成長力診断テスト~あなたのお子さんはコレになんて答えますか?~

こんばんは。伸学会の菊池です。

2月1日まで、残り2ヶ月を切りました。

6年生の子たちは、合格に向けてラストスパートをしています。

それぞれの子たちが日々自己ベストを更新し、かつてないほど勉強しています。

子どもたちの成長を後押しするために、以前よりもできるようになっていること、例えばそれは勉強時間だったり、解き直しの精度だったり、解けなかった問題が解けるようになったことだったりを見つけて、お子さんを褒めてあげてくださいね。


さて、今回はあなたのお子さんの今後の成績の伸びを予測する「成長力診断テスト」についてお話しします。

と言っても、問題は1問だけです。

口頭で答えるのであれば、3分もあれば十分です。

なんなら1分で終わる子もいると思います。

この問いかけに対して何と答えるかで、あなたのお子さんの今後の伸びはかなり正確に予測できるでしょう。

6年生の子であれば、ここからのラストスパートでグッと伸びるかどうかがわかります。

4~5年生の子であれば、この先の1年2年で成績が伸びていくのか、それとも横ばいなのかがわかります。

試してみてくださいね。


それでは、診断テストの内容をお伝えします。

それは、模試や過去問を解き、○つけをして、復習をした後で、「もっと良い点を取るにはどうしたら良いと思う?」と問いかけてみることです。

この問いに対して、「計算ミスをしないように気を付ける」「問題文を読み間違えないように気を付ける」「時間配分に気を付ける」といったことしか言えない子は成績が伸びない子です。

一方、「計算問題を毎朝練習する」「国語の長文問題を週に2問は解く」「社会の4科のまとめで江戸時代の問題を解く」といったことが言える子は成績が伸びる子です。

前者と後者の違いはわかるでしょうか?







この違いは、前者は「テストのときに」することで、後者は「テストまでにすること」です。

成績を上げるために、そして受験で合格するために大事なことは、テストが始まってからあがくことよりも、テストが始まるまでにどんな準備をするのかです。

もちろんテストのときに計算ミスをしないように気を付けるのも大事なことです。

しかし、入試においては始まるときにはすでに力の差というものがあって、誰が合格するのかだいたい決まっているものです。

当落線上にいる子はミスの有無によって結果が多少変わりますが、余裕で合格の子はミスをしたところで合格しますし、実力不足な子はミスが無かったとしても合格ラインに届きません。

ですから、受験で合格したければ、入試本番までに何を勉強しようか?と考える思考回路が重要なのです。

これは入試本番だけでなく、次の公開模試に向けて、次の組み分けテストに向けて、という場合にも同じです。

もしあなたのお子さんが「計算ミスをしないように気を付ける」といった、テスト本番で気を付けることしか言えないようでしたら、その考え方を変えていく必要があります。


もしあなたのお子さんが「テスト本番」のことしか言えなかったとしても、それは普通のことなので安心してください。

ちゃんと教えられていないと、8割方の子はそういう答えしか言えません。

ですから、この成長力診断テストで、「今はまだ伸びない子の思考パターンだ」ということがわかったとしても落ち込む必要はありません。

ここから教育して変えていけば良いことです。

伸学会でも、4年生で本科コースが始まり、月に1回ほどカリキュラムテストを行っていますが、その都度「1週間前に戻れるとしたらどんな準備をする?」「1ヶ月前に戻れるとしたら何をしておけば良いと思う?」といったことを考えさせています。

そして、次のテストでもっと良い点数を取るための作戦を表にまとめさせているのですが、「テストのときに気を付けること」と「テストまでにやること」の枠を分けることで、「テストまでに」を明確に意識できるようにさせています。

また、どんな内容を書いたらいいかわからない子も多いので、「テストのこの問題はテキストのこの問題と似ているね」「こっちの問題はテキストのここに説明が書いてあるね」といったことを一緒に確認して、「基本問題を練習しておけばテストのこの問題は解けたのか」といったことに気付けるようにサポートしてあげたりもしています。

そうすると、徐々に自分で考えられる子が増えていきます。

実際に生徒が書いたものがこんな感じです。

右下の「次に」のところで、時間配分とか解く順番とかの作戦を考えつつ、右上の「次まで」の欄にはいつ何の勉強をするのかの計画を書いていますね。

あなたのご家庭でもせひやってみてください。


こうした次に向けた計画を自分で考えられるようになると、自分に必要な勉強をピンポイントで選んでやれますから効率も良くなりますし、自分で決めたことなので意欲も高まり、たくさん勉強できるようになります。

これは6年生になったときに急にやれと言ってもなかなかできません。

4・5年生のうちから早めに取り組んで、少しずつ身に付けさせてあげてください。

そうすると、お子さんの成長力が変わってきますよ。

人より効率良く、人よりたくさん勉強して、グッと成績を上げて合格を掴み取ってくださいね。

それでは。

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