- 子どもを伸ばす親のマインドセット(2021年04月16日)
- 感情で動く子どもに伝わるコミュニケーション法とは?(2021年04月15日)
- 子どもの納得感を高める伝え方(2021年04月14日)
- 子どもを伸ばす親のマインドセット(2021年03月14日)
- 小学生までに○○をすると成績と将来の年収が上がりコミュニケーション能力も高くなり問題行動も減る!という研究結果(2020年12月10日)
- 子どもの学力と食事の関係:大学・研究機関が行った調査のまとめ(2020年11月19日)
- 中学受験をする小学生に教えたい!成績アップする勉強法のまとめ(2020年10月21日)
- 中学受験:失敗しない子供に合った塾の選び方(2020年10月20日)
- 過去問が終わった後の復習法【伸学会研修広場第7回!】 (2020年10月19日)
- 伸学会研修広場第6回!(2020年07月21日)
こんばんは。伸学会の菊池です。
最初の著書、
「やる気を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法」
が出版されてから1年が経ちました。
ちょうど節目を迎えるこのタイミングで、
昨日出版社の編集さんから
「また重版が決まった」
とご連絡がありました!
今回が第7版で、
累計2万5000部になりました(^^)
「学びを楽しくする」
というコンセプトが広がっていて嬉しいです。
これからも良い情報を日々発信していこうと思います。
応援よろしくお願いします(^^)
さて、今回の記事では、
出版第3弾の関係でいろいろ調べていて発見した
「ジャンクフードの食事を毎日続けると1週間で脳が大ダメージを負って危険!」
という研究についてご紹介しようと思います。
お菓子やファーストフードが体に悪いのは今さら言うまでもないことですが、
2020年に発表された最新の研究
(https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsos.191338)
によると、脳の海馬にも大ダメージがあるとか。
海馬と言えば、
記憶と学習を司る脳の部位で、
ここにダメージを受けるということは
どうやったって学力低下は避けられないだろうという重大事態ですね。
恐ろしい…
どんな研究だったかもう少し詳しくご紹介すると、
健康な痩せている大学生110人を対象に、
1週間ジャンクフードを食べるグループと
いつもの食事を続けるグループに
ランダムに分かれて経過を観察したそうです。
この実験で食べてもらったジャンクフード(※)というのは
・トーストサンドイッチ
・ミルクシェイク
・ベルギーワッフル
・人気のファーストフードチェーンの食事とデザート
といった内容で、
多くのご家庭でお子さんに食べさせたことがあるものばかりでしょう。
(※論文ではウェスタンスタイルの食事という表現になっています)
ビタミンやミネラルがとても少ないうえに、
飽和脂肪と砂糖が大量に入っていて、
確かに食べ続けたら健康に悪そうなメニューです。
こうした食事をしてもらいながら、
定期的に脳機能のテストを行いつつ、
2つのグループで学生たちにどんな違いが見られたか観察しました。
その結果、
「ジャンクフードを食べ続けたグループは、たとえお腹がいっぱいだと感じている時でも、ついお菓子を食べてしまう」
「さらに、ジャンクフードグループは、記憶力テストでも成績が悪かった」
とのことでした。
ジャンクフードを食べると食欲が暴走するのはご存知の方も多いですよね。
しかし、それだけでなく、
ほんの1週間で記憶力も低下することには驚かれるんじゃないでしょうか。
この実験の目的は、
「食欲が暴走する理由は、
海馬機能へのダメージによって食欲制御が損なわれることなんじゃないか?」
という予測をテストしてみようということなのですが、
私としては食欲暴走のメカニズムの前に、
海馬機能にダメージがあって記憶力が低下することの方が見逃せないポイントです。
そして、結果を乱暴にまとめると、
「ジャンクフードばっかり子どもに食べさせてると、
食欲が制御できなくなって子どもが肥満になるうえに、
記憶力が低下してバカになるぞ!」
ってことでした。
やっぱりジャンクフードって怖いんですね。。。
ちなみに1週間ジャンクフードを食べたせいで起こった記憶力の低下は、
元の食生活に戻してから3週間後の再検査では元に戻っていたとか。
短期的な摂取であれば回復できるようですが、
1年2年とジャンクフード漬けになってたら、
毒抜きにどれだけかかるのでしょうか?
もしかしたら、
もう戻らなくなってしまうのでしょうか?
そのあたりはこの論文からはわからないので、
今後の研究が待たれるところです。
ただ、今回のような実験を長期間することは、
健康を害する可能性が高いので、
倫理的な問題でできないと思われます。
元々ジャンクフードまみれの食生活をしている人たちを集め、
食生活を改善したらこうなったというのを観察するしかないから、
厳密に管理された実験に比べると信頼性が落ちるのは致し方ないところです。
まぁなんにせよ、
脳が学習に適した良い状態を維持するには、
健康的な食事が大切だとお分かりいただけるんじゃないでしょうか。
今回は「記憶力が落ちる」っていう
成績ダウン直結な結果が示されていましたが、
「落ち着きが無くなる」「集中力が無くなる」
ことを示す研究もいろいろとあります。
落ち着きが無くなり集中できなくなったら、
勉強したって頭に入らなくなるから、
やっぱり成績は下がりますよね。
頑張ろうと思っても頑張れない原因がもし食事だとしたら…
かわいそうだと思いませんか?
お子さんに勉強を教えることは我々でもできますが、
お子さんに良い食事をさせるのは親御さんにしかできないことです。
塾と家庭で役割分担をするときに、
私としては真っ先にお願いしたいのが食事と睡眠です。
子どもの学力を伸ばしたいと考える親御さんたちには、
「まずは食事からですよ!」
ということを発信していきたいと思います。
今回の記事を見て参考になったなと思ったら、
まずはジャンクフードを控えるようにしてみてください。
ジャンクフードは必ずしもファーストフードだけではないですよ。
例えばコンビニのパンなども、
だいたい飽和脂肪と砂糖まみれですから、
ジャンクフードにあたります。
そういったものを避けて、
お子さんの海馬を守ってあげてくださいね。
そして、そういった脳にダメージを与える食事・脳をパワーアップさせる食事をまとめて本にしますので、出版もお楽しみに!
それでは!
—
お待たせしました。
出版第2弾「記憶を科学」の電子書籍版が発売になりました。
ご購入はAmazonまたはご利用中の電子書籍リーダーから!
—
■子供の成績の伸ばし方、メルマガでも無料で配信しています。