【受験体験記】三田国際中進学Aさんの保護者様より


■伸学会との出会い
中学受験を経験した私と夫は「なんとなく」長女にも中学受験をさせるか・・・そんな中途半端な気持ちでいました。自分達が経験したから子供にも同じように経験させるというのはちょっと違うかなと思っていました。昨今の中学受験の過熱も聞いていたので、そこにあえて挑戦させるのもどうなのだろうと。そんな中、出会ったのが伸学会です。
伸学会を知ったのは信頼している先輩の息子さんが通っていて勧めてきたのがきっかけでした。あまり親の手がかからないよ!と言ってくれたのでそれだけで前向きだったのですが、説明会に行った時に「中学受験は通過点にすぎない。その先を考えて関わっていく」という塾のスタンスにストンと腑に落ちた自分がいました。この塾なら受験以降も自律して自己管理ができる子になるのでは?勉強ができるようになるという側面だけでなく、人として成長する上で大事なことも教えてくれるのでは?そんな直感的な期待を持ったのを覚えています。

 最初は塾生活に家族も慣れませんでした。春期講習は任意だと勘違いし、家族で旅行に行ってしまった挙句、春休み明けのアタックテストの社会の点数が1点だったことを覚えています。
「娘さん大丈夫ですか?落ち込んでいませんでした?」と尾本先生からの電話があり、先生にまで気を遣わせてしまうほどでした。
その時娘には塾休ませた私たちの責任だから気にしないでいいことや「ここから大逆転ドラマ始めようね。3年後の受験であの時は1点でしたって言おう」と言っていたのを覚えています。

■あれから3年
完全に我が家は塾に任せており、何をやっているのか細かく把握していませんでした。6年生の夏から、夫が1週間の学習計画と振り返りを娘と週一でするようになりました。それぐらいです。私は勉強面だとイライラしてしまうので、心と体のコンディションづくりと言うことでお弁当作りと「どう感じてるの?」と言う会話しかしませんでした。

学校が大好きな彼女は塾に行く時間の10分前まで外で遊んで帰ってきて、タッチアンドゴーで塾へ向かう生活を6年生の1月中旬までやっていました。1番の不安点はこの勉強量で十分なのかと言う点です。量というよりも質的に問題ないのか。志望校講座では第一志望の学校の近年の過去問で一度も初回で合格点に行っていなかったのでなおさら不安でした。そもそも2/1からその学校の全ての枠を受けるのがいいのか、それとももっと安全圏を狙った方がいいのかは悩みました。
もちろんどこも受からない、ということは避けたいですが、結果的には彼女自身の「第一希望の日程全部受けたい」と言う前向き、強気な発言で挑戦することにしました。
これはあくまでも結果論ですが、彼女自身が悔いのない受け方をしてよかったと思います。

■受験前〜当日
オミクロンの勢いもあり、当初予定してなかったけれど2週間前から学校を休むことにしました。
2週間は毎日、散歩・ジョギングだけは娘といっしょに過ごしました。
気分転換と運動不足解消が目的でしたが、その間、娘との会話は不安があれば不安について深ぼりをして本当に恐れているものは何かを話した結果、実は大したことないということがわかったり、受験が終わって楽しみにしていること、中学高校生活で楽しみにしていることについて話した、という日々でした。

受験1、2週間前にはまだ終わっていないのに「私ここまでやって悔いはない。それぐらいやった」と本人が言っていて、内心私は「おいおい、このページの問題間違えてけどそんなこと言わないで」って笑っちゃいましたが、そう彼女自身から思えていることは立派だなと思います。

受験前日から当日にかけては先生方のzoomでのサポートは親としてもとても心強かったです。受験当日の早朝のzoomでは娘の部屋から笑い声が聞こえて、先生方がいかに彼女たちの緊張をほぐそうとしてくれているのか伝わりました。

本人よりも親の方が緊張していたように感じます。本人はもちろん不安はあるけど、それよりも長い準備期間を終えられる喜び、そして「なんかいい感じ」と彼女自身が実感しながら受験校に向かっていたのを今でも覚えています。

■伸学会の魅力
ホームルーム、サポート、学習記録、先生の適度な距離感、アットホームさ、親への教育などたくさんあります。特にコロナ禍での先生方の対応は素晴らしかったです。透明性があり、事実ベースに考えられたスタンスが明確でわかりやすく、この対応はいろんな塾で違いが出た瞬間だったと思います。

娘にとっては3年間を通してテキストには載っていないことを学べたことが最大の収穫だと思っています。娘はここでの経験を通して自己コントロール力、考える力、自己肯定感を得られたように感じます。
私は親以外の大人との関わりも子育てでは大切だと思っています。娘は6年生ごろから「塾の先生たちみたいになりたい」といい出しました。塾の先生のお仕事は決して楽なお仕事ではないと思うのですが、その言葉はその中でイキイキと働き、楽しそうに見えているからだと思います。そう思える大人に関わってもらえること自体も貴重だと思っています。
本当にありがとうございました。