[受験体験記]かえつ有明中学校進学T君のお母さんより

こんにちは。

伸学会代表の菊池です。

 

少し間が空きましたが、

受験体験記のご紹介です。

 

小学3年生や4年生の段階で、

はっきりと志望校が決まっている子は多くはありません。

 

中学受験するかもしれないから、

とりあえず塾に通っておこう。

 

そんな子の方が、

むしろ多いものです。

 

そんな明確な目標はない状態で、

習い事と両立しながら受験をするのは、

なかなかに大変なものです。

 

T君はまさにそんな感じでした。

 

その大変な時期を乗り越え、

今「受験をして良かった」とおっしゃっているお母さんの体験談を、

もし同じような境遇にいたらぜひ読んでみてください。

 

桜が舞い散る青空の下、

息子は無事に入学式を迎えました。

 

ありがたいことに念願の学校にご縁をいただき、

そのスタートラインに立つことができました。

 

その満面に笑みを湛える姿を見て、

受験して本当によかった、

と思いました。

 

 

とはいえ、ここまでの道のりは

親子ともに葛藤の日々でした。

 

中学受験を意識したのは、4年生でした。

 

あくまでも選択肢のひとつとしてであり、

大手の塾へお世話になっていました。

 

その時は2年生から一生懸命にやっていた野球と両立できること、

通いやすいことなどが条件でした。

 

5年生になり野球で塾を休んだりしているうちに、

だんだんと勉強が粗くなり、

塾のお客様のような状態になっていきました。

 

野球を思いっきりやらせてあげたい、

でも小学生のうちにこそ学べることがあるのでは・・・

と考え、受験をするしないは別として、

この先を考え、

勉強のやり方や物事の捉え方を教えてくれる塾を探し

出会ったのが伸学会でした。

 

転塾はやはり勇気が必要でしたが、

その理念に心から賛同し、

5年生の11月からお世話になることに決めました。

 

 

少人数でアットホームな雰囲気のお蔭で、

すぐになじめたものの、

学習記録をつける等やり慣れないことや、

野球をやりたい気持ちや、

まだまだ遊びたい気持ちとも折り合いがつかず、

苦戦することもしばしばでした。

 

そんな時も先生方は息子によりよい環境を考えてくださったり、

細やかにご連絡をくださったりと

本当にあたたかい眼差しでご指導し続けてくださいました。

 

息子の、受験する、という決心の声を聞いたのは

6年生の夏休み明けでした。

 

それまでいろいろな学校の説明会や

文化祭は見学していたのですが、

ここ!と思うところがないようでした。

 

このまま本当に受験していいのか

不安に感じていましたが、

たまたま模試の会場であった、

かえつ有明中学校にどうしても行きたい、

と言い出したのが11月。

 

正直なところそれまで見てきた学校とは全く違ったので、

この時期に志望校を変更していいのか迷いましたが、

「絶対かえつに合格する」

「諦めたらそこで試合終了だよ byスラムダンク安西先生」

と机の上に書いた息子の意思を大切にすることにしました。

 

目標が決まってからの息子は、

驚くほど前向きで本当に逞しかったです。

 

誰しもがプレッシャーに押しつぶされそうになる1月、

むしろ楽しそうに見えることもありました。

 

「緊張したりしないの?」と聞いたところ、

「野球の試合の大事な場面で

バッターボックスに立つほうが

緊張するから全然。」と。

 

理由は、

みんなに迷惑をかけるから、

だそうです。

 

入試直前も、

「会場に入ってもし急に緊張したらどうする?」

と聞くと、

「大丈夫、瞑想するからさ!」とあっさり。

 

親の知らないところで、

日々子どもは成長しているんだと気づかせてくれました。

 

勉強については塾に全てお任せでしたので、

親にできるのは、

食事などの体調管理と前向きな言葉をかけること、

そしていつも通り過ごすことくらいでした。

 

家のトイレに「かえつ」と名前を付けて、

毎日

「かえつ入ってきま~す」

「いってらっしゃーい!」

とやり取りしていたのは楽しい思い出です。

 

入試本番、1日目は残念な結果となりました。

 

が、その際に菊地先生から

「とにかく今までやってきたことを信じて

過去問を解きなおしてごらん」

とアドバイスをいただき、

その悔しい気持ちをエネルギー源に変えて

ひたすら解き直しに取り組んでいました。

 

そのかいあって、2日目、

自分の手を伸ばして合格をつかみ取ることができました。

 

最後まで諦めなかったのは、

なんといっても先生方に温かい励ましや応援を

いただいたことが大きな原動力になったからだと思います。

 

 

また野球で何度も逆転勝利を経験していたからか、

「最後まで勝敗はわからない」ことを、

身を持って知っていたこともあるのだと感じています。

 

人生にムダな経験はないのですね。

 

悔しい、嬉しい、ありがたい、

など様々な感情を経験したからか、

受験後、

とても優しくなったような気がします。

 

また答えがないようなこと、

例えば

「本と読むと心が豊かになるっていうけれど、

どういうことなんだろうね?」

などといった話をするようになり、

 

伸学会のホームルームで学んだことや

国語でいい文章に触れたことが

彼の中で地層のように積み重なって

心を成長させてくれたのだと実感しています。

 

そして、入試で解き直しの大切さを体感したからか、

中学の筆箱に3色の蛍光ペンを入れていました。

 

3回解き直すためのチェックに使うのだそうです。

 

これからの息子がとても楽しみです。

 

改めまして、

伸学会でお世話になりました先生方、

本当にありがとうございました。

 

 

◆伸学会にお世話になって「3大よかったこと」

・どんな生徒にもきめ細かく対応してくださり、

人間としての成長を目指してくださること

 

・ブログなどで先生方の人となりが伺い知れ、

その考えを共有していただけるので、

安心してお任せできること

 

・工夫を惜しまず、

常に進化している姿勢を

子どもたちに見せてくださること

 

 

◆受験して「3大よかったこと」

・自分で意志を持って道を選ぶ大きな機会を体験したこと

 

・親子で話し合う機会が増えたこと

(特に物事の選択やルール決めに関して、

一方的でなく息子の意見を尊重できるようになった)

 

・失敗は単に失敗でなく、

経験であることを知ったこと

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