絶対にやってはいけない2大ダメ勉強法

こんにちは。伸学会代表の菊池です。

 

2019年度入試まで残り3週間となりました。

 

 

彼ら彼女らには、

 

あとどれだけ勉強できる時間が残されているでしょうか?

 

 

保護者の側だけでなく、

 

エンジンがかかるのが遅い子供の側にも

 

ようやく危機感があらわれてきました。

 

 

この時期になると、毎年多くの子がやらかしがちな

 

「2大ダメ勉強法」があります。

 

 

それがダメだということは繰り返して教えているはずなのですが、

 

はやる気持ちがそのことを忘れさせ、

 

彼らをダメ勉強法に走らせます。

 

 

場合によっては保護者までも。

 

 

私たちは常にそうならないように目を光らせています。

 

 

先日も、6年生の保護者の皆さんに、注意喚起のご連絡をお送りしたところです。

 

 

 

そして、この内容は多くの読者の皆さんにとって重要なものかと思いますので、

 

記事でもシェアしておこうと思います。

 

 

これを読んでお子さんに思いあたることがあれば、

 

ぜひ今この瞬間から改善に向けて動いてください。

 

 

我が家には関係ないなと思ったら、

 

安心して今の勉強のやり方で突き進ませてください。

 

 

それではいきます。

 

 

 

ダメ勉強法第1位
『解き直しをしない』

 

出し惜しみせず一番ダメなやつを最初に挙げます。

 

ダメな勉強法のトップに君臨するのは、

 

なんといっても「解き直しをしない」です。

 

 

焦ってどんどん問題を解きたくなりますよね?

 

気持ちはよくわかります。

 

 

しかし残念ながらそれでは力はつきませんから、

 

頑張っていてもどんどん不合格に近づいていってしまいます。

 

 

解き直しをするかしないかで、

 

どれくらいの差ができると思いますか?

 

 

この冬期講習のホームルームで、

 

これから中学受験の勉強をスタートする新小4の子に

 

身をもって覚えてもらっていることが

 

まさにこの「解き直しをしたときとしなかったときの差」です。

 

 

あなたのお子さんがもしその実験に参加していれば、

 

きっと解き直しの大事さを痛感してくれたことでしょう。

 

 

その4年生の子たちにやらせた実験は次のようなものです。

 

 

体験生の子たち16人に、2種類の同じレベルの漢字テストを用意してやらせました。

 

 

どちらも、問題を解いた後、

 

間違えた問題に関しては正解を自分の手でテストに書かせます。

 

 

この段階で、子供たちは「これが正解か」とわかります。

 

 

そのあと、一方はそのまま2日後に効果測定テストを行いました。

 

 

もう一方は、翌日に解き直し(再テスト)をしてから、

 

2日後に効果測定テストを行いました。

 

 

どちらも初回の16人の平均点は100点満点で60点ちょっとでした。

 

効果測定ではどれくらいの差がついたと思いますか?

 

 

 

結果は、「解き直し無し」が効果測定で+7.81点

 

「解き直し有り」が効果測定で+23.13点でした。

 

 

解き直しをしないと、

 

約3分の1しか成長が見られないということですね。

 

この授業に参加したIさんの保護者様からは、

以下のようなコメントをいただきました。

 

冬期講習の最終日の帰り道に今日はどうだった?

と質問したら

 

「爆発した。」

 

と一言だけ言いました。

 

詳しく聞くと、爆発とは、漢字のテストの実験結果に

 

自分の心が爆発したということのようでした。

 

子供の中にしっかりとインパクトがあったようです。

 

何日かに渡って解き直しの重要性が分かる実験は、

 

他塾では体験出来ないものだと思います。

 

 

このような結果は、

 

漢字のような「知識を覚えるもの」だけではなく、

 

算数のような「解き方・考え方を覚えるもの」でも同様です。

 

 

 

また効果測定までの期間・再テストまでの期間をいろいろと変えても、

 

多少の差はあれどだいたい同じような結果になります。

 

 

 

例えば以下は2018年の3月頃に現小6生たちが行った、

 

算数の小テストを使った同様の実験です。

 

A:○付け・解説までして、1週間後に解き直しあり

B:○付け・解説までして、解き直し無し

C:○付けだけして、解説も解き直しも無し

 

という設定で実験を行いました。

 

 

そして2週間後に効果測定の再テストしたところ、

 

結果は以下のようになりました。

 

 

A:解き直しまでしたもの→+23.75点

 

B:解説を聞いただけのもの→+2.08点

 

C:○付けだけで放置したもの→+5.00点

 

 

 

今度はAとBで10倍以上、AとCで5倍近い差になりました。

 

 

このように、

 

解説を聞いて「わかった気になる」だけでは、

 

○付けだけして放置するのと変わらない

 

ということがよくわかりますね。

 

(○付けしただけなのに点数が上がったのは、

計算ミスが無くなったりしたのかなと推測)

 

 

科目が算数に変わり、

 

効果測定までの期間が2日から2週間に延び、

 

解き直しが翌日から1週間後に変わっても、

 

それでも「解き直しをするかどうか」が最も差が付くポイントだという点には変わりはありません。

 

 

解き直しはとても大切なのです。

 

 

 

 

6年生の子たちにはこれまでに

 

解き直しの重要性を繰り返し実験して実証して見せてきました。

 

 

そして、多くの子たちは行動が変わっていきました。

 

 

ところが、まだ100%全員がしっかり解き直しをするようにはなっていません。

 

 

 

途中で転塾してきた子たちは特に、

 

まだ「流暢性の幻想」という人間心理に縛られて、

 

解き直しを忘れてしまうことが見られます。

 

 

無意識の判断や行動を変えるのには、それだけ時間がかかるのですね。

 

 

また、ちゃんとわかっている子でも

 

受験の直前期になるとあせりで「解き直しが大切」という

 

冷静な判断ができなくなってしまうこともあります。

 

 

あなたのお子さんは、あれもやりたいこれもやりたいとなって、

 

やるだけで終わりになっていませんか?

 

 

解き直しをする時間がないくらい

 

多くの課題を子供にやらせようとすることが無いように、

 

あなたも気を付けてくださいね。

 

 

例えば、過去問を10年分も20年分も

 

あるだけやろうとするような行動は要注意です。

 

 

解き直しもせずに10年分過去問をやろうなんて行動は不合格一直線です。

 

でも、どれだけ言っても毎年そういう行動をしようとする子が現れます。

 

絶対にやめさせて、解き直し・再テストを徹底させましょう。

 

 

私が担当する、解き直しを自己管理するのが苦手な子たちには、

 

この冬は過去問を渡すときには必ず問題も解答用紙も2部印刷し、

 

再テストを提出してからでないと次の過去問をあげないという形で管理しています。

 

 

 

ダメ勉強法第2位

 

 

ダメ勉強法第1位の「解き直しをしない」が

 

大人なら誰でもわかることだったのに対し、

 

第2位はわかっていない人がとても多いです。

 

 

それどころか、この科学的な事実とは真逆の教育論が、

 

堂々と書籍化されて売られていたりします。

 

 

それを信じて実践してしまったりしたご家庭は…

 

 

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伸学会内で行った実験の結果を見たら、

あなたはきっと驚いてくれるでしょう。

 

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