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自ら伸びる子を育てる「伸学会」代表の菊池です。
「子供を勉強させるためにご褒美でつって良いんでしょうか?」
20年近く塾講師をしてきて、保護者の方からよくされた質問です。
あなたもきっと何度か悩んだことありますよね?
この問いに対して、私は教育の専門家として、科学的な根拠をもって「YES」と答えています。
ハーバード大学のフライヤー教授が、9.4億円もの資金を使い、約250校の学校の小学2年生から中学3年生まで約3万6千人もの子供を対象に、ご褒美の効果を調べる大規模な実験を行ったことをご存知ですか?
その結果、ご褒美は確かに子供の勉強に対しての意欲を高めることがわかりました。
(参照:http://www.hamiltonproject.org/papers/the_power_and_pitfalls_of_education_incentives)
さらに、同教授の実験により、こうした外的な動機付けによって、子供達の「勉強することが楽しい」という内的な動機付けが損なわれることは無いということもまたわかっています。
これらは私達の指導経験上の実感とも一致するところです。
だから、「私はご褒美でつって良いんですか?」と聞かれたら「YES」と答えているのです。
ご褒美は有効に活用するべきでしょう。
では、効果の高いご褒美はどのようなものでしょうか?
実験によると、小学生以下であればトロフィーのようなものが子供のやる気を刺激するのに良かったそうです。
伸学会でも、頑張った生徒をメダルで表彰したりしています。
もちろんご家庭であれば、子供達に何かほしいものがあったりやりたいことがあったりした場合にそれをご褒美とするのも良いでしょう。
一方、中高生になると、そういった物よりもお金の方が効果的だったそうです。
ご褒美にお金をあげることには、一層迷う保護者の方も多いと思います。
しかし、同実験の後行われたアンケートによれば、努力した結果ご褒美を得た子供達は、お金を無駄遣いするどころか、娯楽などに使うお金を減らし、より堅実なお金の使い方をしていたそうです。
この実験でお金をご褒美として与える際に、同時におこづかい帳をつけるなどの金融教育を行っていたことも理由の1つでしょうが、端的に言えばお金の大切さを同時に学んでいたことがわかります。
苦労して手に入れたものには、人間は価値を感じますからね。
無駄遣いはしなくなるということです。
勉強をさせるためにご褒美をあげることは、むしろ一挙両得であると思いませんか?
そして、ここからが最も大切なことです。
ご褒美は何に対して設定すれば良いのでしょうか?
そこには2つの選択肢があります。
成績アップという「結果」に対してご褒美を与える「成果主義」と、勉強するという「行動」に対してご褒美を与える「行動主義」です。
どちらの場合にも、子供達は喜び、ご褒美を獲得しようとやる気を見せます。
しかし、フライヤー教授の実験によると、「行動主義」の場合には成績は顕著な向上を見せましたが、「成果主義」の場合には全く向上が見られませんでした。
なぜなら、「成果主義」の場合には、多くの子供達は何をすれば成果が出せるのかがわからなかったので、実際に成果につながるような具体的な行動をとれなかったからです。
一方、「行動主義」の場合には、やるべきことが明確だったため、その通りに行動し、成果を出しました。
このことから、ご家庭でご褒美を設定する際には、「成績がアップしたらご褒美」のような成果主義ではなく、「○○時間勉強したらご褒美」「○○問解いたらご褒美」のような行動主義を採用するのがおすすめです。
あなたのご家庭でも、ぜひ「行動主義」でご褒美を設定してあげてくださいね。
ところで、「何をすれば成果が出せるのかわからなかった」のが原因で「成果主義」がダメだったのであれば、成果を出す方法を教えれば良いのではないか、と誰もが思いますよね?
実際にニューヨーク市立大学のロドリゲス准教授が、これについて研究を行いました。
その結果、子供の学習の面倒を見る指導者や先輩がいる場合には、「成果主義」でも学力が向上することがわかりました。
私達伸学会が、まず「成果につながる勉強のやり方を教える」ことにこだわる理由がこれです。
受験をする上で、入試の成績で合否が決まるということは、否応なしに「成果主義」の中に巻き込まれるということです。
子供達は誰もが「憧れのあの学校に合格する」ために「成績をアップさせたい」と成果を求めます。
しかし、10人に8人は「何をすれば成果が出せるのかわからない」となるのです。
だから、私たち伸学会は「問題の解き方を教えること」よりも、「成績が上がる正しい勉強のやり方」を教えることにこだわっています。
その指導法を私たちは無料メールセミナーで公開しています。
私たちの、20年近くにわたり数百人の子供たちを指導してきた教育現場での経験に、上記のフライヤー教授が行った研究のような科学的な教育の知見を取り入れた指導法です。
題して、「普通の子でも成績が飛躍する勉強のやり方7ステップ」です。
登録していただいた方には、その日から1週間、毎日1つずつ勉強の『型』をお送りします。
その内容は以下の通りです。
1日目:脳科学に基づく記憶に残りやすい復習法
2日目:学習記録をつけて記憶力と自己管理力3割アップ
3日目:スケジュール管理で勉強量2.5倍に⇒成績アップ
4日目:達成を引き寄せる目標の立て方「SMARTの法則」
5日目:「やることリスト」で達成感を演出してやる気80%アップ
6日目:学習効率を1.65倍に引き上げるテストの「振り返り」
7日目:カリスマと呼ばれる先生が意識している2つの指導上のポイント
これをご覧下されば、伸学会の生徒の急成長の秘密の一端を理解していただけると思います。
決して特別なことをしているわけではありません。
その気になれば誰にでも実践できることです。
そして、身につけた子供たちは、同じ勉強時間でも格段に成長するようになります。
登録した読者の方からは以下のような感想をいただいています。
毎回、我が家に隠しカメラでもあるのでは⁈と思ってしまうくらい、タイムリーな内容で、熟読しております。
娘は6年生です。毎日親子でもがき苦しんでいます。
まさに昨日の模試の自己採点で、ようやく少しの手応えを感じることが出来、今日は親子で気を緩めてしまいそうなところでしたが、目標を再確認し、ペースを崩さないようにしたいと思います。
届いたメルマガを開くたび、親として冷静に立ち止まって考えられるようになりました。
今後もメルマガを楽しみにしております。(若林様より)
大変わかりやすく、即実践、即成果がでています。
毎日の宿題に楽しみを持てず、なかなか始めない小1息子に私もイライラしてしまい、宿題プリントだけは一緒に席に着き必死に盛り立てて過ごしていました。しかし、毎日続き、私も疲れてまた負の連鎖で。。
毎日の学習記録ノートを作成し、何故やるのかも説明し、始めました。昨日は自分から前日の結果ページを見返して予定をたて、始めました!
学習時間に同席はまだまだしていますが、嫌ーな空気が流れたりする事もなく、本人も知識欲が深まったのか、辞書を引く、集中時間も長くなりました。
本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。(上杉様より)
菊池先生のお話しを『今』聞けてよかった…
と心底思います。
わたしが生まれ変われるキッカケをいただけています。
いつも、いつもありがとうございます。(佐藤様より)
いつもメルマガ楽しみにしています。小4の息子がおりまして、大手進学塾に通って中学受験を検討しています。
まさに、こちらのメルマガのような勉強の仕方に関する情報を探しておりました。塾では具体的な勉強の仕方まで教えてはくれませんので、本当に興味深く拝読させていただいております。
先日メルマガを息子と一緒に読み、まずは学習記録をつけ始めたところです。いままで計画を立てては上手くいかず、投げやりになるといった事を繰り返していました。とにかく記録をつけるだけなら、なんとかやれそうということで頑張ってくれています。
考えてみれば親である私も、計画通りにやることは得意ではないですし、日記なんか続いたためしはありません。
ですので、今日のメルマガはなんだか勇気が湧きました。
中学受験よりももっと遊ばせてあげた方がいいのかな、などの迷いもありましたが、大人にたっても本当に役に立つスキルを身につけている最中なのだなと思えました。
焦らず少しずつ頑張っていきたいと思います。
これからもメルマガ楽しみにしております。
よろしくお願い致します。(N様より)
その後もメルマガに登場させて頂いて、テレビに映ったような気分で嬉しく楽しく拝読させて頂いております。
先生のメルマガは紹介した友人たちにも素晴らしく好評で読み応え抜群、迷える母たちに力を与えてくださっており、感謝しかありません。
引き続きメルマガ通じ学習にまつわる有意義なお話をたくさんお聞かせ頂けるのをとても楽しみにしております。(飯田様より)
興味がありましたらこちらから無料でご登録下さい。
きっとあなたのお子様も、「自ら伸びる子」に変わりますよ。
なお、1つだけ注意点があります。
それは完璧にこだわり過ぎないこと。
これらはどれか1つ身につけるだけでも、それまでとは学習の質が変わってきます。
できるものとできないものがあって構いません。
性格的に合わないものは捨てても良いのです。
また、それぞれが50%の完成度でも、それでもやはり大きな効果があります。
まだできていないものに注目するのではなく、できるようになったところに注目してください。
それが続けるためのコツです。
これらが当たり前の習慣になったとき、あなたのお子様の成績は見違えるものになっているでしょう。
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途中で分からないことがありましたら、お気軽にお問い合わせしてくださいね。
それでは。