【受験体験記】北嶺中学校進学Rさんの保護者様より

  • これをやってよかった

>先生方のご指導に従って、勉強についてはほとんど手出ししないようにした。

>模試などの書類管理の手伝い。

息子の性質的に書類管理がうまくできないので、(将来は一人でやってほしいなと思いながら、今回は)手伝った。

>5年生の終わり頃に4科のまとめ(算数)を一通り解いて、苦手分野を探った。

(オンライン授業中にサボっていた頃の抜け漏れが案外多いことが発覚したため。)

>細かいことに気付いて小言を言いすぎないように、自宅学習が増える12月頃から、私は中国ドラマに没頭するようにした。

(ただし音は消音で。お母さんサボってる…と思われたくないため、ついでに中国語の学習も始めた。)

>志望校に向けた記述指導をお願いした。ここで得た能力は、彼の将来にもつながるノウハウだと思う。秦先生には大変なご面倒をおかけしたが、感謝しかない。

>良質な睡眠の確保。

マッサージ、お灸、ハーブティ、入浴剤、傾聴、6年生にして久々の寝かせつけ。

>地方での受験に先駆けて、万全の準備を行った。

(宿泊施設だけでなく、食事やタクシーの手配なども早めに行った。また持ち物は多すぎるくらい準備万端で。)

>模試の結果に一喜一憂しなかった。

息子は、偏差値が低いときは笑ってしまうほど低く、ごく稀に高偏差値をとってくるなど、振り幅が大きすぎたため、偏差値の平均値を計算したり、グラフ化したり、は、できなかった。

模試については、偏差値は一切追わず、正答率が高いところだけを粛々と直す。ただそのためだけに活用した。

>家族と同じ内容の夜ご飯を温かいまま食べてもらいたく、お弁当箱を保温機能付きのものに新調した。

>日曜特訓は、当初は弁当を作っていたが、休憩時間が短いと聞いて、途中からおにぎりに。

受験直前は本人の希望で「朝バナナ」に変更。

親としてはきちんとしたものを食べさせたかったが、、、

受験する学校が、試験休憩中の固形物摂取は禁止だったので、ゼリー飲料に慣れていて良かったと思った。

  • これをやって反省・後悔した

>1月校の合格後、ここまでやりきってくれて本当によかった。ありがとう。と、本人に一旦の感謝を伝えてしまった。

この後2月の第一志望受験に向けての勉強を本格的に開始したが、すでに気が緩んでしまい最後まで頑張れなくなってしまったような気がする(親子共に)。

2月1日までは、1月の合否には触れず、気を引き締めて進んでいけばよかったと思う。

 

>オンライン授業中の子供を信じすぎた。

オンラインでの授業中に、ネット漫画を読んでいたり、youtubeを見たり、机に隠し持った本を読んだりしていた。

我が家の場合、「うるさくて集中できないからドアを閉めて!」は信じてはいけなかった。

>学習記録を上手に活用できるように、もっとうまく声掛けができたらよかった。

(いまだに正解わからないが、、。)

 

マイペースな息子には、男子校で、たくさんの良き友達を作って欲しいと考え、2年生ごろには受験を意識し、準備を始めました。

ただ、受験に関しては本人の意思を尊重したいとも考えていたため、

あまり負担をかけないように、3年生で小規模な個人塾に週1回1.5時間の通塾から、

学習習慣と計算力をつける目的でスタートしました。

4年生からは趣味も兼ねて作文教室や実験教室にも通い始め、本人が受験を意識し始めた4年生後半から、伸学会に通うことにしました。

マイペースで、成績上位へのこだわりがあまりない息子には、生徒同士を競わせて成績を伸ばす大手塾ではなく、クラス数が少なく先生の目が行き届く塾が合うのではないか、と考えたこと、中学受験だけではなく、将来にわたって使える能力が身につくのではないかと考えたこと、(保護者が)受験についてのノウハウが得られること、自宅から一人で行き来できる距離にあること、また体験を受けて本人が気に入ったことが、伸学会を選んだ理由です。

4年生2学期で入会して、まずは通塾と課題をこなす日々。学習記録は、ほとんど活用できていなかったようですが、学習記録を書いてポイントをゲットして、大きな飴玉に換えたり、ノートに換えたりと、とにかく塾のやり方になれるようにがんばっていたようです。

5年生は、我が家にとって暗黒の時代。オンライン授業時代は、息子はこそこそとサボり続け、毎日のように口ゲンカ。成績もガタ落ちでした。

(5年のオンライン授業でサボっていたため頭に入っていなかった、、、ということが6年生の12月頃にわかったという事案もあり。焦りました。)

ただ、これは息子と、それを管理できなかった私がわるかったというだけで、他塾に先駆けてオンライン授業をすばやく開始してくださり、またコロナが落ち着いてきたころにも他塾に先駆けて対面授業に戻してくださった、伸学会のフットワークの軽さは本当に感謝しかありません。

6年生前半は苦手を克服することを目標にがんばりました。国語の得点を10点近く下げてしまう漢字は毎日とにかく書きました。算数は下剋上や5年生のテキストも、とにかくやりこみました。この時期は社会と理科は後回しに。(理科は得意なのでよいのですが、社会はズタボロでした。が、どうせやらないので後回しに。。。)

そして、6年生の夏休みに開催してくださったオンライン合宿で、いろんな学校の過去問を解くうちに、顔つきが少しだけお兄さんになったように見えました。

(秦先生、マジックのお披露目をありがとうございました。)

夏休み明け、まだまだ苦手の克服は続きます。毎日たんたんと、漢字、下剋上、その他の算数テキストを解きながら、着々と実力をつける努力をしました。このころから社会を少しずつ暗記開始。

たしか10月頃、過去問を本格的に解き始めました。過去問を解くようになって、伸学会の素晴らしさを再認識。まず個人の志望校に合わせて過去問のスケジュールを立ててくださいました。そして、自分の志望校の過去問を中心に、一週ごとに解いては直し、解いては直しすることで、着実に力をつけて、問題対応力をあげてくださいました。

自分の志望校にカスタマイズして取り組めたため、時間が効率的に使えたのではないかと思います。同級生からは0時を超えるのはあたり前と聞いていましたが、直前期も息子の就寝22時半は守られ、さらに就寝前のリラックスタイムとして30分〜1時間の読書タイム(趣味の)も確保されていました。

そして迎えた、本番の1月受験。

模試の時と変わらない様子で、いつもどおり会場に消えていった息子を見送り、、、

背中を見ていて、ふと、気付きました。あれ?いつのまにか大きくなってる??と、、、。

過去問とそのリトライを通して、いつのまにか大きな自信になっていたようです。

結果、第一志望には及びませんでしたが、希望度の高い第二志望に合格をいただきました。

受験中は生活や健康を壊されることもなく、マイペースに過ごし、将来にもつながるような勉強のし方を学び、家族みんなが笑顔で、この受験生活を終わることができました。

いつまでもマイペースで、塾の作戦にあまり乗って行かない(←親の作戦にも乗ってきません。)息子に、担当してくださった先生方はきっと気を揉まれたことかと思いますが、たんたんと、なんとなーく、気づかない間に、ちゃんとお兄さんになっていました。

ありがとうございました。

親ができること、それは、いつかきっとくる子供の成長を信じることと、子供がリラックスして試験に臨めるように、そっと近くに控えることだけだったなと、今さらながらに思います。

この先中学受験をされる皆さま、親が関われる受験はこれが最後とか。。。

我が家は常にドタバタしていましたが、、、どうぞ楽しんで、豊かな時間を過ごしてください!!(←終わった今だから言えることなんですけど、、。)

最後になりましたが、過去問の担当をしてくださり、特に記述など手間のかかることで支えてくださった秦先生をはじめ、息子に関わってくださったすべての先生に心から感謝しております。本当にありがとうございました。