菊池が思う 模試から見える教育哲学

こんにちは。代表の菊池です。

最近5・6年生の子達に、外部模試を受けさせる機会が増えています。

大手塾の模試を受けて、自分のレベルを確認させ、今後の学習の指針とするためです。

そして、伸学会は「成長」を大切にする塾ですので、模試は受けたからには解き直しを大切にしています。

できなかったものは「なぜできなかったのか」「次はどうすれば良いのか」それを毎回考えるようにさせています。

しかし、、、

外部生にもオープンな模試をやっている大手はいくつかありますが、塾によって解き直しのしやすさがだいぶ違います。

その違いが顕著に表れるのが、記述の途中点です。

ある塾では採点基準がいくつあるかが明示されていて、そのうちのいくつを取れているのかが○×で示されているので、「何が足りなかったか」「次はどうすれば良いのか」の反省をすることが簡単です。

つまり、その模試を受けることで、受けた後に成長が得られます。

一方、ある塾ではザックリ△がついていて何点と書かれているだけで、何がどれだけ足りなかったのかわかりません。

だから次にむけた改善がしにくくて仕方ありません。

こういう部分て、正直塾の色が出ているなーと感じます。

 

模試には2つの意義があります。

「力量を計測する」ことと、「その模試を練習にして成長する」ことです。

後者への配慮が少ない模試を作るところは、「模試はできの良い生徒を選別するためにある。その子たちが合格実績を稼いできてくれれば良い」と考えているんだろうなと感じてしまいます。

「入試は学校の先生からのメッセージ」というのはよく言われることですが、模試でも同じことが言えるかもしれません。

塾選びの際には、入会試験から感じる雰囲気を判断材料の1つにしてみるというのも、あながち悪くはないんじゃないかと思うこの頃です。

と、自前の模試を作っていない伸学会の代表が言ってます(笑)

偉そうに言うだけなら誰でもできるので、いつか伸学会が大きくなって自塾の模試を作るときが来たら、ブーメランが返ってこないように心して作ろうと思います!

 


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