子どもの脳を壊す毒がハーバード大学の研究で判明!IQの低下を招く重金属!

こんにちは。

免疫力を高めるのに発酵食品が良いそうなので、
コロナ対策に納豆をモリモリ食べている菊池です。
  
健康な身体は食事から!!
    
さてさて、
成績アップのためにも食事が大切ということはご存知かとおもいますが、
最近読んだハーバード大学のフィリップ・グランジャン博士の書いた
Neurobehavioural effects of developmental toxicity
(発生毒性の神経行動学的影響)
という論文の内容が興味深かったというか怖かったので、
今日はこちらの内容をシェアしようと思います。
  
動画で簡単にまとめたのがこちら↓
 

  
論文の前書きにはこういったことが書かれていました。
(長いので読み飛ばしていただいても大丈夫です。)
  
「 神経行動発達の障害は、すべての出生の10〜15%に影響します。1 自閉症スペクトラム障害および注意欠陥多動性障害の有病率は世界中で増加しているようです。2脳機能の無症状減少は、これらの神経行動発達障害よりもさらに一般的です。これらの障害はすべて深刻な結果をもたらす可能性があります3-彼らは生活の質を低下させ、学業成績を低下させ、行動を妨害し、社会全体の福祉と生産性に重大な結果をもたらします。4
  
現在の世界的な神経発達障害のパンデミックの根本原因は、部分的にしか理解されていません。遺伝的要因には役割がありますが、5 報告された有病率の最近の増加を説明することはできず、これまでに発見された遺伝子はいずれも症例のごく一部を占める原因ではないようです。5全体として、遺伝的要因は、神経発達障害の全症例のおそらく30〜40%以下を占めるように思われます。したがって、おそらく遺伝的に受け継がれた素因と相互作用することによって、非遺伝的な環境曝露が因果関係に関与している場合があります。
  
環境に広く普及している工業化学物質が、我々が神経発達毒性の世界的で静かな世界的流行と呼んでいるものへの重要な貢献者であるという強力な証拠が存在します。6、 7 発達中の人間の脳は、有毒な化学物質暴露に対して独自に脆弱であり、発達上の脆弱性の主要なウィンドウは、子宮内および幼児期および幼児期に発生します。8 これらの敏感なライフステージの間、化学物質は低レベルの曝露で永久的な脳損傷を引き起こす可能性があり、成人にはほとんどまたはまったく悪影響がありません。 (翻訳はGoogle) 」
   
ということで、
有毒な物質によっていわゆる発達障害が引き起こされたり、
「生活の質を低下させ、学業成績を低下させ、行動を妨害し、社会全体の福祉と生産性に重大な結果をもたらし」たりしてているとの指摘でした。
  
学業成績の低下」が起こるのは、
塾として見逃せないところです。
  
例えば、「鉛」への暴露によって起こるIQの低下は、
米国の0~5歳の子供たち2550万人に対して、
合計2294万になると推計されているそうです。
  
単純平均でも一人当たりIQ1にも満たない低下ですから、
ほとんどの子にとっては「脳機能の無症状減少」ということになるのでしょう。
  
鉛以外にも、メチル水銀や有機リン系農薬も、
それぞれ159万・1689万のIQポイントの喪失をもたらしていると推計されています。

他にもこちらの論文ではIQポイントの喪失には言及されていませんでしたが、
ヒ素にも体内から検出されたヒ素レベルが高い子ほどIQが低下する傾向があるとの論文があります()。
  
そういった認知スキル(IQ)の喪失が、
学業成績や将来の収入の低下にどの程度つながるのでしょうか?
  
「認知スキルの喪失は、子どもの学業や経済の達成度を低下させ、社会に多大な長期的な経済効果をもたらします。4 したがって、1 IQポイントが失われるたびに、平均生涯収益キャパシティが2008通貨で約12,000ユーロまたは18,000米ドル減少すると推定されています。96
  
と、グランジャン博士の論文にはありました。
18,000米ドルというと200万円近い金額ですから、
将来の経済的なダメージも大きいのですね。
  
で、そういった発達神経毒をしっかり見つけて、
政府の規制と市場介入を行いましょうというのがこの論文の結論でした。
  
自主規制には期待できないとも言っています。
  
  
でですね、ここからがこのブログの本題なのですが、
やはり自分と子どもの安全は、
自分が守るのが大事だと思うのですよね。
  
  
鉛に関しては、
水道管への使用が1995年に全面的に禁止されたそうですが、
それ以前に作られた家だと鉛管の可能性もあるかもしれません。
  
東京都は水道局で調べられるようですね。 https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/faq/qa-9.html#9
  
気になる方は調べてみても良いのではないでしょうか。
  
  
水銀は大型の魚にたくさん含まれているので、
マグロやハタやクジラなどが好きで頻繁に食べる人は注意が必要です。
 
水銀はIQ低下だけではなく、自閉症スペクトラムとの関係も指摘されています。
 
自閉症スペクトラムの人は、
健常者と比べて血液中と脳の水銀レベルが高く()、
自閉症の発生リスクは周囲の水銀レベルが高い地域ではより高まるとの研究もありますね()。
  
大人であれば毎日のようにマグロづくし丼を食べるようなことをしていなければそれほど心配はないでしょうが、
上記の前書きにもあるように子どもは影響を受けやすいので気をつけたいところです。
  
  
ヒ素は玄米や海藻に多く含まれているそうです()。
  
特に海藻は含有量が多いようですね()。
  
玄米も海藻も栄養面ではとても優等生ですが、
食べ過ぎには気をつけましょう。
  
  
ちなみに重金属ではないですが、
玄米や小麦の全粒粉の殻の部分は農薬が残留しやすいので、
どういった栽培のされ方をしたものなのかにも注意が必要です。
  
一般社団法人 農民連食品分析センター が行った学校給食パンの分析では、
14製品の検査を行ったところ、12製品から除草剤グリホサートの検出が認められたとのことでした()。
  
  
まぁ、あまりあれもダメこれもダメと言っていては食べるものが無くなってしまいますし、
水銀にしろヒ素にしろ全く口にしないようにすることは不可能です。
  
特定の食べ物に偏るよりも、
バランスよくいろいろなものを食べることが、
栄養価の面でも毒を避けるうえでも大切なことと言えるのではないでしょうか。
  
    
お子さんの成績アップのためにどんなことをしてあげたらいいの?
  
日ごろからそうお悩みな親御さんは多いですよね。
  
成績アップのためには、
勉強を見てあげることだけでなく、
食事を通じてサポートをしてあげることもできます。
  
むしろそれは我々塾にはできない役割です。
  
良ければちょっと食事にも意識をはらってみてくださいね。
  
それでは。

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