成績が伸びるたった2文字の「魔法の言葉」があったらどれくらい知りたいですか?

こんばんは。伸学会の菊池です。


あなたは、「子どもの成績を上げる魔法の言葉」があると言ったら、
どれくらい知りたいですか?

その言葉は、なんとたった2文字です。

そのたった2文字の言葉には、あなたの「子どもの成績を上げたい」
という願いを、まるで「魔法」のような力があります。


しかし、実を言うと、「魔法」なんかではありません。
至って現実的であり、科学的です。

なにしろ、この言葉をオススメしているのは、
あの有名な教育心理学者のキャロル・ドゥエック教授です。


伸学会のメルマガを昔から読んでいる方にはすっかりおなじみですが、
読んだことのない方に簡単にご紹介すると、
ドゥエック教授は世界的な大ベストセラーになった
「マインドセット:『やればできる!』の研究」https://amzn.to/3L3246z
などの著者としても有名なスタンフォード大学の教授です。


ドゥエック教授の教えはとてもシンプルで、
人間の「成長」に対する考え方は、以下の2種類にわけられるそうです。

・硬直マインドセット:「人の能力は生まれつきなので、それ以上は変えられない」とする考え方

・成長マインドセット:「人の能力はがんばれば変えられる」とする考え方


そして、「やればできる!」と思うと、つまり成長マインドセットを持つと、
本当に成長のスピードが高まることをドゥエック教授は実証しました。


「硬直マインドセット」の人は「自分の能力は変えられない」
と思っているので変えるための努力をしないから、本人の思うとおりに
「能力が変わらない」という結果が実現される。


一方で、「成長マインドセット」の人は「頑張れば変えられる」
と考えているから、限界を気にせず学び、練習をするため、本人の思うとおりに「能力が伸びる」という結果が実現されるというわけですね。



となると問題になるのは
「どうすれば子どもの成長マインドセットを育てられるの?」
ということなのですが、ドゥエック教授によると、
学習の場における「成長型マインドセット」の育て方としては、
「まだ」という言葉が有効なんだそうです。

この「まだ」が今回のテーマとなっている「魔法の言葉」です。


ドゥエック教授の研究チームによると、生徒たちが
「僕は算数のセンスが無い」といったことを言ったら、
「僕にはまだ算数のセンスが無い」と言い換え、

「僕にはムリだ」といった子といった場合には
「僕にはまだ無理だ」と付け加えることで、
生徒たちのモチベーションがグンと上がることを発見したそうです。

生徒達に「学び続ける」という文脈を与えることで、
彼らのマインドセットが「硬直」から「成長」に切り替わったとのこと。

とてもお手軽で素晴らしいですね。


私たち大人は、良かれと思って、ついつい子どもの改善点を指摘してしまいます。
特に、たびたびするような失敗に対しては。

・また忘れ物をして…
・また計算ミスをして…
・また旅人算で間違えて…
・またこんな漢字の書き間違いをして…

こうした声かけをあなたもしてしまったことはありませんか?

これらは、暗に「あなたは成長しないね」というメッセージを伝えてしまいます。

つまり、子どもを「硬直マインドセット」に導き、
子どもの成長を止める呪いの言葉となってしまいます。

とても怖いですよね。

でも大丈夫です。

それは簡単に変えられます。

これからは、子どもの改善点を指摘するときには、
忘れずに「まだ」の2文字を付け加えるようにしましょう。


「まだ今はできない」。
でも、「これからは変えていける」。

そんな成長マインドを、お子さんに植え付けていってくださいね。

それでは。

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