お悩み相談:子どもの反抗期が酷すぎて… 

こんばんは。伸学会代表の菊池です。

本日は、オンラインサロンの「お悩み相談」の公開収録でした。

事前に寄せられたお悩み相談への回答と、
収録に参加してくださった方の相談への回答を順に行いました。

こういう会を行うと、
「同じような悩みを抱えているのは自分だけじゃない!」
と思えるのが良いですよね。

つい先日、
褒め方・叱り方を中心とした子どもとの対話についての本を出版しましたが、
お悩みを解決するためにはやはり対話が大事だと伝えられた相談会だったと思います。

例えば、寄せられたお悩みの1つはこういったものでした。

「小学6年、女子の反抗期が酷すぎて、勉強どころでない状況です。私は1人親で、フルで仕事をしている為、実家に移り住んでいて、私が帰宅するまでは、祖父母が見てくれてますが、自分のわがままが通らないと、喚き叫び、祖母は静かにさせる為に、全ての要求を飲み込み、私が帰宅しても、学校の宿題すら終わってない日々です。田舎の為、クラスの子も、勉強をする子は居ないようで、娘も、勉強しなければいけないとは思っていても、行動に移せないようです。受験に関係ないご相談で申し訳ありません。親として、自分の失敗からも、娘には将来の選択肢を広げてあげたく、小学校の勉強はとても大事だし、わかると楽しいという事は、事あるごとに、伝えてきました。また、先生のyou tubeや、本を参考に娘に接するようにしてますが、私も、娘の態度が酷いと、つい、声がワントーン高くなってしまいます。
こんな、実力の無いナルシストの反抗期の娘の特効薬はあるのでしょうか?本当に困っています。良い解決策がありましたら教えて頂けましたら幸いです。」

いかがでしょうか?

あなたのお悩みにも共通するところはないでしょうか?

・反抗期がひどい
・仕事が忙しくて目が届かない
・目が届かない状況だと望ましくない行動をする
・祖父母が子どものわがままを通してしまう
・本人は勉強しなければと思っていても行動に移せない
・自分の失敗の経験からも、子どもの将来の選択肢を広げてあげたいと思う
・勉強は大事だし、わかると楽しいと伝えてきた
・子どもの態度が悪いとこちらも感情的になり衝突してしまう。

簡単にまとめるとこんな内容でした。
3つや4つはどこのご家庭でも当てはまるものがありそうですよね。

これらを根本的に解決するには、
対話を通じてお子さん本人が
「こうなりたい」「こうしたい」
と思えるようにしていけばいいんです。


反抗期がひどいんですね。

大人の価値観の押しつけには反発しますよね。

本人の中の正しい価値観に基づいて行動してもらいましょう。

どういう自分になりたいか?

それは遠くの将来でも、
比較的近い将来でも構いません。

お子さんと話をして、
お子さんの中にある理想の自分の姿を聞いてみてください。

そして、その自分にふさわしい行動は何か?
も考えてもらいましょう。

自分の理想の姿をしっかりイメージできるようになれば、
怒って叱って、こちらの価値観を押し付ける必要はなくなりますよ。


子どもを自分が監視・監督することが難しいんですね。

本人の中に、
自分をコントロールする「心の監督」を育てれば解決します。

自分のした行動は、
自分の理想の姿につながる行動だっただろうか?

問いかけて考えさせればそれで十分です。


本人は「勉強しなければ」と思っているんですね。

そうした「しなければ」という義務感は、
意欲の低下を招くのでかえって良くない場合があります。

「勉強したい」と本人が思うようにするにはどうすれば良いでしょうか?

ここでもやはり、
理想の自分になることと、勉強するという行動が
リンクしている必要があります。

勉強することはあくまで手段です。

目的があいまいだったり、
目的と手段の関係が不明確だったら、
その手段をとろうという意欲は無くて当然です。

お子さんは決して勉強することができない子というわけではありませんから安心してください。

まずは親子で「なんのために?」を話し合いましょう。

そのときに「ネガティブな動機付け」には注意してください。


失敗の経験を元にお子さんに働きかけをしてしまっていると書いてらっしゃいますね。

「ネガティブ」には強い力がある場合もあります。
例えば「我が子を危険から守らなければ」という場合です。

しかし、多くの場合、
「ネガティブ」はやる気に対してマイナスに働きます。

「勉強しないと将来困るよ」よりも
「勉強すると将来こんなにいいことが待っているよ」の方が、
子どもにとってはやる気につながるんですね。

理想の自分、なりたい自分はどんな自分かな?

どんな行動をすればその自分になれるかな?

それをお子さんが考える手伝いをしてあげてください。


勉強は大事だし、わかると楽しいと「伝えてきた」んですね。

では、お子さんに楽しいと実感させるために、
これまでどんな働きかけをしてきましたか?

実際に楽しいと感じられれば、
子どもの行動が変わっていきます。

「わかる」が難しいのであれば、
「一緒にやるのが楽しい」など、
他の楽しさを模索するのも1つの方法です。


子どもの態度が酷いと衝突してしまうんですね。

そして、感情的にぶつかっても解決はしないことは、
きっとすでに分かってらっしゃいますよね。

もし怒れば解決するなら、
今こうしてお悩み相談はしていないはずですから。

対話を通じて、
子どもの価値観や自己コントロール力を育てていきましょう。


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にまとめたように、
対話の基本は「まずは子どもの話を聞くこと」です。

子どもの考えを聞いて、
受け止めて、
今後の目標を一緒に決めていきましょう。

自分で目標を決めれば、
当事者意識がわいてやる気が起こります。

押しつけにならないように注意してくださいね。



子育てって難しいですよね。

これまで1000人ほどの生徒を育ててきましたが、
それでもなかなかうまくいかないことも多いです。

1人目2人目の子育てなんて、
うまくいかないことだらけだろうと思います。

だから、独りで悩まないでください。

うまく解決していけるように、
知識と経験をシェアしていきますね。

一緒に子育てに成功しましょう(^^)


そのほか
「目標があるけれど、宿題以上の勉強ができない」
「なかなか予定通りに勉強が進められない」
といったお悩み相談がありました。

これらもありがちなお悩みですね。

動画で回答しましたので、
サロンメンバーさんたちは確認しておいてくださいね。

まだサロンに入会していない方も
今から入会すれば動画を視聴することが可能です。

先週実施した親ゼミ動画もサロン内で公開しています。

1ヶ月無料期間があるので、
お試しで入会してみて、
良いなと思ったら続けてくださいね。

入会はこちらから
https://lounge.dmm.com/detail/3331/

入会お待ちしています(^^)

それでは。


オンラインサロンの今後のイベント
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