集中力が高い子が育つ家庭環境5選

こんにちは。伸学会の菊池です。

お子さんの集中力の無さに悩む親御さんて多いですよね。

勉強を始めたと思ったらすぐにしゃべりだしたり休憩をしたり…

あなたのご家庭はいかがですか?

もしあなたも多くの親御さんたちと同じようにお子さんの集中力の無さに悩んでいるようでしたら、今回の記事は参考になると思います。

集中力が高い子の家庭環境には、共通点があることがわかっています。

それについてお話ししますので、できることから取り入れてみてくださいね。


共通点① 好きなこと、興味のあることをたくさんさせる

好きなこと・興味のあることをたくさんさせるのは、子どもの集中力を高める上でとても効果的な方法です。

「集中力」とは、脳の前頭前野が司る「能力」の1つで、使うほどに鍛えられてパワーアップしていきます。

そして、筋トレと同じで、強い負荷で追い込むほどパワーアップは大きくなります。

好きなことに熱中するのは、集中力を鍛えるための最高の負荷なのです。

それによって集中力が鍛えられると、ベースラインが高くなり、その子にとってあまり集中していない時でも普通の子のそこそこ集中している時と同じくらいの力が発揮できるようになっていきます。

本当に、筋力とよく似ていますよね。

絵を描く、ブロックで遊ぶ、本を読むなど、子どもの好きなことなら何でもOK。

やがてその集中力は勉強など他の場面でも発揮されるようになっていきますよ。


共通点② 勉強量が適切

「〇年生ならこれくらいの勉強はしなきゃ」
そうした思い込みや期待でその子の能力・発達段階を無視した量の勉強をさせると、子どもの集中力は低下します。

その日・その時の集中力が低下するだけではありません。

だらだらやる習慣が身に付き、集中できない子になってしまうので注意が必要です。

確かに長時間の勉強をさせていれば、徐々に慣れて長時間勉強に集中できるようになる場合もあります。

それは本人に「好きなことに熱中」と同レベルの強烈なモチベーションがある場合です。

例えば、受験の直前期で、どうしても合格したいと思っている場合などですね。

そうしたモチベーションが無い場合には、親側の都合で「これくらいやるべきだ」という量の勉強を押しつけると、だらだら習慣に繋がります。

それよりは、子どもが集中して取り組める課題の量を適切に選んで、しっかり終わらせる習慣を身につけていきましょう。


共通点③ タイマーなどを利用して時間を意識させる

時間に対しての意識を子どもに持たせる働きかけをしているのも、集中力がある子の家庭環境に多く見られます。

時計を見ながら「〇分までに終わらせよう」とか、タイマーで時間を計って「○分間で終わらせよう」と意識をさせるのは集中力を高める効果的な方法です。

人間の脳は「欠乏」に対して意識を集中させるようにできています。

例えば食料が欠乏(空腹)していると食べ物に敏感に反応するようになりますし、お金に欠乏(貧乏)しているとお金に敏感に反応するようになります。

そして、時間に欠乏している!残り時間が少ない!と感じると、時間に対して敏感になり、早く動こうという意識が生まれます。

制限時間ギリギリという状況は一番集中力が発揮されますので、うまく活用していきましょう。


共通点④ いわゆる「脳トレ」がある

パズル、ボードゲーム、折り紙などは、子どもの集中力を鍛える効果があります。

指先を細かく動かすことや、深く考え続けることが、脳を刺激して集中力アップにつながるのだそうです。

1つめでお話ししたように、好きなことに熱中すること自体が子どもの集中力を育てますが、その中でもさらにこうした集中力が高まる遊びをすると効果的です。

もしお子さんが興味を持つようであれば、ぜひ日常的にやってみてください。

また、アプリで行う脳トレも、集中力を鍛えるのにはおすすめです。

遊びの中で自然と培う集中力よりも、さらに効率よく短期間に鍛えることができます。

私たち大人が筋肉を育てるときにも、草野球をしたりフットサルをしたりして運動すれば筋肉がつきますが、ジムでウェイトトレーニングをすればもっと効率よく短期間で鍛えられます。

それと同じですね。

脳を鍛えることに特化したトレーニングをすれば、効率は良くなるということです。

以前YouTubeの方で紹介した、東北大学の川島隆太先生が監修している「合格脳トレ」は、ちゃんとエビデンスに基づいて開発をしているので安心ですよ。

▼私が実際に「合格脳トレ」を使ってみた動画はこちら
https://youtu.be/fxcr9dNsxnc?si=o6vQwpbleBIOV-D1

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共通点⑤ 子どもの集中できる環境を整えている 

子どもの性格により、自室が集中できる子と、リビングなど周囲に人がいる方が集中できる子がいます。

これが良いと決めつけずに、その子に合わせて適した環境を用意しましょう。

リビング学習をする場合には、子どもがやっていることを親は「見守る」ことが大切。

私たち大人でも、人から注目されているとやる気が高まることって多いですよね。

子どもはなおさらで、親から注目されていると、やる気が高まり集中力が上がるのです。

実際に勉強している様子に親が関心を払うと、子どもの勉強が捗ることは多くの親御さんが経験していることだと思います。

一方で、リビング学習が機能しないご家庭もあります。

それは、「見守り」ではなく、「監視」をしてしまっているご家庭。

私たち大人も、誰かに「監視」されながら仕事をするのは気持ちいいものではないですよね。

もしあなたのお子さんが監視していないとサボるようでしたら、それは学習環境以前にモチベーションの部分で解決すべき課題があります。

監視したところで焼け石に水。

なぜモチベーションが上がらないのか、どうすればあがるのかを、本人と話し合って解決していきましょう。

モチベーションがあることを前提に、モチベーションがあっても集中力が切れてしまうことがあるのが人間ですから、環境を整えることで少しでも維持できるようにしていきましょうというお話でした。


番外編 子どもに注目してほしいものに親も注目する

子どもは遊びを通じて集中力を身に付け伸ばしていくと先ほどお話ししましたが、その集中力の獲得を助けるために親は何ができるのかを調べた研究があります。

インディアナ大学の研究者らが行った実験によると、1歳の乳児の子におもちゃで遊ばせるときに、乳児におもちゃに集中させるのに効果的だったのが、親もそのおもちゃに注目することでした。

ヘッドマウントカメラを装着して親・子それぞれの視線の動きを調べたところ、親が主導で子どもにおもちゃを差し出し、おもちゃの名前を言ったりしていたグループでは子どもは全く注意を払っていませんでした。

カメラに映されていたのは、子どもたちの目が親の肩越しに天井をさまよっている姿でした。

それに対して、子どもに主導権を握らせ、子どもたちがおもちゃに興味を示すのを待つと、子どもたちはそのおもちゃに対して注意が持続しました。

親も一緒にそのおもちゃに注目していると、子どもたちはより長い時間おもちゃに注意を向けました。

親の注意が比較的早く逸れた子どもと比べると、ほぼ 4 倍長くなりました。

研究者によると、1歳から小学生までの子どもの持続的な注意力の影響を追跡した他の多くの研究では、幼少期の集中力が長いことがその後の成績の強力な予測因子であることが一貫して示されているとのこと。

その最初の注意力の差が、持って生まれた遺伝的な能力の差ではなく、親の行動の差ではっきりと表れたというのは興味深いですね。

参考文献:https://www.sciencedaily.com/releases/2016/04/160428131954.htm

1歳の子の能力の差なんて、もはや全部遺伝によるものだろうと思う方が多いと思いますが、そうでは無かったねということでした。

もちろん遺伝による差もあるはずではありますが。

「1歳のときにこうしておけば良かった」という話を読んでも、すでにもう終わった話だという方が多いと思うので番外編としましたが、親の関わり方で子ども集中力が変わるという例として参考になるかと思ってご紹介しました。


子どもの集中力は育った環境次第で変わります。

今あなたのお子さんが集中力が無いとすれば、それは今までの環境に集中力を低くする要因が多くあったということかもしれません。

もしそうだとすれば、環境を変えていくことで改善していくことも可能です。

環境の影響って大きいです。

ぜひ良い環境に変えていってあげてくださいね。

それでは。



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