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秦です。こんにちは。
「伸学会の人材育成」について、第2回目です。
伸学会の人材育成は、3 つの柱から出来ています。
・「指導法研修」
・「PDCA 勉強会」
・「教科内容研修」
今日は、この内の2 つ目、「PDCA 勉強会」について紹介します!
「指導法研修」で取り組む「研修問題」は、あくまで一般的・抽象的な理論です。
問題のなかで、できるだけ具体的に例を挙げて考えるよう求めることもありますが、常に実際の指導で役立てられるわけではありません。
そこで、実際の生徒相手に研修問題の理論をあてはめられるように働きかけています。
その中核となるものが、講師用の「PDCA シート」です。
学期に一枚、担当生徒・担当クラスを設定し、指導の目的・経過・教訓を記録していきます。
これは、ベテランの講師が書いたシートです。
最初は、現状認識と行動計画のページです。
生徒の成績や行動の質、講師自身の指導力を自分なりにまとめ、学期目標を立てます。
このシートを指導用のメモとして活用しながら、日々の工夫を記録しています。
この講師は集団授業の中で、それぞれの生徒を毎回観察し、記録に残しています。
良い出来事・悪い出来事それぞれについて、原因を考えて対応策を考えるサイクルを回しています。
どの成績の生徒にも、それぞれの現状の限界と対応策を見極めながらその場の最善を尽くそうとしていますし、
「宿題を終えられない」「問題を解くスピードが遅い」といった課題にも、冷静に生徒目線で原因を分析し続けています。
各学期の終わりには、
・ベテラン講師のシートを他の講師も見られるようにする
・それぞれの講師に対して相互にコメントを付けていく
ことで、指導法の共有・向上を図っています。
この先生の授業の後で、私がこの学年の授業に入ったのですが、
どの生徒に聞いても「好きな科目は理科」と答えるクラスになっていました。
生徒も、自分のことをよく見てくれているという実感があったのではないでしょうか。
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このPDCA シートを継続的に書き進めてもらうのですが、なかなか続けるのは難しいです。
そこで、講師が集まって「PDCA 勉強会」を実施し、書き込む機会を設けています。
さらに、勉強会では「1on1 トーク(くすトーク)」に取り組み、その日の指導の振り返りも行っています。
私が長谷川先生に対して聞き取ったトークの記録です。
聞き取りの10分間のあとに、一番薄い色(緑です)で、私のアドバイスを付け加えています。
現場での指導の悩みに、先輩講師がアドバイスできる環境を整えられたらと思っています。
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さて、前回の問題の解答も公開します。
①「一階の脳と二階の脳」とは、それぞれ何か。
②「一階の脳と二階の脳」を知っておくことに、どのような意味があるか。
でしたね。
現在、問題の回答数でトップを走る二人の講師の回答を並べてみました。
私のコメントもつけてあります。
私の回答は、先日出版された本を確認いただくということで…(笑)
では、今回も問題を紹介します!
次回解説する問題はこちらです!
①短期記憶」と「長期記憶」とはそれぞれ何か。具体例をあげながら説明せよ。
②「5 円玉」の絵を記憶を頼りに書け。そこから、どのような教訓を取り出せるか?
みなさんも考えてみてください!特に②は面白いのではないかと思いますよ!
では、また次回お会いしましょう!
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