何のためにあなたは叱るのですか?

先日東急ストアに買い物に行ったときのことです。

 

子供が駄々をこねて泣いているところに遭遇しました。

 

どうやらお菓子を買ってほしいのに、

 

お母さんにダメと言われてしまったようです。

 

 

これ以上泣いて騒いだり、癇癪を起こして商品を投げたりしたら、

 

お店や周りのお客さんにも迷惑になってしまいます。

 

 

大丈夫かな、とハラハラしました。

 

自分の買い物があったのでその場を離れたため、

 

それからどうなったのかはわかりません。

 

あのお母さんはあのあとどうしたのでしょうか。

 

 

自分が折れてお菓子を買ってあげればその場は収まりますが、

 

「泣けばわがままが通る」ということを学んでしまうかもしれません。

 

でも、折れなければ子供はますます暴れだし、

 

周囲の迷惑となってしまうかもしれません。

 

どちらに転んでも望ましくない状況。

 

こんな状況になったら、あなただったらどうしますか?

 

 

他にも、テレビの時間、ゲームの時間で、また子供ともめそうになったとき。

 

宿題のことで子供とケンカになってしまいそうなとき。

 

何度も何度も同じことを言ったはずなのに、

 

また同じことを言わなければいけないとき。

 

子育てをしていれば、こういった困難な状況は避けることはできません。

 

だとしたら、これらは子どもを成長させる機会なんだと考えるしかありません。(そうでなければやってられませんよね?)

 

そこで、こうしたときに子供に対してどうふるまうかは、あらかじめ考えて作戦を立てておきましょう。

 

教育は場当たり的に行うよりも、目的意識と行動計画を持って行う方が効果が高いものだからです。

 

また、そうでなければ、教育を行う側も感情に流されやすくなってしまうからです。

 

だから今、確認しましょう。

 

子供が望ましくない行動をとったとき、あなたは何のために叱るのですか?

 

 

短期的な目標としてはその場を収めること。

 

長期的な目標としては、その行動が不適切な理由を子供自身が理解し、

 

適切な行動を選択できるようになることです。

 

ここで確認しておきたいことは、「思い知らせること」は目的ではないということです。

 

実際、近年の様々な科学的な証拠は、厳しい罰は教育的な効果が低いということを示しています。

 

しかし、子供の不適切な行動に対して感情的になってしまうと、それに流されて「思い知らせること」に意識が向かってしまいがちです。

 

ですから、先に確認しておきたいのです。

 

正しい行動ができないとひどい目に遭うぞ。
私を怒らせることをするんじゃない。

 

あなたが教えたいのはそういうことでしょうか?

 

いいえ、きっと違うはず。あなたの目的は「学ばせること」ですよね?

 

例えば

・何が正しい行動かを判断する価値基準

・自分の行動を自分で監視する能力

・自分の衝動を抑える能力

・責任ある行動をする能力

・自分の理想の未来を思い描く能力

などなど

 

あなたが子供に学ばせたいことはどんなことですか?

 

あなたにとって、子供をこういう風に育てたいという理想はどんなものですか?

 

今確認し、いざというときにはそれを思い出してください。

 

そうすれば、「どうやって教えるのがいちばん良いか」を考えて実行することができますよ。

 


どうやって教えるのがいちばん良いか、興味がある方はこちら↓

第13回 親ゼミ「子供の脳を育てるしつけ」

日程 12月2日(日)

 

時間 14:00~16:30(受付開始13:40~)

 

場所 目黒区中小企業センター会議室
JR山手線・東急目黒線目黒駅から徒歩10分

地図:http://www.city.meguro.tokyo.jp/shisetsu/shisetsu/kumin_center/shohiseikatsucenter.html

 

定員:40名(残り13名)

参加費:お1人様3,000円 ご両親4,500円 (※歩かない乳幼児を除き、お子様連れでの参加はできません)

 

参加をご希望でしたら、こちらのフォームからお申込下さい。

 

https://ssl.form-mailer.jp/fms/b8b27d9a477066

お申し込みお待ちしています。