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少しずつ髪が伸びてきた菊池です。
おとといの日曜日、日曜演習の最後に毎年恒例の壮行会を行いました。
各先生たちが順番にメッセージを伝えて激励をする中、私からもこんなメッセージを伝えました。
「君たちが勉強をする目的はなんだろう?
それは社会を良くし、多くの人を助けるためだ。
そのために必要な、知識と知恵を身につけること。
それが勉強をするということだ。
中学受験というのはそのための1つの舞台でしかない。
中学受験が無くても勉強はしなくてはいけないし、中学受験が終わっても勉強は続く。
そう考えたとき、君たちの中学受験は、実はもうほぼ終わっている。
これから来るほんの数日ではなく、これまでの2年、3年、人によってはもっと長い時間にしてきた勉強こそが中学受験の本質だったのだから。
これまでの日々に、やりきったという満足感があるなら既に君たちの受験生活は勝利が決まっている。
もっとやっておけば良かったという反省があるなら既に敗北が決まっていて、もし合格が取れたとしてもそれでチャラにしてもらえるわけではない。
悔い改めて、中学生になってから取り戻すべく、努力をしなければいけない。
君たちの価値は受験の結果では今さら変わらない。
だから受験の合否に心をとらわれる必要は無い。
本番が特別な場だなんて考えず、受験の端っこの一部分だと考えること。
そうすれば余計な緊張などしなくてすむよ。
力を出し切っておいで^^」
ちょっと盛ってありますが(笑)、だいたいこんな感じのメッセージ。
いつもは本番のつもりで、本番はいつものつもりで。
よく言われるあたりまえのことですが、実際難しいものですね。
でも、とても大切なことです。
本番だけを取り出して、合格か不合格か、100か0かで考えると、振れ幅の大きさに怖くなり、不安に心が囚われます。
もっと受験生活全体を見て、合格か不合格かは100か99(人によっては50か49だったりも?)の違いでしかないと考えれば、多少なりとも不安から解放されますよ。
そしてこの記事を読んでいるあなたにも、同じメッセージをおくります。
伸学会の保護者の方たちは、皆さん「○○中学校という学歴よりも、子供が成長することが大切」とおっしゃる方たちばかりです。
きっとこれを読んでいるあなたも同じようにお考えのはず。
だとすれば、あなたの中学受験をさせる一番の目的は、既に成否はほぼ決まっています。
受験を振り返ってみて、もちろん満点な行動ばかりだったわけではないでしょうが、それでもちゃんと頑張ってきたねと褒めてあげたくなるのであれば、もう目的は達成できています。
おめでとうございます。
リラックスした気持ちで受験に臨んでください。
結果が出たら、その結果とそれまでの行動をつなげる声かけをしてあげてくださいね。
良い結果は良い行動のおかげ。悪い結果は悪い行動のせい。
それがわかれば次の成長に繋がっていきますよ。