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こんばんは。伸学会の菊池です。
昔担当した生徒に「カタキドウ」という生徒がいました。
本当は「カタギリ」という名前なのですが、
あだ名が「カタキドウ」なのです。
私も最初は意味がわかりませんでした。
由来を聞いてみたところ、
字があまりに汚くて、
自分の名前の「片桐」がちゃんと書けずに
「片木同」になってしまうからだそうです。
ノートの行やマスの中に
ちょうどいい幅で書くことができないんですね。
クラスメートの男子が
「お前カタギリじゃなくてカタキドウじゃん(笑)」
と言い出したところからあだ名になったそうです。
普通だったらいじめになりそうなところですが、
本人もお気に入りで、
合宿Tシャツの自分の名前にもKATAKIDOUと入れていました。

クラスの仲が良かったからですかね。
そんなカタキドウのお母さんから、
昨日1通のメールが届きました。
要件をお伝えいただいた後の追伸にこうありました。
「あんなにノートの行におさまる字が書けず、
贅沢使いをしていたのが、
中3になりまともなノートが置いてあり、
今更ながら安心しました。
勉強や宿題、課題に関しては、
一切みていないのでいつから綺麗になったのかも分かりません。
先生方に丸投げすぎて、
今更発見かもしれませんが。。
これも伸学会の先生方、お友達のおかげです。
いつもありがとうございます。」
(内容が変わらない範囲で一部表記を改めました)
写真付きでした。

確かに大した進歩です。
ストレスなく読める!
比較のために昔のノートの類の写真が無いか探してみたのですが、
残念ながらほとんどありませんでした。
残してあるのはお手本になりそうな子たちだから仕方ないのですが(笑)

ようやく発見したのがこちら。
小6のときのものなので、
まだ「まっすぐ書く」ことはできるようになってきていますね。
小5の頃のものを見つけたかった(笑)
「子どもの字の汚さに困っている方だけ読んでください」
というタイトルなのにこの記事を読んでいるということは、
あなたもお子さんの字の汚さにお悩みなんですね。
私からあなたにお願いしたいことがあります。
それは「能力の不足によるものを、悪気があるからとらえないであげてほしい」ということです。
きれいな字が書けないのは、
指先がまだ不器用だからです。
字を書くのを嫌がるのは、
力加減が下手で、
すぐに手が疲れてしまうからです。
行やマスをはみ出してしまうのは、
空間把握能力がまだ不十分だからです。
「速く走れない」のと同じで、
本人のやる気で解決できることではありません。
つまり、責めても意味がないのです。
解決するためには、
「練習」と「成長するための時間」が必要です。
でも、できないことを責められれば、
「練習」する気を失くしてしまいます。
大切なのは、
子どもに寄り添う言い方です。
子どもの未熟なところを責める敵対的な親子関係にならず、
子どもの未熟なところを一緒に解決していく協力的な親子関係になりたい。
あなたもきっとそうお考えですよね?
でしたら、
寄り添うような言い方を心がけましょう。
そして、イライラした言い方にならないためにも、
子どもの能力不足で説明できることを、
悪意があるととらえないようにするのは大切な心がまえです。
優しく見守っていれば、
気付いたときには子どもは成長しているものです。
厳しく責め立てる必要なんてないんだ。
そう思って、あなたも気楽になってくださいね。
それでは。
p.s.
Youtubeの方でも、
きれいな字が書けるように子供を導くポイントを解説しました。
まだ見ていなければご覧ください。
・子どもの汚い字を綺麗にさせる方法
・きれいな字を書くには何が必要?