悪いのは自分の頭じゃなかったと気付けました

代表の菊池です。

最近私が担当している5年生の子達の授業がとても良い感じです。

2クラスに分けていて、算数はAクラスを、国語はBクラスを指導しているのですが、それぞれに進歩が見られます。

最近特に嬉しかったのが、Bクラスの転塾してきたばかりの子たちの変化です。

それぞれ違う塾から転塾してきたのですが、「覚える」ということが本格的にできないという共通点がありました。

かといって、不真面目ということではありません。

授業中ノートは一生懸命書くし、漢字の練習も宿題ノートにちゃんとやってきます。

でも漢字テストをすると20問中2~3問しか正解できなかったりしていました。

お母さんだったら「なぜ?」と思ってしまうことでしょう。

理由は単純で、「模写」ないし「転記」の作業をしているだけで頭を使っていなかったからです。

そのせいで記憶に全く残っていませんでした。

その子たちみんな、とにかく書けば覚えられると前の塾の先生に騙されていたそうです。かわいそうに・・・

どうすれば矯正できるだろうかと考えました。

そして、「覚えて思い出しながら書く」というやり方を理解させるために、漢字テストの裏に正解を書いて渡してやることにしました。

これなら見ながら書き写すことは絶対にできません。

そうしたところ、これまで再テストをしてもなかなか点数が上がらなかったのが、すぐに点数が上がるようになりました。

やり方を変えると結果が変わるということが実感できたようです。

これまでは覚えられないのは自分の頭が悪いからだと思っていた子もいましたが、悪かったのはやり方だったんだと気付けました。

成長への第一歩です。よかったよかった。

やってもやっても点数が上がらない。

自分は頭が悪いんだと失望し、勉強に対して希望や意欲を失ってしまう。

そんなのかわいそうですよね。

そういう子を少しでも減らしていければと思っています。