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こんにちは。秦です。
今回の記事では、子供の教育にも使えそうな、
「人を何かにハマらせる方法」
について書こうかと思います。
前回の記事にも書きましたが、
自由が丘校近くのスターバックスに週3で通っています。
元はといえば、「この缶コーヒーが大好き」というくらい、
安い缶コーヒーばかり買っていたのですが、
気づけば一杯あたりの値段が4倍とか5倍のコーヒーを飲んでいます…
どうしてだろう…。
完全にスターバックスの術中にはまっている気がします。
——————————
①スタバ漬けのはじめは、「ワンモアコーヒー」を知ったことからでした。
一杯飲むと、もう一杯が100円なんです。
もうこの時点で私の頭は「一杯あたりの平均」を計算しはじめています。
一杯250円弱。
「缶コーヒーより高いけど、
美味しいし快適な机と椅子がセットになるならいいじゃないか」
といったところです。
そんなワンモアコーヒーを求め、
一杯目のレシートを持って入った校舎近くのスタバ。
でもそこは、同じスタバのはずなのに、
「ワンモアコーヒー」と注文できなさそうな雰囲気。
メニューを見ると、値段が全部2倍近いのです。
優柔不断な私は、「ワンモアコーヒーないなら帰ります」とは言えず、
とりあえず一杯買って、
元を取ろうと席について読書に集中することにしたのでした。
②一回入ると不思議なもので、ためらいが減るんですよね。
何しろ校舎から一番近いので、すぐ行ける。便利なのです。
たくさん本を買ってしまう癖があるのですが、
家では集中できないので、読む場所が外に欲しい。
となると、つい行ってしまうんです。
③二回か三回目入ったあたりで、
名前を聞かれて覚えてもらいました。
すると、来店するたびに毎回名前付きで挨拶されるようになります。
気づけば二週に一回から週一程度の頻度で通うようになりました。
ただし、高いコーヒーの味の違いは正直わからないので、
ほとんど一番値段の安いものを買っています。
④そのタイミングで、「ポイントが貯まると一杯割引」が始まりました。
すると意外とすぐ貯まる。
となるとその割引力を生かして、
普段飲まない高いコーヒーを飲んでみようかな、という気になったり。
すると、普段飲むものの価格帯もちょっと上がったりして。
⑤極め付けとも言える出来事が最近起きました。
スタバってランダムな確率でレシートにアンケートが付いてきて、
それに答えると割引どころか一杯無料になるんです。
店員さんも、ここぞとばかりに
「無料なんだし一番高いやつ行っちゃいましょう」
なんて言うんですね。
で、一度も出会わなかったそのレシートに、
同じ一週間で2回も出会ったんですね。
これはびっくりです。店員さんもお祝いムードです。
結果、ほとんどの店員さんに覚えられている、
週3程度でスタバに通うお客さんこと私が出来上がりました。
——————————
上手すぎません?
①低い入り口で、メリットを感じさせる
最初はできるだけハードルが低い形で、メリットを与えているんですね。
勉強も、簡単なものから始めさせるのは大切なことですね。
②行き易さ、時間的コストの低さ
これは私の環境要因で、特にスタバが計算しているわけではないですが。
私のニーズを満たしている、というのもあります。
勉強も、準備が無くても手軽に始められるようにしておくのが良いでしょう。
③人間関係、信頼感を作る
信頼関係を作った上で、「おすすめ」されると、
特に判断力があるわけではない私は
「それがいいということなら、そうなんでしょう」となりがちでした。
生徒たちも、「先生が言うならやります」と言ってくれることが多いです。
嬉しいことです。
そうなるように信頼関係を作っていくのは大事ですね。
④定期的な報酬による「来てよかった感」
定期的に「お得な体験をする」というのは大きいですね。
勉強だって、ちょっとした誉め言葉やご褒美が励みになるものです。
⑤ランダム性を交えた報酬が、一番頻度を上げやすい
これが、ずるい。強力です。
完全に心理学実験に巻き込まれたモルモットの気分です。
「オペラント条件付けの結果そのものじゃん!」
と大学の授業を思い出しましたよ。
快適な環境に置かれたモルモットってこういう気分なのかなぁ…(??)
①~④と比べてみても、⑤は特にずるい。
やはり人間、ギャンブルにはハマりやすいものです。
最近は私も引っ掛ける側に回り、
生徒に対する報酬をランダムにする工夫をしています。
「一週間朝学習できたら、
正二十面体のサイコロを振って出た目によって景品を与えよう」
「1日サボるたびに、全体の一部をはずれの目にします」
みたいな。
ゲーム性・ランダム性は楽しさがあることも重要です。
遊ぶ感覚で学習に向かえるよう、今後も工夫を考えていきたいですね。
あ、今日もまたランダムの無料レシートが出たんで、
一番高いコーヒー買わなくては…。
ではこれにて!
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