子どもの算数力を鍛える方法の研究を紹介します

こんばんは。伸学会代表の菊池です。

先日高校時代の友人から、親戚の子の学習相談をされました。

昔からとても世話になっている友人なので、個人的に相談に乗ることにしました。

詳しいことは近日中に直接会って話をするのですが、聞けばその親戚の子の習い事についての相談だとか。

親戚のお子さんは中学受験をする予定で、中学受験を目指す上で、小学校低学年の子にやらせる習い事っていったい何が良いの?とのことでした。

これって同じような悩みを抱えている方が多いんじゃないかと思ったので、記事にして配信することにしました。


中学受験で最も合否を分ける科目といえばやはり算数です。

ですから、中学受験を考えてらっしゃるご家庭は、お子さんの算数力を鍛えたいですよね?

そのためのヒントとなる研究をご紹介しようと思います。

スウェーデンの研究者たちが17,648人もの6~8歳の子どもたちを集めて行った研究です。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34017098/

この研究では、子どもたちに7週間にわたってトレーニングをさせ、算数の成績がどう変わるかを調べました。

参加人数がとても多くて信頼性が高いですね。

行ったトレーニングは、「空間認識能力」を鍛えるもので、

・空間操作=メンタルローテーションとかタングラムを行う

↑こんなの https://amzn.to/2UuxfBI

・空間情報の維持=視空間ワーキングメモリ課題を行う

↑こんなの

・空間的推論=「立体を別の角度から見たらどうなる?」的な問題を解く

↑こんなの

といったものでした。

これらの認知トレーニングにランダムに割り振って取り組ませるとともに、
算数のトレーニングをアプリで行っていったそうです。

すると、最終的にどの認知トレーニングを行った場合も効果が表れて、子どもの算数学習が改善しました。

特に、視空間ワーキングメモリ課題と空間的推論のトレーニングが効果的だったそうです。

ということで、立体を別角度から考えたり、展開図を想像するような能力は、
やはり算数・数学の土台となるようですね。

伸学会では「パズル道場」という講座でこうした空間能力トレーニングを生徒たちにやらせてきました。

幼児教室コペルでも、
↓こんな感じで「木の上にいるお猿さんが撮ったゾウさんの写真はどれかな?」

と考えさせたり。

こうしたトレーニングが、算数力の土台を作ることにつながります。


算数の勉強で悩む子はとても多いです。

算数が好きな子・得意な子を増やすために、これからもできる限り多くの子たちに算数力アップのトレーニングを届けていこうと思います。

そして、理系のセンスを磨いた子たちが、将来活躍してくれることを期待したいと思います^^

あなたもお子さんの算数・数学力を伸ばしてあげたいとお考えでしたら、ぜひ低学年・未就学児のうちから取り組んでみてくださいね。

それでは!

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