生徒の学習記録が良くなった”おしゃべり”

こんにちは。後藤です。

最近、生徒が帰った後にふと思います。
「あれ、もうこんな時間?」
そこで、原因を考えてみました。
私おしゃべりしていました。
本科授業や個別指導を終えた生徒を捕まえて、おしゃべりしていました。

子どもの勉強時間を奪って、おしゃべりなんて!
国語の個別指導も任せられるように、指導法を身につけろ!
校舎もう1つ増やせ!
多方面から声が聞こえてきそうです。

でもちょっと待ってください!

おしゃべりの内容を聞いてから、私を叱るかどうか判断してください!

実は、10月はじめから生徒たちに「くすトーク」を実践しているんです。
「くすトーク」と言われてピンときた方は、相当な伸学会マニアです(笑)

「くすトーク」とは簡潔に言えば、
「行動の改善を促すために行う対話」です。

本来は、講師向けに行っていたものなのですが、その効果が研修で現れているので、
生徒相手にも行ってみようということになったのですね。

生徒たちが授業を終えた後に、質問をして振り返りの時間を作っています。
「今日の授業で習ったこと教えて!」
「授業で○○先生に褒められたことはなに?」
「来週の個別指導ってどんな使い方したい?」
などの質問から始まります。

週1でしか伸学会に来ない生徒には、
「休日の出来事教えて!」
「部活動で今一番大変なことってなに?」
などの質問をします。

貼りつけた資料に書いてある通り、この時に気を付けないといけないのは、
・解決策を求めようとしないこと
・聞きに徹すること
・否定しないこと
です。

くすトークを各生徒にしてきて、手ごたえを感じたことがあります。
それは、生徒の学習記録表への書き込みが良くなったことです。

傍から見れば、普通のおしゃべりをしてるだけにしか見えないかもしれませんが、
実は、話し手(生徒)と聞き手(先生)が区別されていて、
話し手である生徒は、過去の出来事を自分の言葉で整理して話さなければいけないのです。
こういった振り返りの時間があることで、学習記録表に書く内容が自然に整理できるようになるのですね。

「ウチの子、学習記録表の書き込みが出来ていなくて、、、」
というご相談をいただくことが多くあります。

その時に、お子さんにかける声は、
「学習記録表書いたの!?」でしょうか?
「今日の出来事一つ教えて!」でしょうか?

両方を試してお子さんの反応を比べてみてくださいね!