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合格体験記を私が受験生の母として書く日がくるとは想像できませんでした。
息子の最初のアタックテストは4点です。
一問だけかろうじて正解した計算問題がありました。
算数のテスト50分はさぞかし暇であったろうと思います。
そのときに尾本先生にかけられた言葉がわすれられません。
「地あたまはわるくないとはおもいますよ?
ただどこで(勉強法を)まちがえちゃったかですねえ。」
5年生の5月に伸学会目黒校に入塾しました。
そのときの心境としては、
「受験を控えて」とか「志望校は」といったところは全く考えられない状態で、
両親としては、何とか勉強体力、基礎学力を身につけてほしいというものでした。
そしてそんな息子を公立中学校に通わせることが不安であるということが、
受験を考えた理由でもありました。
しかし実質受験ができるような状況になるのか想像がつかず、
不安しかありませんでした。
当時の息子は、算数が苦手を通り越し、
すでに暗闇の先にある迷宮か、
頂上のみえない巨大な岩壁のような存在になっていました。
自分の中で、もう未知となりすぎて耳に入ってくることがまるでお経のよう。
何もひっかからないくらいに分からなかったのです。
本当に大変な状況になっていました。
先生の、「これでわかるぞ!」の黄金ルール的説明も反応ゼロ。
なぜか先生のほうが頭を抱え、自信を揺さぶられるような状態。
本人もその様子は忘れられないようで、
「尾本先生が僕のせいで固まってしまった」
と思い出すと話していました。
その息子に変化をもたらしてくださったのは伸学会です。
勉強するという行動そのものの入りかた、
その行動はいかにして実行できるのか、
なぜ勉強するのかを繰り返し理解できるように話してくださいました。
そして教育理念をすべての先生が共有し、
同じプロセスを同じ温度で必ず示してくださるのは本当に素晴らしいと思います。
そのおかげで息子なりに少しずつ学習記録や宿題に取り組むことができました。
算数は週二回個別指導をうけ、個別指導以外の時間にはひたすら自習に通い、
質問をしていました。一人では算数ができないレベルで苦手でした。
その後6年生になってからは、
毎日行かないと間に合わないと自分で言い始め、毎日通いました。
そのときに気付いたのですが、
息子が勉強に集中できないのは、
両親が不安や迷いのなかにあり、
息子を信用できなかったことも理由のひとつであったと思いました。
私はもともとキッチリとした母ではありません。
かなり適当な家事と帰宅まで休みなしの仕事に追われる毎日で、
なんとなく耳にした、徹底管理、二人三脚受験生の母など到底無理。
そんな私は少しずつ変化する息子を見ていて決めたことがあります。
それは絶対に勉強法や勉強時間、志望校、成績には触れず、
先生のご指導と本人の意思に任せることです。
私のおせっかいは絶対に勉強や勉強する息子に負の影響しかないと思ったからです。
どんどん溜まるカバンのプリントの整理も、
愚痴り出したら自分が大変なことになるので、
ひたすら黙々といるいらないを確認して毎回毎回処分したり整理を手伝ったり。
塾に毎日行くと自分から言いだしたことを褒め、
励ます必要もないほど塾が好きでしたが励ましました。
気軽にお弁当を忘れていったり無くしてきたり、
文字にすると今更ムカムカしますが、
とにかくお弁当を用意することぐらいしかしませんでした。
見守る、というと綺麗ですが実質塾に、先生にすべてお任せ。
丸投げといってしまったほうが良いくらいです。
偏差値表も見ず、志望校の併願対策ももちろんせず、とにかく何もしませんでした。
塾と先生のおかげで、私は息子を大切に、
本人の意思を尊重し、息子を信じることができました。
なにより嬉しいのは、
「伸学会に行かせてくれてありがとう、伸学会でなかったら受験できなかった」
と言ってくれたことです。
息子にとって先生方は、安心を与えてくれる、信頼できる存在でした。
それは私たち両親にとっても同じです。
そして合格率20% ?偏差値30?からの出発で、
本人の第一志望に合格することができました。
当日は少し緊張するかと思いましたが、
変わらずマイペースぶりを発揮していました。
第一志望校の校門で算数をみてくださった大好きな山崎先生を見つけると、
普段走らないのに駆け寄っていきました。
嬉しそうに話し、よりリラックスした表情で先生に挨拶した後試験会場にするりと向かっていった時、
息子がとても逞しく、本当に成長したと感じました。
この経験ができたことだけでも大変嬉しかったです。
幸運にも2月1日午前午後の2校受験で第一志望に合格しました。
あれほど遠い存在に感じた、中学受験、息子の受験は終わりました。
合格を一番に伝えたいのは先生だと言いました。
その喜びを味わった翌日、息子がポツリと
「ぼく、今日塾行こうかな?勉強しようかな?」と言ったのです。
これは伸学会の教育方針の賜物だと思いました。
当然、まだ受験真っ只中のお友達もいたのでやんわりと止めましたが、
とりあえず行く、ということになり、試験本番の問題を解き直して帰ってきました。
そして2月第2週には、
「ぼく勉強したのに出来なくなっちゃうのは嫌だしもったいないから勉強続ける」
といってまた塾に行き始めました。
私が仕事していて、「行き先がないから」といいつつ毎日真面目に取り組んでいることには驚かされます。
これが伸学会ですね。
一緒に勉強し、励ましてくれたお友達、先生方に心より感謝申し上げます。
中学受験を伸学会で経験できたことは息子にとって大きな財産となりました。
自分を変えることができました。
先生方との出会いに心より感謝申し上げます。
そして本人の強い希望により伸学会にはずっと通いたいとのことです。
これからもよろしくお願い致します。
—
K君のお母さん
ありがとうございました!!
最初のころは確かに算数が苦手でしたね。
でもその苦手なものに真剣に取り組み続けたから、
こちらも驚くような成長を見せてくれました。
素直に頑張る子に育っていたからこその成長だと思います。
中学校に入ってからも期待しています。
これからもよろしくお願いします。