学習院女子中等科進学Dさんの受験体験記

おかげさまで、この春から娘が学習院女子中等科に進学します。これまで丁寧にサポートして下さった先生方に心よりお礼申しあげます。新小4年生からの通塾を振り返り、一番有難かったことは毎回楽しく通わせていただいたことです。気持ちが乗らない日もなぜか嬉しそうに帰宅するのを見て不思議に思ったほどです。気持ちの面でも勉強の面でも大変お世話になりありがとうございました。

入会を決めた理由は、正しい勉強方法を教えて下さること、心理学をはじめとする様々な研究に基づいたアプローチをして下さること、そして前向きに勉強できればこの先有意義になりそう、と考えたからです。しかし、最後まで大手塾と迷っておりました。(←申し訳ございません。)早々に両親が勉強を教えるのに限界を感じ、いつでも質問ができる環境も後押しし、お世話になることに決めました。

4年生の頃は、宿題の範囲を一緒に確認したり、テキストを読んだり、また、耳が痛いこともよく娘に言っていました。懸念事項をご相談した際には、先生より「指摘しても良いことはないので、いずれホームルームでわかるようになるので、絶対に乗り越えられる」というお話をされ、その意味をそれ以降実感しました。

5年生は週5日の通塾で本当に大変でした。土日はほぼ丸一日勉強時間に充てないと復習ができないほどでした。母の仕事がこの頃から多忙になり、次第に娘に任せ、わからない問題は伸学会で聞いてね、と伝えました。(4年生の頃から質問が多く、先生方も大変だったのではと拝察しております。)算数の日能研模試で正解率が低い難問は以前は諦めて解かない状態でしたが、この頃から次第に解けるようになっていきました。勉強は伸学会にお任せ、宿題は自分で確認、私は「赤丸(間違った問題)の印付けとリトライをすると力になる」という声かけに徹し、後はする・しないは娘次第としました。結果、自主性の中で成長できるということを実感しましたので、志望校もより広げて検討するに至りました。

5年生後半から6年生にかけて成績は安定していきました。しかし、気持ちが前向きでない日も多々見られました。大丈夫なのか心配しました。心配ごとに関しては、「それは娘が困っていることなのか、母が困っていることなのか」考え、『ほとんどは母の心配でしかない』、と冷静になれました。嬉しい変化もありました。模試後にこんな面白い問題が出た、こう考えて解いた等の話を嬉しそうにしてくれました。特に算数、社会が自信になり、好きな教科は自主的に演習量を増やし、理科を上げればもう少しで志望校に届くとわかり、夏休みは理科を基礎から復習しました。合宿も他校舎のお友達と勉強でき、本当に楽しかったようです。

順調と思えた道のりでしたが、最後まですんなりとはいきませんでした。12月最後の日能研模試で、得意な算数で今までにない悪い成績を取り、何があったのか心配になりました。すぐに秦先生にご相談したところ、先生が娘と話して下さりました。計算ミス転記ミスが多発したことが原因でした。その後の計算コンクール(※計算特訓)では、娘が間違えやすいパターンに絞った問題を出して下さる等有難かったです。模試の成績が悪かったにも関わらず、受かる自信はある、と本人が話ので、悔いのないよう受験しようと決心しました。先生方からコンディションが大切とのアドバイスをいただいており、睡眠時間を直前期に9時間確保しました。ミスの原因は疲れの影響もあったのではと思っています。

1月の受験校で試験会場に向かう後ろ姿を見て成長を感じ、ここまで心が動いたことは今でも忘れられません。その時に合格・不合格はどちらでも良い、受験して良かったと心から思えました。
2月1日は思いのほか緊張していました。前日は緊張で眠れなかったとのこと。最寄り駅からZoomにつなぎ、先生方と話すうちに笑顔が出てきました。その日のうちに結果がわかりました。残念な結果で、落ち込みが激しくまた疲れもピークに達しました。以前からの志望校である学習院に何とか連れて行かなければ、と思い、今まで行った楽しい校内見学の話をしながら送り出しました。不合格だった時に備えその後の受験日程も考えていました。その後に向けて通塾していたところに合格がわかりました。先生方が何度もよかったですね、と喜んで下さり嬉しかったそうです。最後まで諦めなくて本当に良かった、と申しております。

受験を終えて、これほどまでに大量の質問をさせていただいたこと、かなりのご負担だったかと存じます。心理面まで細やかにサポート下さり心強く思いました。現在、英語を勉強し、わからない問題はポ発しようと前向きです。これからの学びにつながる受験生活となり、心より感謝申しあげます。ありがとうございました。