルをされました。
オンラインのみで実施することにします。
遠方の方もぜひお申し込みくださいね。
内容は「成績が上がる家庭のサポート」をテーマにしようと思います。
お楽しみに!
p.p.s.
成績が上がる学習法をギュッと詰め込んだ、
「『記憶』を科学的に分析してわかった小学生の子の成績に最短で直結する勉強法」
略して「記憶を科学」が来週の水曜日4月15日に発売です!
それを記念して、
プレゼントキャンペーンやります!
キャンペーン特設サイトを作りました。
4/17(金)17時までの期間限定プレゼントはこちらから
→http://www.singakukai.com/news/12703.html
また発売を記念して、
4月14日(火)21:00からYoutubeライブ配信で概要を解説します。
ライブ配信はこちらの伸学会チャンネルのトップページから見られます。
https://bit.ly/2Go9OBN
見逃さないように事前にチャンネル登録をしておいてくださいね。
本を購入していただける場合は、
ライブ配信の前か配信中にポチっとして
「予約しました!」
的なコメントしていただけると盛り上がって嬉しいです(^^)
よろしくお願いします!
—
■学びを楽しくするコツをメルマガで無料で配信しています。