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こんばんは。現在新しい本の執筆が2冊同時進行で進めている菊池です。
時間がいっぱいいっぱいでYouTubeの収録が進められず困っているのですが、本の方は良いものが出来上がりそうです^^
今執筆中の本はどちらもマンガが多めで、最新刊のタイパアップ勉強法以上に読みやすいものになっています。
1つは中学受験しないご家庭もターゲットにしたおうち学習がテーマで、もう1つは算数が苦手な子に向けてマンガでわかりやすく解説する本です。
楽しく役立つ本になると思いますので、期待していてください!
さて、今回の本題です。
多くの子育て中の親御さんたちは、悩みが尽きないですよね。
例えば「子どもが自分から勉強しない」「成績がなかなか上がらない」「ゲームが辞められない」「夜ちゃんと寝ない」、そして「何度言っても子どもが言うことを聞かない」など。
上記の5つの悩みが1つも当てはまらないご家庭なんて、ほとんどないんじゃないでしょうか。
今回の記事では、その悩みを解決するための方法についてお話ししていきます。
もしあなたのご家庭は当てはまらないようであれば、今回の話はあなたには関係無いので、この先は読まなくて大丈夫です。
次の記事を楽しみにお待ちください。
まだ読んでいるということは、あるあるなお悩みが当てはまり、解決したいということですね?
では、まずは悩みが解決できない状態が続き、子育てが失敗に終わる根本的な原因からお話しします。
その原因はシンプルで、「悩みの理由と解決策がマッチしていない」ということです。
この記事をご覧になっているあなたは、日ごろからきっと情報収集をしていますよね。
ですから、いろいろと効果的な方法をご存知だと思います。
例えば、「スケジュールを立てると勉強量が増える」といったもの。
こうした私がお伝えしている解決策の多くは、科学的な検証の元で効果が確認されたものです。
でも、私の記事を読んで、そうした確かなはずの解決策を実行しても、全然うまくいかないという方も多いです。
効果的なことが科学的に確認されているのになぜ!?
そんな風に戸惑いや焦りや落胆を感じますよね。
なぜ効果が無いのでしょうか?
それは、子どもの勉強量が増えない理由と、解決策としての「スケジュールを立てること」がかみ合っていないからなのです。
「子どもが勉強をしない」というのは表面的な問題点でしかありません。
重要なのはその背景にある勉強をしない理由です。
「子どもが勉強をしない」というケースであれば、その理由は大きく分けて
●子どもはそもそも勉強をしたいと思っていない
●子どもも勉強しようと思っているが実行できない
の2つです。
さらに、勉強をしたいと思っていない理由を掘り下げると
・退屈でやる気がしない
・志望校合格などの勉強することで手に入れたいものが無い
・勉強が苦手で、できないと辛い気持ちになるからやりたくない
など、さらに細かく分けることができます。
また、勉強しようと思っていても実行できないとしたら、その理由は
・他にやりたいこと(ゲームなど)が我慢できず、時間を使ってしまう
・めんどくさくて先延ばしにしているうちに時間が経ってしまう
・やろうと思っていたけどすっかり忘れていた
といったことが考えられます。
そして、「スケジュールを立てる」という方法は、後者のような「勉強しようと思っていても実行できない」という場合には効果的ですが、そもそもやりたいと思っていない場合には効果はほぼありません。
スケジュールを立てたところで、退屈さが無くなるわけではないですし、目的意識ができるわけでも無いですし、苦手意識が消えるわけではないのですから、当然だと思いませんか?
退屈さを無くすためには、「ピンポンとブー」などの効果音アプリを使ってクイズゲームっぽくしたり、サイコロを使ってランダム性を出したり、といったやり方が効果的です。
目的意識を持つためには、いろいろな学校に見学に行って「この学校に通いたい」という憧れを持たせることが効果的です。
苦手意識が理由だとしたら、難易度を落として簡単な問題からスモールステップで取り組んでいくといったやり方が効果的です。
理由に合わせて、解決策を選んでいく。
これがお悩みの解決には必要なことです。
だから、悩みの理由がわからない親御さんは、効果的な解決策を選ぶことができません。
そして、「ちゃんとスケジュールを立てなさいって言ってるでしょ!!」といった感じで、子どもに怒りをぶつけ、ミスマッチな解決策をゴリ押ししたりしてしまいます。
その結果、親子関係が悪化したり、子どもの自己肯定感が傷ついていったりしてしまいます。
親子関係の悪化や、子どもの自己肯定感の低下は、子育てで避けたい失敗ですよね。
では、どうすればこうした失敗を避けられるのでしょうか?
答えは簡単で、「悩みの理由を見つけられる」ようになればいいのです。
そうすれば、理由に合わせて効果的な解決策を選べるようになりますよね?
そうは言っても、悩みの理由を見つけるのなんて難しいんじゃ…
と、思うかもしれませんが、意外と簡単です。
親御さんたちは、お子さんの性格や好み、普段どんなことを言っているかなどをよくご存じですよね。
そうした子どもの特徴と、これまでにやってきて効果的だったアプローチ・効果が無かったアプローチを整理していくと、自然と見えてくるものです。
一度紙に書きだしてみると、整理しやすくなりますよ。
もし紙に整理して書くのが苦手でしたら、誰かに話してみるというのも効果的です。
実際に、以前開催した親ゼミでも、シートに書いてもらい、ペアになっておしゃべりしてもらったところ、多くの方がご自身の悩みの原因に気付くことができました。
感想をいくつか挙げると、
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小2男児 日頃の学習習慣のやる気の波
本人の気分が乗っていない日でも、毎日続けさせなくては、という私自身の思い込みが強かったことに改めて気づきました。
もし私が息子だったら、という視点が抜け落ちていたことにも気付き、自分にぎょっとしました。
今日は初めて伸学会の先生のお話を直接うかがうことができて、とても有意義で濃厚な時間を過ごすことができました。
YouTubeで菊池先生の動画を拝見しておりましたので、ありがとうございました。
結局3時間も貴重なお話をうかがい、感謝しています。是非、またうかがいたいと思います。
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今日のお話を聞いて、これまで自分の悩んでいることが子供のことなのに、自分目線だけだったなあと思いました。もう少し本人たちと考えをすり合わせて、どうしたらいい方向に迎えるか話し合いをしたいです。
また、悩みに対しての解決策を、いまの現状にあったものにしていくということにきづきました。
お悩み相談シートで自分の悩みを整理してみたところ、問題がクリアになり、解決策が見つかったような気がしました。
なので、一度書いてみる、人に話す、などをしながら自分目線だけでない形で解決できるようにしていきたいです。
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最後に質問タイムがありましたが、質問せずとも解決していました。目がお会いしたのに質問しなかったのは、解決していたからでした。申し訳ございません。
オフラインよかったです。ペアワークは特に良かったです。子どもの学年が近い親御さん同士がペアになると、より共感出来ますが、学年が違う親御さん同士のペアは、アドバイスの練習にもなるので、両方アリだと思いました。
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私の悩みは今現在の子どもの状況だけを見ていて「課題はやったのか」「次のテスト対策はできているのか」など短い期間での目標だけにフォーカスしていることが原因で発生していると気が付きました。
大事なのは将来の子どものビジョンであり、親としての子どものゴールの理想は「やりたかった仕事に就いている」、「自活する収入を得ている」、「幸せな家庭を持っている」などであるとワークを通じて分かりました。
その理想へたどり着くには、受験の合格だけとは限らない複数のルートがあるということに今回気づかせていただきました。これからは目先のことで子どもたちに小言を言う前に、まずは将来のイメージ像を膨らませてみたいと思います。
とても充実した相談会でした。
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毎日の生活に追われていて、自分のこと子供のこと家族のことを振り返らずにただただ毎日焦って必死になっていた自分に気がつきました。 参加させて頂くことによってまずは自分の心と向き合うことが出来ました。 そして、ただただ目の前の見えないものに不安になり焦っていただけでは?と思いました。 参加させていただいている時間に自分と向き合えたこと、帰宅後子供と話が出来たこと、夜主人と向き合えたこと、それがとても大きな家族としての一歩となり私も心が軽くなりました。
先輩のママさんの意見や、同じグレーの子供を抱えるママさんのお話を聞けてとても参考になりました。
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私自身の思考の癖(理想が高い、できてないことに目を向けてしまう)に気づきました。
娘に対して「不足がある人」という見方しかできたなかったが、その見方は違うと気づいたので、今後そういう思いがわいた時でも「そうじゃなかった」と気付くことができるようになりました。まずそこから始めます。
シートに記入→講義を聞く→ペアワークで悩みを俯瞰する、と段階をふんだことで、自分の中でぐちゃっとしていた悩みが少しずつ整理されていくことがわかり、ありがたかったです。
—
といった感想でした。
ご覧になっていただくとわかりますが
・悩みを整理するとクリアになって解決策が見えた
・自分で見落としていた視点に気付けた
・ペアで話をすることで悩みが俯瞰できた
といった声が寄せられています。
アンケートに回答してくださった方たちからは5段階評価で平均4.9という高評価をいただきました。
特にペアワークは楽しかった方が多かったようで、「もう少し長くワークの時間が欲しかったです」という感想もありました。
同じ子育て中の親同士で、他の人も同じような悩みを抱えていることを知って、共感したり、安心したりできたようですね。
そして、おしゃべりする中で、自分たちで解決策に気付いてスッキリしたみたいです。
こうした経験を1度しておくと、また別の悩みが出てきたときにも、柔軟に対応できるようになります。
お悩み解決の枠組みは同じだからです。
あなたももし
「同じことで何度も子どもを叱ることが多く、状況を変えたい」
とお考えでしたら、ぜひ状況を整理することをから始めてみてください。
そうすれば、間違った解決策を繰り返して、親子関係が悪化したり、子どもを勉強嫌いに追い込んだり、子どもの才能を潰してしまったりといった結果は避けられますよ。
それでは。
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