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我が家にとっての受験は、想像を超える厳しい戦いでした。1月の連敗。2月の連敗。
しかし、すべての試験が終わり、「戦い抜いた、やり切った」と、悔しい気持ちを笑顔に変え、
前を向く強さを持った息子の姿を見ることができました。
息子が受験を通してたくましく成長できたのも、伸学会の先生方が最後まで息子の力を信じて、
声をかけ続けてくださったからだと思っております。心から感謝しております。本当にありがとうございました。
伸学会には、新5年生からお世話になりました。その前の大手塾では、
先生曰く、(一番下の)クラスの端っこで、ボーっとしている、とのこと。え!?そうなんですね、、。で、どうしましょう・・・??
怒っても変わるはずもなく、でも、このままではいけない。。うーん・・・。と一人悩み、ちょうどそのころ読んでいた伸学会の本。
こんな塾で楽しみながら学ぶことができたらよいな、と思い資料請求したのが転塾の経緯です。
伸学会では、体験授業の時から、明らかに楽しそうにしておりました。塾の話をこんなに聞いたのは初めてだったかもしれません。
ガチャガチャなどの仕掛けに見事にはまり、とにかく楽しく学べている(ような)姿が見られました。本人曰く、先生の反応が面白い、そうです。
一方、毎日の宿題(計算や漢字)はまったくやらないなどは相変わらずで、楽しい習い事の域を出ない
日々が続きました。先生は、「夕方塾のある日(前日、塾のない日)は早く起きれるはずなので、
そこは計算、漢字をやってみましょう」、と具体的な行動提案をいただきました。
これならできる、というレベルを提示するのが大事とのこと。なるほど。。。!
要所要所で、息子に合った具体的なアドバイスをいただいたことで、少しづつ勉強に向き合う姿勢が身についていきました。
6年生になった頃には成績もあがり、一番上のクラスにあげていただきました。しかし、スピードに、明らかについていけていなかった姿が見られ、
この頃から、私から担任の名越先生へ相談する頻度が増えたと思います。
名越先生にメールをするたびに、思うのは、「親の私も救われていた・・・」ということです。長い受験生活の中で、
わからない中を走るのは親も本当に苦しい。その中で、こちらの気持ちを汲み取っていただきながらも、適格なアドバイスをいただき、
締めくくりには、本当に前向きなメッセージをいただきました。親子共々、何度助けられたことか。。。
「*君の良いところは、わからない問題にも積極的に取り組みますね。難しいことにチャレンジが好きなんだと思います。」
親がまったく気が付いていなかった息子の長所をあげ、一緒に楽しみながら伸ばしていきましょう、とご提案いただいた時は
本当に頭が下がる思いでした。そうして見方が変わると、確かに・・!
模試で基本問題をポロポロ落とす息子が、中学への算数、という有名中の入試問題を、楽しみながら解くではありませんか・・・。
これには本当に驚きました。
息子は、難問の不明点について、残業時間に(授業後に残って勉強する時間)積極的に質問するようになりました。
授業後に疲れているはずの先生は、「*君の質問を楽しみにしています。どんどん質問してください」
と言ってくださり、息子も先生の期待に応えるように、難問を解きまくるようになりました。本当に、ありがたい・・・。
そして、6年秋からの過去問演習。
息子の第一志望は「K場T邦」・・・。成績からしてここを受験校の選択肢に入れるのはあり得ない状況です。
大手塾なら、ここの入学に希望を持ち続けることすらできなかったのだと思います。
しかし、先生は、模試では測りきれない息子の特性と状態、そして本人の希望を見ながら、
チャレンジを真剣に応援してくれているではありませんか。。。!!
4年の時から一筋で思い続けていた学校の過去問にチャレンジできたこと。少しづつ点数がとれるようになったこと。
最終的には、自分の判断で、2/1は他を受ける決断をしたこと。
これは、最後まで息子の力を信じてくれる先生がいたからこその、経験だったのだと思います。
最後に、受験期です。
会場で、まったく緊張している様子もなく、試験後には笑顔で帰ってきた息子。これは、良い結果なのかしら?ぐらいに思っていたところ、
撃沈の日々が続きます。何で・・・!??
※1月受験では、科目ごとの点数が見える(学校もある)ため、親でも状況はなんとなくわかるものの、2月以降は点数が出ないため、まったく状況が読めません。ギリギリなのか?まったく手が届いていないのか・・・。どの教科で落としているのか・・・。
見えないほど怖いものはなく、それでは手のうちようもない、という状況なのです。こんなの聞いてないんですが・・・。。。
しかし、伸学会では、試験後は、決まって塾へ行き、先生にフォローいただくことができました。息子は、どんなに遅い時間になっても、
疲れていても、塾へ向かいました。当日の試験のポイント発見と類題演習。そして次回への戦略・・・。
いつもの手順の大切さがこんなに身に染みたことはありません。。!
連敗からの復活劇を果たせたもの、息子のあきらめない心と、それを常に明るく前向きにフォローいただけた先生方のおかげだと思います。
周りのお母さん達の話を聞くと、このようなフォローがない方も結構いらっしゃる印象でした。。
12歳の子供が初めての受験を迎える中、信頼できる場所にいつでもいける環境というのは本当に大事だな、と思いました。
そして迎えた受験最終日も当然のように塾へ(もう明日は試験ないんですが・・、と思いつつ。。見送りました)。
ようやく戦いから解放された翌日からも、積み残しの漢字や算数を続け、今は、中学に向けた勉強を楽しんでいます。
伸学会で得た様々な学びが、形をなって表れた受験期だったと思います。
今後の息子の人生は明るい。どんなことがあったも乗り越えていける、そんな力を授けていただいたんだなあ、そう、確信しました。
あれから約1か月半経ちました。
1/31の受験前日、何冊もの過去問をかかえ塾から帰ってきた後、「やるべきことはやった」と言った時の清々しい顔。
2/4(第一志望3回目前日)の夜「あと1回しかないんだよ・・」と泣きそうになりながら訴えたときの顔。
これを思い出すと、未だに、涙が出てしまいます。
何がいけなかったのか。。。ほかにも何かできたんじゃないか。。。転塾しなければよかったのかもしれない。。など、
思ってしまうこともあります。第一志望に入れるのは、3分の1以下、というのは頭ではわかっているものの、
現実はこんなものです。。。
そんな中、小学校の卒業文集が配られました。息子の将来の夢は、「塾の先生」。
中学受験は、彼の長い人生の中の通過点の1つではありますが、塾での時間、そして受験を通して、素晴らしい体験ができたことは、間違えなさそうです。
憧れる大人がいる環境で、素敵な時間を過ごすことができたんだなあ、としみじみ思いました。
伸学会の先生方。本当に、本当に、ありがとうございました。