【受験体験記】三田国際中進学Tさんの保護者様より

長男の時に、大手塾で親子共に過酷な受験競争を経験して、次男には違うやり方で中学受験に向き合ってもらいたいと伸学会に小2の秋からお世話になりました。

「お母さんに口挟まれるとやる気なくす」と早い段階で言われたこともあり(長男の時に散々学んだはずですが)本当に塾にお任せでした。
私がしたことは、お弁当、宿題内容を息子に転送するくらい。
それも6年にもなると、「分かってるから送らなくていい」と言われ、勉強に関してはノータッチでした。

家は、小さな妹がいて賑やかなので、自習も塾でやると通塾してましたし、何をどう勉強してるのかは把握していませんでしたが、息子の勉強に対する姿勢で良いな、と思っていたのは、「こんな面白い問題があった」とか、「文章題が面白かったのでその小説を買ってくれ」など楽しめていることでした。
そんな様子を見ていたので、きっと息子はどこ行っても学びを続けるだろう、と思え、親は一歩引いて見守ることができました。

そんな感じで、伸学会大好き、勉強も好き、中学行って新しいこと学ぶの楽しみ!と、志望校も、なんなら受験スケジュールも自分で決めました。
親は、先生とそのスケジュールでいいのか、滑り止めはどこに入れておけばいいのか、など相談し、第二のプランを用意するくらいでした。

同点1位の志望校2つを受かるまで複数回受験する、というスケジュールで迎えた受験本番。

2/1の朝、zoom通してエールいただき、ツンデレの息子は先生にも素っ気なかったですが、「今日は肩慣らし、明日もその後もチャンスはあるから今日は様子見るくらいのつもりでいいよ」との言葉にいい感じに力抜けたようです。
「勝ち取ってこい!君ならできる!」という激励ではなかったことに、兄は驚いていましたが笑、緊張しやすい次男にはピッタリの言葉でした。
本当によく分かってくださっているな、と思います。

おかげさまで、初回午前の学校にご縁いただくことができ、嬉しい滑り出しでした。

が、そこからもう一つの志望校に2日連続不合格。
合否発表後、1時間もしないうちに、移動しなくてはいけないのですが、動揺して、でも悲しい、悔しい気持ちを親に見せたくないお年頃、泣くわけでもなく、感情を自分の中に押し込めて動かなくなってしまいました。
気持ち分かるし、合格した学校も第1志望だし、辛いならここで終わりにしてもいいのかも、でも後々挑戦しなかったことを後悔するんじゃないか、と私もグルグル、でも時間は押してるし早く決めなきゃ、と先生にSOS求めました。
息子は先生とも話したくない、顔も見せなくないという感じでしたが、zoom越しに先生の声が聞こえた途端、悔し涙がポロポロ。
それを見て私も泣きそうでした。

涙を流したことで感情も落ちついたのか、先生の語りかけに、もともと複数回受ける予定だったじゃないか、まだチャンスは残されているじゃないか、と気持ち切り替えることができました。
長い時間一緒に過ごした先生への信頼を垣間見た瞬間でした。

3回目の挑戦。手応えあった!と嬉しそうに出てきました、、が、こちらも不合格。

本人的に自信もあったので、呆然。
悔しさ、悲しさ、怒りもあって混乱している様子でしたが、最後もう一回受ける!!とプリプリ怒り?ながらも決心。
先生からのエールもいただき、最後の挑戦に向かい、、
そして結果は合格!!
嬉しさよりも、驚きが大きかったです。
そして、4度目にして両思いになれた、こちらの学校への進学を決めました。

合格はもちろんとても嬉しいのですが、私は息子の
「本当に最後諦めないで良かった、受けて良かった、
受けなかったらチャンスもなかったんだよな、、」
というセリフが心に響きました。得難い気付きだと思います。
 
中学受験を「勉強楽しい」と思いながら続けられたのは本当に素晴らしいことだと思います。
無理難題を与えるのではなく、自分を少しずつストレッチさせながら、難しい問題に挑戦して自信つけながら成長できました。
学びは続くので、これからも楽しみながら、伸びていってくれることを見守りたいと思います。

後は、、全く参考にならないかもしれないですが、夜型で朝がとことん苦手な息子が受験に向けて起きられるようになった我が家の秘策。
それは、Switch解禁!
6年のGWからはSwitchはしないと決め私が預かっていたのですが、なんと受験2週間ほど前に、早起きできたら30分だけ遊べることにしました。
効果覿面!
試験開始3時間前に起きることができるようになりました。
Switch最強です、、。

途中、コロナ禍で様々なストレスから小学校に行けなくなり、心配な時期もありましたが、学校に行かなくても勉強は好き、塾で勉強するのは楽しい、と伸学会が居場所となり続けました。
先生方に見守っていただき感謝しています。

本当にありがとうございました。