【受験体験記】文化学園大学杉並中進学Uさんの保護者様より


4年生の12月に娘が突然、中学校を受験したい。内部進学を辞退して自分で学校を選びたい。と言い出した時には、本当に驚きましたが話し合いを重ね、娘の意志を尊重することにしました。

 

小学校のご指導のお陰で、毎日1時間以上の家庭学習は、何とか身についていたものの、以前より、学ぶ姿勢や学習した事が定着していかない事に懸念があったこと、そして我が家では、初の中受で知識も準備もゼロの状態だったため、すぐに個別塾に通い始めました。

 

そこから、4年生の2月に環境を得るために大手集団塾に転塾しましたが、学校と塾での大量の宿題や毎週のテストに追われ、親子共に何とかしてこなそうと必死でした。しかし、成長期のタイミングと重なり、娘は、心も体も不安定。母親の私も年齢的な事から娘と同様に不安定。皆さんが想像する以上のバトルが毎日のように勃発していました。

 

小学校生活は、学ぶ楽しさを知り人格形成の大切な期間であると考えていたため、詰め込みの机上の勉強ばかりで精神的な健康が保たれないという印象の中学受験には元々反対でした。やはり想像通りの展開になってしまった事に後悔しつつも、我が家の方針に合うスタイルが何かあるのでは、そして、中受してよかったと思ってもらえるように何とかしなくては!と塾や家庭教師のリサーチで必死でした。

 

しかしながら、なかなか思うような塾が見つからず、バトルの日々も続き、

時が流れ、真面目に取組んでいるにも関わらず学習が殆ど身についていかない娘に思い悩んでいました。

何をしている時でも、このことが思考の中心となっていたそんな時「伸学会」の看板が目に飛び込んできました。

『伸学会-自ら伸びる力を育てる-』

直感的に、ここだ!とすぐにエレベーターのボタンを押した事は昨日のように鮮明に覚えています。

 

その後、直ぐに伸学会の先生と面談をさせて頂く事が出来ましたが、前述した通り、中学受験に後ろ向きであること等を平然とお伝えした我が家を、それでも受け入れてくださった伸学会の先生方には、感謝しかありません。

 

入塾してからも様子や成績が大きく変わる事は無く、塾から帰ってくると楽しかった!と言うだけで内容の報告が少ない娘にやや疑問や不安を感じつつも、娘と伸学会のやり方を信じ、こっそり夜中に塾のノートを見たい気持ちを無理矢理抑え込むようにしていました。見たら口出ししてまたバトル勃発!!となってしまうので…その分、親としては、学校のリサーチや説明会参加に力を注ぎました。

 

それから2ヶ月程経った頃「伸学会を見つけてくれてありがとう。転塾して良かった。」と娘から言われた時は、肩の荷が少し下りた感じが致しました。

 

1月校も含め、何校説明会等に参加させて頂いたかわかりません。気になる学校には何度も何度も足を運びましたが英語4技能、STEAM教育、グローバル教育、企業・大学とのコラボ論文…どの学校も同様の内容に聞こえてしまい、志望校を決める事は、なかなか難しいものがありました。

その様な中でも、説明会では、個別面談や登壇されていない先生方と、授業中のクラスの様子、校則に対する考え、体育祭や部活等、少し雑談的にお話をさせて頂くようにしていましたが、これは、学校のカラーや対応、入学後の様子を掴むのにとても有効的だったと感じています。

 

昨年度にも増して、英検の加点優遇措置がある学校が増えてきており、急遽受験準備に入った娘にとっては、英検4級を取得している事を多少の安心材料としていたものの、説明会の回数を重ねていくと、受験のアドバンテージにするには3級は必須だと思い直し急遽英検対策も始めました。あまり負担にならないように、以前から続けていた朝食時のリスニングを英検対策に変更したり、隙間時間を充てました。

英語入試も視野に入れましたが、これ以上やる事を増やしていいものか迷ったものの娘が中学で頑張りたい事の一つに留学や英語学習があった事やこの先の6年間を考えて決断しました。

 

合判模試では、毎回合格率30%が列挙していましたが、夏休み明けには自己ベスト賞を頂き喜んだのも束の間、また以前と同様の結果に戻り…ついに最後の個人面談の日になりました。受験の約2ヶ月前でも志望校が明確に決まっていない中「お母さんしっかりしてください!」とお叱りを受けるだろうと覚悟していましたが杞憂に終わり、先生は、最後まで具体的に、そして娘の意向を大切にして下さりました。学習は塾にお任せし、家で美味しいご飯を作って待っていてくださいという塾のスタイルは、直前までじっくりと悔いなく入試スケジュールを立てられる精神安定剤になったと感じています。

 

その中でも「最大限の準備をする」というアドバイスは、特に印象的でした。

合否が出ていく中で、志望校を強気で受け続けるのか、早目の合格を頂けるようにするのか、英語入試を利用するのか、そして、その場合どこの学校をどのタイミングで受験するのか複数のパターンでプランを考え、先生にもアドバイスを頂きました。

どのプランでも対応出来る様、午前午後の入試の間の時間を万全に過ごすために、ホテルのデイユースや駐車場の予約を取ったり、昼食の場所も確認しておきました。この準備は、心の余裕となり、いつもと変わらない心持ちで親子共に入試に臨めた要因の一つだったかもしれません。

 

もちろん、最大の要因は、先生方のご指導やお支えの下、娘が自身自分で考え、成績が上がらなくても真面目に取り組み続けたことだと思っています。

 

1月に入り、やっと苦手だった国語の理解力も少しアップしてきたものの、志望校の合格最低点に未だ届かず、娘の緊張感も殆ど無いまま1月校を受験しました。合格を頂くことができましたが、内容に不安が残ったことが却って良かったのか、急激にスイッチが入ったようでした。私も、娘自身も学習にやっと手応えを感じるようになったのはこの頃です。残り2週間、先生にアドバイスを頂いた通りポ発→リトライをひたすら続けました。(ポ発=どうして間違えたのか、次回は、どのようにしたら良いのか自分で学習を振り返ること)

 

入試日が近づくにつれ、やはり緊張してきたのか「不安で何をやったらいいかわからない!」と言うようになりました。

そんな娘を、不安なのは普通のこと。やるしかない!お友達もみんな不安。入試本番は、楽しもう!などと、平静を装って励ましておりましたが、娘より私の方が不安だったことは間違いありません。

でも、もうここまで十分頑張ってきたことだし、どの様な結果になっても元気で生きていてくれるだけで十分!と開き直るようにしていました。

 

そうは言っても、2/5頃までは入試が続くであろうと言う覚悟と強い気持ちを持ちつつ、入試当日は、いつもの模試と変わらない感じで送り出しました。

 

お陰様で2/1午前校と午後校と早々に合格を頂き、準備の殆どは有難い事に無駄となりました。

午後校では、ここまでの成長に繋がる体験授業等に多く参加させて頂き感謝の想いがあった事と、不安なお気持ちで順番を待たれている方を想い、早々に辞退のご連絡をし我が家の中学受験は、終了しました。

 

合格の画面を見た瞬間の嬉しそうな娘の表情は忘れられません。

そしてその直後に、娘が「本当に伸学会に入ってよかった!だって、脳の使い方とかも教えてくれるんだよ。」と言っておりましたが(笑)、私も伸学会でお世話になっていなかったら一体どうなっていただろうとゾッとし、あらためて伸学会にご縁を頂き本当によかったと思いました。お転婆な娘をここまでお導き下さり本当に有難うございました。心から感謝申し上げます。

 

子供達の教育が急激に多様化してきていると感じる中で、文杉でのDDクラス、その後カナダ校とのダブルスクール、そして部活と、多忙を極めると思いますが、親子共にこれからの6年間が楽しみで仕方ありません。

その様な話をすると、伸学会での学習計画やポ発→リトライをすれば、忙しくても大丈夫!と娘は根拠の無い自信を抱いております(笑)。

親として一番与えてあげたかった「根拠のない自信」が、まさか、マイナスイメージから始まった中学受験によって得られるとは・・・

伸学会に通えたからこそだと思います。

 

中学受験が終了したばかりですが、自分が先輩方にして頂いたように、一年後は、6年生を励ましに行ったり、大学生になったら伸学会でアルバイトをしたいそうです。

帰れる場所がまた一つ増えた事に感謝しつつ、これから中学受験を迎える方々に少しでもお役に立てる内容となっていましたら幸いです。